このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。2008年9月に旧ブログから引っ越しました。バックアップをご覧ください。

ゲストログインがうまくできないので、コメントを承認制にしました。スパムでないことを確認の上、公開します。判断はあくまで「風見鶏」の主観で行いますので、文句は受け付けません。(笑)承認が遅れることもままあると思いますが、あしからず・・・

なお、ここに書いていることは、あくまで個人的な思いであり、いかなる組織をも代表、代弁するものではありませんし、無関係ですので念のため。

科学の最近の記事

皆既月食

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とりあえずの2題。皆既食にはいりました。

バックの冬の星座も綺麗です。(肉眼ではここまでは見えませんが)

さて、観測続行します。


とりあえず、皆既食も終了したので、通常日記モード。

今朝はまた気温が下がって2℃@ベランダ。天気はいいけれど、寒い朝。

今日は、例の無呼吸症の相談にいつもの病院の耳鼻科にいってきた。結果、もう一度一晩泊まって、より詳しい検査が必要とのこと。なんでも、この前の簡易検査をしないと、精密検査は保険適用ができないらしい。今度は脳波とか全部とるみたい。めんどうだがしかたがない。今日は、とりあえず鼻腔のレントゲンと喉のCTを撮っておしまい。昔から放置している鼻中隔湾曲も指摘されたので、もしかしたら、全部なおせ(つまり、手術しろ)という結論になるかもしれないな・・・。この際だから、とりあえずまとめてやっとくか。

今夜の皆既月食、どこかに望遠鏡を持ち出して・・・と思っていたのだけど、ちょっと面倒になって、少し雲が出てきたのを理由に自宅付近ですませることに。とりあえず、ベランダに望遠鏡を設置。でも、位置的に、皆既食の観測はダメっぽいけど。

今夜は綺麗な満月。天気も悪くないので、絶好の観測日和。ちょっと雲が出てきたけれど、月が隠れるほどではない。

午後10時前には、こんな感じでかけ始め。結局、望遠鏡は役立たずで、D7000の300mmズームを使用して撮影。マニュアルで、F7,2位にして、感度とシャッター速度は1/1600:ISO400 から 1/10:ISO6400 くらいまで変化させて撮ってみた。皆既食中の撮影は1/20 - 1/10の間で、ISO6400、ブレを押さえるのに感度を上げている。

そして皆既食にはいったのが午後11時過ぎ。これは、皆既食直前。

日食と違って、ダイヤモンドリングみたいにはならないけど、まぁ、なんとなくこんな感じの絵。下は、皆既食終了直後。

こちらのほうが、それっぽい。

とりあえず、お約束の観測日記。さて、眠いので寝る。

暇な一日も・・・

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悪くない。今朝は目覚まし通りに一旦起床、気温は8℃弱で昨日と同じくらい。

とりあえず朝飯食って、洗濯して・・・・・。お天気はいいので、なにしようか・・・などと思案。

昨夜は結構飲んで帰ったせいか、いまいち熟睡できず、眠くなったのでまた横になったら昼まで寝てしまった。

昼飯がてらに外出して、横浜まで行き、ヨドバシでCD1枚と望遠鏡用の拡大撮影用アダプタを買ってきた。以前に買ったやつの止めネジがなぜか全部抜けて無くなってしまっていて、夏に望遠鏡を持ち出したとき使えなかったので。直接焦点だといまいち倍率が低いので。そろそろ冬の星座の観測にでもいこうかと。天気がよければ今夜、と思っていたのだけど、なにやら午後から雲が広がり始めたので延期。雲の合間の天体観測はストレスがたまるから。

近所の桜並木もいい感じに色づいている。どこかに紅葉撮影にでも行けばよかったのだが、ちょっとタイミングを逸してしまったかもしれない。

このあたりも、サザンカとか、寒椿とか・・・(いまいち区別がよくわからん・・・いずれも総称っぽいので細かい種類はいろいろありそうだけど)花盛りになっている。

日がどんどん短くなっているので、ちょっと帰ってあれこれ(CDのリッピングとか、同期がうまくいかなくなったiPadの修復とか)やってるうちに、こんな時間。気がついたらもう日が沈みかかっている。

