情報セキュリティ: 2010年3月アーカイブ

今日から本格的に始まったRSAコンファレンス。朝からキーノートを・・・と思ったのだけど、連夜の時差ぼけで寝坊してしまい、最初の2セッションを聞き逃した。お天気は朝から雨。肌寒い感じで、ちょっと気分もさえない感じ。とりあえず朝食で元気をつけて、会場に出かけた。

キーノートはちょうど中休み。とりあえず席を確保して残りのセッションを聞いてみた。最初は、シマンテックのCEOのプレゼン。

最近のテクノロジーのキーワードとして、ソーシャルメディア、クラウド、モバイルの3つを挙げて、こうした技術がIT(というよりも「情報経済」)の高度化をより加速していくだろうと予測。同時に、昨今の脅威の動向、とりわけ脅威のターゲットが鮮明になり、それにつれて手口も高度化していることなどに触れて、より総合的な対策が必要だと述べた。興味深かったのは、マルウエアのシグネチャ数が、2009年から2010年で倍増しており、もはやシグネチャベースの対応には限界が見えていることや、シマンテックとして、シグネチャベースに加えてレピュテーションベースのしくみも強化しているといった話。そして最も印象的だったのが、最後のしめくくりとして述べた言葉だ。「新しいIT技術はビジネスの推進に不可欠だ。ソーシャルメディア、クラウド、モバイルといった領域の技術は、ビジネスのあり方を大きく変えるだろう。我々(セキュリティの専門家)は、これらをブロックするのではなく、うまく使えるようにする(enableする)ことが必要だ。」というくだり。そう、これが日本のセキュリティ屋さんたちが一番考えるべき部分なのだろうと思う。

引き続き、表彰式をはさんで、暗号屋さんたちのパネル。こういうメンツのパネルを見られるのはRSAならではかもしれない。

中身は半分雑談っぽいもの。正直言うと眠気のせいでいまいち聞き取れなかった。おもしろかったのは、モデレータの質問。「皆さんは、いわゆる頭のいい人たちとして世間から見られているのだけど、これまでに何かおバカなことをしたことはありますか?」というもの。おもしろかった答えは、自分は100日のうち99日はバカげたことしか思い浮かばない・・・というもの。でも、100分の1の確率で素晴らしいことを思いつけるのだったらいいんじゃないかな・・・と。

最後は、先日、ホワイトハウスのセキュリティ責任者に任命された、ハワードシュミット氏の講演。

氏は、先日JNSAが提携発表したISFの代表でもあるのだけど、先日の来日予定がホワイトハウスのご指名の影響で急遽キャンセルになったのは残念。米国政府で、現在進められているセキュリティ関連部局の統合の話などを中心に語っていた。やはり政府のセキュリティ施策は縦割りの行政では難しいのだろう。このあたりは日本もなんとかしたいところなのだが・・・

さて、今朝はPC入りのバッグを提げて会場に行ったのだけど、これを持ち歩いているのは結構疲れる。すこし展示会を見てから一旦荷物を置きにホテルに帰ってきて、とりあえずこれを書いている。今回、ちょっと面白い傾向が見えてきた。セッションのテーマとしては「クラウド」がらみのものが多いのだが、展示会のブースで、"Cloud" を前面に出しているものは少なかったということだ。おそらくセキュリティ屋さん(米国ではユーザサイドな人が多い)の興味はクラウド周りにあるのだが、(というより、すでにかなり語りつくされた感もあるのだが・・・)ベンダサイドは、無理やり自分たちのソリューションをクラウドに結び付けても見向きされないことがわかっているから、むしろ、要素技術としての特徴をアピールするような方向にあるのではないかと思う。ともすれば米国発のキーワードに踊る(踊らされる)日本のベンダにも見習ってほしいあたりだ。

さて、天気も良くなってきたので、また少し出かけることにしよう。

今朝は、昨日とはうってかわって、曇り時々雨、肌寒いサンフランシスコ。今日からRSA関連のイベントが始まるのだけど、今日はまだ前哨戦。CSA(Cloud Seculity Alliance)のイベントが開かれる予定なのだけど、レジストレーション時点で満員御礼状態。とりあえず行ってみて、と思って行ったものの、会場への通路で、もう入れませんとブロックされてしまった。

仕方がないので、すごすごと一旦宿に引き上げてきたのだけど、その帰り道、なにやらお腹がごろごろ・・・。宿に帰ってトイレに駆け込むハメになった。完全にお腹がゆるんでいる。昨日、悪いものを食べた記憶もないのだけど。そういえば、昨夜、時差ぼけにあかして日記を書いている時に、テーブルの上にあるミントの飴を暇にあかしてなめていたのだけど、まさかそれとも思えないし。

とりあえず、朝食はやめにして、昼間で休養。調子がいまいちながらも、多少マシになったので、昼食をとって、また市内に出てみた。ここまで来たらアルカトラズ・・・と思ったのだけど、ツアーを予約しようと行ってみたら、この時期は少なくとも平日はやってないみたいで、ちょっとがっかり。で、しかたがないので、昨日も書いた、テレグラフヒルのコイトタワーまで行ってみることにした。

タワー行きのバスは、ピア39の近くから乗れる。なぜか39番のバスなのだけど。天気が悪いので視界はいまいちだったものの、雨は上がって霧も出ていなかったので、それなりの景色を見ることができた。

1933年に建てられたこのタワーについては、その経緯がプレートに刻まれている。中の回廊を飾るフレスコ画も当時の政府の芸術政策の後押しで書かれたものらしい。

売店で5ドルのチケットを買い、古ぼけた感じのエレベータに乗る。陽気なにーちゃんがガイド役だが、今日は暇だとこぼしていた。エレベータを降りて、37段(ガイドのにーちゃんいわく)の階段を登ると展望台。こんな感じで、窓から外が見える。

窓枠がちょっと邪魔だが、360度遮るものがない視界は、天気がよければとちょっと残念。ぐるっと見まわしてみたらゴールデンゲートブリッジ、アルカトラズ、ベイブリッジ、ダウンタウンと景色が楽しめる。

アルカトラズの前を巨大なコンテナ船が通っていく。遠近感で多少手前が大きく見えてはいるが、船の大きさも異様だ。

とりあえず、タワーを降りて、周囲を散策。ここはテレグラフヒルの0番地らしい。

バスがこないので、ぼちぼち歩いて降りることにしたのだけど、またしても勢いで宿まで歩き切ってしまった。丘越えすれば早いのだろうけど、体力がないので谷に沿って迂回したら結構時間がかかって、宿に帰ってくるころにはへとへとに疲れてしまった。またお腹の調子も悪化。とりあえず、全部出して(^^;)横になって一休み。

軽く寝たら少し体調も戻ったけど、食欲はない。すでに日が暮れかかっていたので、とりあえず、RSA会場の展示会オープニングとレセプションに行ってみた。

レセプションと言っても、展示会場のあちこちで飲み物や食べ物をサービスしているだけなのだけど。会場はそれなりの盛況。

セキュリティ系の「展示会」は、ほぼここに統合されてしまった感じなので、規模的には維持しているが、往年にくらべればちょっと寂しい感じもするのだけど。とりあえず、シエラネバダ一杯と少し食べ物をつついて、今日の夕食はおしまい。

帰りがけに、会場前の雰囲気がよさげだったので、とりあえず上の一枚を撮影。宿に帰って、ひと風呂浴びたら眠くなって、この時間にまた起きだしている。まぁ、時差ぼけを修正する気もないのだけど、今夜は少し早目に寝ることにしよう。明日はキーノートを一通り聞いて、それから展示会めぐりをしようかと。

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