ご近所のだだっ子が泣き叫ぶ声に、みんな辟易している。このまえ、周囲がとめるのもきかず、石を投げ、ご近所さんをひやひやさせた。みんなで叱ったのが気に食わなかったのか、しばし固まった後、大声で泣き叫びだした。これはしばらくとまらないとみた。泣き叫べばなんとかなる・・・という学習を周囲がさせてしまったのが、そもそもの敗因なのかもしれない。今回も体罰を主張した筋向いの一家に対して、両隣や町内会長さんがなだめて、とりあえずお説教で済ませたのだが、それでもこの有様である。まぁ、体罰が必ずしもいいとは思わない。この駄々っ子には親も手を焼いてやせ細っているから、親が心労で倒れてしまう可能性だってある。ただ、こうなってしまうともう何をしても無駄だ。しばらく我慢して、泣きたいだけ泣かせて泣き疲れるのを待つしかないのかもしれない。しばらくは泣き叫ぶ声が大きくなっていくだろうが、ほうっておくしかない。実力行使に出れば、手痛いお仕置きが待っていることは承知しているだろうから、いずれはあきらめるだろう。「発狂」さえしなければ・・・・だが。筋向いさんの旦那も子供時代の数十年前に同じ状態になって、一時発狂して町内会長さんのお宅に石を投げ始めた。親は心労で息も絶え絶えになってしまったが、当時の町内会長さんが、きついお仕置きをして、なんとか黙らせた。そのトラウマからか、今回の筋向いさんは強硬だ。筋向いさんの子供は、石が飛んできたら投げて落そうと小石をかまえている。今回も石は筋向いさんの屋根をとび越えて、裏の空地まで飛んだからだ。この息子も子供心に親を守ろうとしているのかもしれないが、これを機会に自分も石を投げてやろうという下心も見え隠れするから、駄々っ子は筋向いさんにも問題を起こしつつあるようだ。しかし、両隣さんや町内会長さんたちの対応は現実的だ。今回は、筋向いさんの顔もたて、きついめのお説教をしたのだが、おそらくは、しばらく様子を見てから、お菓子でもちらつかせて手なずけようというハラだろう。いつの世でも駄々っ子には大人は手を焼かされるものだ。相手は子供だ。短気は禁物・・・・毅然とした態度を示しつつ、アメも時には必要なのかもしれない。
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