そういえば、今日はNASAが火星探査機を打ち上げるんだっけ。先日はロシアの探査機が地球軌道離脱に失敗、今、原因調査と修復に挑戦しているようだ。まだすこしの間は、修復できれば火星まで行けるチャンスはあるようだ。火星と地球は約2年に一度接近するので、最短距離の飛行で火星に行こうとするとチャンスも2年に一度、しかもある一定の期間に限られるから、探査機の打ち上げも集中することになる。ロシアの探査機は、もし故障がソフトウエア的なトラブルならば、ソフトウエアを更新すれば復活できるかもしれないという。期限までに復旧できれば火星に行けるが、間に合わなければ、火星ではなく、小惑星などに目的地を変更する可能性もあるということだが、火星の衛星フォボスへの着陸とサンプルの持ち帰りを目指していただけに、なんとか復活してほしいものだと思う。

そういえば、今朝、NASAのHPを見ていたらこんなのを見つけた。トナカイはもうお役ご免なのね。NORADにUFO と誤認されなければいいのだけど。(笑)しかし、サンタもNASAの技術を使ってる・・・・って、NASAよりずいぶん進んだ技術じゃないか。逆に使わせてもらたったらどうだ。「よい子」度を測る計器とか、その値を設定するとそれに応じたプレゼントが出てくる機械とか・・・なかなか楽しい。リンク先の動画を見て欲しい。

まだ6時前なのに外は真っ暗・・・・。なんだか寒くなるのが遅かった分、ちょっと違和感がある。さて、一風呂浴びてから飯にしよう。

お天気下り坂

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どうやらこの週末にかけて天気が崩れるらしい。今日は朝から曇り空。でも、昨夜からの強風が暖かい空気を運んできて、気温は一気に上昇。今朝の新橋駅前では、なんとすでに19℃。電車の中は上着を脱ぎたくなるくらい。

駅前ではなにやらパフォーマンスめいた演説。まぁ、暖かくなると・・・・(笑)。

今日はまた一日実験モード。この状態では、同僚たちとの会話も極端に少なくなってしまう。一方、独り言は多くなると言う迷惑な奴なのだが。とりあえず、昼飯は同僚たちと社食で食いながらお話をするのも日課。そして、いつも散歩。天気がよくなくて風がむちゃくちゃ強かったのだけど、まったく寒く感じない。むしろ暑いくらいの気温。あんまりすっきりした絵が取れないので、ちょっと加工してみた。強風で波立つキュービックガーデン前の水場。

一帯はほぼ完成しているのだけど、まだオープンはしていないようだ。一部のテナントは入り始めているが、1階部分のお店はまだ工事中。4月中にオープンするのだろうか。でもまぁ、駅の混雑を考えると、このままずるずる延びてくれたほうが助かる。

芝浦工大の脇から豊洲運河沿いへ。ビルの隙間は風が吹き抜けるので、飛ばされそうになる。豊洲運河沿いのキャナルウォーク、昨晩の地震でまた状況が悪化したような気がする。泥があがっているので、明らかに液状化したようだ。これでは当分は立ち入り禁止のままだろうな。

この上の遊歩道も、ベンチのあたりが少しやられている。ブロックに隙間ができていた。

しかし、昨夜の揺れは、うちのあたりでも結構大きかった。体感的には震度4以上あったように思う。長く揺れが続くので、またちょっと酔ったようになってしまった。地震酔いの状態がまたちょっと悪化して、今も時々体が揺れるような感じがある。困ったものだ。桜もびっくりしただろう。

