このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。2008年9月に旧ブログから引っ越しました。バックアップをご覧ください。

ゲストログインがうまくできないので、コメントを承認制にしました。スパムでないことを確認の上、公開します。判断はあくまで「風見鶏」の主観で行いますので、文句は受け付けません。(笑)承認が遅れることもままあると思いますが、あしからず・・・

システムトラブルのため、2015年以降のブログ画像が消失しました。鋭意、新しい物から順次復旧中です。たぶん、画像再編集には数年かかると思います。(苦笑)

なお、ここに書いていることは、あくまで個人的な思いであり、いかなる組織をも代表、代弁するものではありませんし、無関係ですので念のため。

雲をつかむ話(2章-2)

| コメント(0) | トラックバック(0)

なんとなくネガティブな響きがするが、決してクラウド全般が儲からない、といっているわけではない。現に、大手はかなり利益を上げる商売をしている。問題は、これのまともに太刀打ちしても儲けにならないという点だ。では、どうやって利益を享受していくのか、このあたりは今のところビジネスモデルとからんで、私の会社の企業秘密でもあるから、書くのは最後にしておくことにしよう。

ここで、世の中でクラウドと呼ばれているものを、ちょっと整理してみる。

まずは、漠としたクラウドコンピューティングの広義の意味だ。「クラウド」つまりは、ネットワークの模式図に書かれる雲のマーク。広域通信網、多くの場合はインターネットを意味する絵柄である。つまりは、インターネットを使ってコンピュータリソースを共有し、効率よく、低価格の情報処理を行おう、ということだ。

たとえば、インターネットを使ったグリッドコンピューティング、皆さんご存じの Seti@homeに代表される、大規模な計算を分割してネット上に分散して、大量のPCを使って高速に計算しようという、いわばクラウドスパコンなども、クラウドコンピューティングだと言えるだろう。また、悪名ばかりが広まってしまったP2P技術は、こうしたグリッドの基盤になる技術であると同時にデータ共有、分散処理の基盤にもなりうる。実際、最近のPCグリッドはP2P技術の基盤の上に作られているものも多い。私は、これらの技術が本来のクラウドコンピューティングの最下層の基盤だろうと思っている。今のところ、これらはまだ不完全だが、よりリアルタイムに最適化された分散処理が可能になれば、クラウドの可能性は格段に広がるはずだ。

しかし、こうして多数のコンピュータリソースを統合することが出来ても、大量のデータ解析やシミュレーションのような用途以外では、そこまで大規模な計算能力を必要としない。そこで、リソースをうまく配分して、個々の処理、またはOS環境に振り分けるための処理レイヤ、つまり仮想化ハイパーバイザが必要になる。今のところ、世間ではこのレイヤがクラウドの最下層だと認識されているが、本来ならばこの下に分散リソースの管理レイヤが存在するはずだ。現在の仮想化ハイパーバイザはきわめて限定的な形で、このレイヤを一部サポートしているが、完全ではない。

ともあれ、なぜ、クラウドに仮想化が必須なのか、それは、そのうえで動く環境に意識されない形で、各種のリソースを制御し、配分する必要があるからである。

(続く)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kazamidori.jp/MT6/mt-tb.cgi/230

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、風見鶏が2009年12月 8日 07:53に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「年の瀬・・・なんだよな・・」です。

次の記事は「雲をつかむ話(2章-3)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。