午後から夕方まで頑張って、どうにか実験モードにめどがついた。考えていたとおりの動きがほぼ出来たので、来週は実際の案件に使うための整理をしなくては。

さて、今週もおしまい。それなりに仕事もしたかなと。

で、ちょっと昨日の続き。プルトニウムがどうやってできるかの話をしたのだけど、このサイクルを原発の中でまわして、ついでにプルトニウムも燃やしてしまおう、というのが高速増殖炉だ。敢えて多くのウラン238を含ませた燃料を燃やして、中性子は減速しないでそのままウラン238をプルトニウムに変え、それも核分裂させて、出てきた中性子でまたウランをプルトニウムに変える。天然ウラン238の量は235に比べて、桁違いに多いから、このサイクルができれば、当分燃料には困らない。しかし、実験段階にある「もんじゅ」の事故でもわかるように、この技術は一般の原発に比べて、かなり難しい。なので、いまだに実用化はされていない。一方、通常の原発の使用済み核燃料を処理するとプルトニウムが得られる。これは、ウランよりも簡単に核兵器に出来るので、国際的な管理も厳しい。日本は、六ヶ所村がまだ稼働できていないため、再処理をフランスに委託しているが、再処理で回収したプルトニウムがどんどんたまっていく状態は、国際関係上も具合が悪い。そこで、これも原発で燃やしてしまおう、ということになった。ただ、プルトニウムだけだと制御が難しいので、ウランにプルトニウムを混ぜた、いわゆるMOX燃料を作って原発で燃やすことになった。これにより、過剰にプルトニウムが蓄積するのを減らすと同時にリサイクルでウランも節約しようというわけだ。ただ、MOX燃料はまだ国内では実験的に使われている段階。まだ十分なデータも集められていないから、これから・・・というところだ。福島第一原発も一部の炉にMOX燃料が使われているようだが、この場合、プルトニウムにも神経を使う必要が出てくる。

あと、時々聞く話だが、「水素爆発」と「原発」が重なって、「水爆」をイメージする人が案外多いようである。これは、まったく違うものなので混同しないでほしい。現在問題になっている「水素爆発」は化学反応(酸化反応)であり、核反応ではない。中学校の理科の時間にやった水素を燃やす実験と同様の現象だ。ただ、化学反応としてはかなり激しい反応であり、破壊的なのでうまく予防しないと、原子炉が破損して放射性物質がまき散らされることになる。水素と酸素の割合が一定以上になると非常に爆発しやすくなる(2:1の比率では、光を当てただけで爆発するという話は理科で習ったはず)ので、その比率を下げるために窒素を入れて圧力を上げ、相対的に水素の比率を減らしているということだ。窒素は安定で、きわめて高温にならないと化学反応を起こしにくいのでこうしたことに使われる。「水爆」について言えば、こちらは化学反応ではなく「核反応」である。ウランが核分裂の際に、もともとあった原子核が持っていた質量の一部をエネルギーに変える(アインシュタインの有名な公式で質量とエネルギーの変換が計算できるのだが)のに対し、水素は核融合、つまり水素の原子核同士がくっついてヘリウムができる反応で、これまた質量の一部がエネルギーに変わる。普通の水素同士をくっつけるためには、大きなエネルギーが必要だ。そもそも原子核はプラスの電荷を持っている。二つの原子核は当然反発するから、この反発力を超えられるエネルギーを与えなければ融合させることはできない。この大きなエネルギーを与えてはじめて、それにおつりがくるような、さらに大きなエネルギーが得られるのである。多くの場合、核融合の実験では、水素(H)の同位体である重水素(D)や三重水素(トリチウム:T)が使われる。重水素は安定な同位体で、自然界にも一定量が存在するし、無害だ。一方、三重水素(トリチウム)は原子炉などで重水素に中性子をあてて作るため、不安定な放射性元素である。いずれも化学的には水素なので、H20と同様にD2OやT2Oという水(重水、3重水)ができる。重水は人体にも一定量含まれているが、3重水は取り込んでしまうと内部被爆の危険があるので取り扱いは難しい。重水素や特に3重水素は普通の水素にくらべると低いエネルギーで融合させることができる。とはいっても、そのエネルギーは起爆剤として原爆を使わなければいけないレベルである。したがって、水爆には起爆用に原爆が使われる。核融合を制御して安定的に発生させることができれば、大きなエネルギーを得ることができる。これが核融合炉である。小規模な核融合は、たとえば小さな粒子加速器を使えば簡単に発生させることができる。私自身も大学の卒業研究でそうした実験をしていた。加速器のエネルギーも現在の一般的な粒子加速器に比べれば微々たるものだ。しかし、反応は原子何個かの単位でしか起きない。だから、その程度のエネルギーで、原子核の壁を破ることができる。ところがこれを、加速器ではなく熱運動で実現しようとすると、とんでもない高温が必要になる。熱運動で個々の原子が持つ運動エネルギーを加速器なみにしようとすると何億度もの高温を維持しなければならない。このような高温では、水素は電子を剥ぎ取られてプラズマ化する。こうしたプラズマを作り出す技術はすでにあるのだが、その温度を核融合が起きる温度で一定時間維持することが、いまだできていない。なので、核融合もまだ実験段階にある。核融合は、自然界に大量に存在する水素(水を分解すれば簡単に得られる)を燃料に使えるので、燃料はほぼ無尽蔵。発生する放射線も今の原子炉に比べれば少ない。(まったく放射線を出さないわけではない。水素とその同位体の核融合反応にはいくつかのパターンがあるが、その多くが融合の際に高速中性子を放出するものだ。高速中性子は、物質にあたるとその原子核に吸収されたり、原子核を壊したりして、物質に放射能を持たせてしまう働きがある。また、それ自身も危険な放射線だから、クリーンなエネルギーかといえばちょっと疑問が残る)まぁ、これを急いで作るよりは、もっとじっくりと研究を続け、その間は、自然の巨大な核融合炉である太陽からの恵みを使うことを考えたほうがよさそうだ。

延々と書いてしまったけど、今夜はこれくらいで・・・。

今朝は新宿のとある取引先に直行で打ち合わせ。久々に東横線で渋谷に出たのだけど、ラッシュ時間を少しすぎたあたりでもやっぱり混雑してる。沿線はほとんど住宅街だから渋谷に向かって乗客は増える一方。途中で増減がある京浜東北線は、そういう意味では楽な路線だと思う。

ともあれ、だんだんと春爛漫な雰囲気になってきた。

午前中は打ち合わせで終わり、帰りがけに月島あたりで同僚たちと昼食。散歩するまもなく、そのまま帰社したので、お昼の写真はこれだけ。

そのかわり、といってはなんだが、夕方は久しぶりに晴海まで湯桜を見ながら歩いてみた。ルート沿いはすっかり桜も見頃になっている。これはいつもの夜景に三日月。今夜はなんだか水面が波立っている。かなり風が強い。

春海橋を渡ったあたりの並木もいい感じに咲きそろってきた。昼間は桜のアーチが気持ちいいだろうな。

ちょっと春海橋の反対側に渡って夜景堪能。そういえば、スカイツリーに少し照明が入っている。航空標識灯と工事用の照明だろうか。夜にこれを見たのははじめてだ。

さて、ここの桜並木が満開になるとかなり圧巻。もう既にいい感じになってきている。一度昼間に来てみよう。

朝潮運河沿いの桜は7分から8分咲きくらいだろうか。でもいい感じになっている。

こちらは、トリトンスクエア脇のしだれ桜。

ところで、この運河沿いの歩道、なにやらパイロンを置いて規制している。

よく見ると、舗装のブロックがずれてしまっている。ここも液状化が発生したのだろうか。埋め立て地だし、特に水際は地盤が弱いのだろう。豊洲運河沿いもそうだったから。

節電で薄暗いトリトンの庭先。ここの舗装も歩いているとところどころ引っかかりがある。とりあえず、久々にここで夕食。

うどんで軽く・・・と思ったけど、これではあまり意味がない。結構重い夕食になってしまった。

食べ終わって外に出たらかなりの強風。ビル風の星もあるが、結構風が出てきた。とりあえず晴海からバスで有楽町へ出て、いつものJRで帰ってきた。

さて、原発事故でいろんな憶測やらデマが飛び交う状況はまだ続いている。正しい知識を持たないことによる誤解や過度の恐れも多い。夕刊紙は一時自粛ムードだったが、またぞろ刺激的な見出しを復活させつつある。困ったものだ。海外でも大衆紙は同じで、やたら不安を煽る見出しをつけて顰蹙を買っているようだ。近隣諸国では過剰反応もみられる。何が恐くて何が恐くないのか、正しい判断をするには知識がいる。なかなか難しいのだけど、すこしそういったことも書いてみようと思う。

まずは、原子力(核分裂エネルギーの利用)のしくみや原発と原爆の違いなど。一般の原子力発電では、ウラニウム(ウラン)を燃料として使う。ウランには主に質量数238の同位体と235の同位体が存在する。これは、化学的な性質はほぼ同じだが、物理的にはまったく違うものだ。ちなみに、同位体というのは原子番号(つまりは原子核の中の陽子の数)が同じで質量数(簡単に言えば、原子核の中の陽子と中性子の数の合計)が違うものをいう。つまりは原子核の中にある陽子の数は同じだが中性子の数が異なるのが同位体だ。中性子の数は原子核の安定性に影響する。中性子がある数より多くても少なくても原子核は安定せず、ある確率で崩壊して別の元素に変わる。こうした不安定な元素が放射性元素で、崩壊する際に出てくるのが放射線だ。放射線には、いくつかの種類があるが、最近、シーベルトという値で数値が公表されているのは主にガンマ線の量である。ガンマ線は、崩壊に伴って出てくる一種の電磁波(X線よりもさらにエネルギーの高い光)で透過性は強いが、よりインパクトの強いのが粒子線だ。粒子線にはアルファ線、ベータ線、中性子線などがある。アルファ線は陽子2個と中性子2個のかたまり、つまりヘリウムの原子核であり、重い分、透過性はなく紙でも止まるくらいのものだが、放射性物質に直接触れるなどして浴びた場合は大きな影響がある。ベータ線は電子線だ。軽いからアルファ線よりも飛距離があるが、軽い分、薄い金属板などがあれば遮蔽できる。但し、これも直接触れるなどすると大きな影響をもたらす。一番アブナイのが中性子線。電子より遙かに重い粒子だが電気的に中性なので透過力も強い。しかも、物質の原子核に直接ヒットできるので、原子核を破壊したり、原子核に吸収されることでそれを不安定化(放射化)させるなど、困ったことをする粒子線だ。

さて、ちょっと脱線したが、天然のウランの大部分がウラン238だ。これも放射性だが、崩壊は非常にゆるやかで、エネルギーを得るには弱すぎる。一方、僅かに含まれるウラン235は非常に不安定な同位体で、なにかの弾みで原子核が割れてしまう。つまり核分裂を起こす。その際に(原子のレベルで見て)大きなエネルギーと何個かの中性子を吐き出す。実はこの中性子が厄介者なのだ。自然の状態ではウラン235の核分裂は比較的ゆっくりと発生するので、さほど害もない。しかし、このウラン235を一定量、ある密度で集めてやると大変なことになる。この量・密度を臨界点というのだが、ある原子核が崩壊した時に出る中性子が近くの原子核にヒットし、その原子核を分裂させ、さらにそれが中性子を生み出すというネズミ算的な連鎖反応を引き起こす。その密度が非常に高ければ、連鎖反応は爆発的になり、比較的低ければ連続的に熱エネルギーを取り出せるような反応が継続することになる。これが原爆と原子炉の違いだ。ちなみに、原爆を作るには純粋に近いウラン235が必要になる。一方、原子力発電用の燃料は、これよりもずっと低い純度で作られているから、万一反応が暴走したとしても原子爆弾のような爆発を引き起こすことはない。この違いは重要だ。イランや北朝鮮で問題になっている「遠心分離器」の技術は天然ウランからウラン235だけを分離して濃縮するのに不可欠な技術である。原発の燃料ならば低濃縮ウランで十分だが、原爆を作るには高濃縮ウランが必要になる。それだけ遠心分離器の段数を多くしないといけない。なので、遠心分離器の性能や数を見れば、それが原発燃料を作るためのものか、原爆を作るためのものか、ある程度推測が出来る。

しかし、原発とて暴走してしまうと非常に困ったことになる。ある意味では原爆よりもたちが悪い。原爆は一瞬だが、原発の暴走は、長い間継続して熱や核分裂生成物として強い放射能を持つ元素(たとえば、ヨウ素131だったりセシウム137だったり)を生み出す。もちろん中性子も大量に吐き出す。チェルノブイリはまさにその状態に陥ってしまったわけだ。原発では、このような暴走を起こさないために制御棒という中性子を吸収する物質(カドミウム、ホウ素など)でできた棒を燃料棒の間に差し込む。これによって中性子が引き起こす連鎖反応を制御し、平衡状態を作り出す。制御棒が完全に差し込まれた状態では、中性子の多くが吸収されてしまい連鎖反応は継続しなくなる。これが停止状態の原子炉だ。徐々に制御棒を抜いていくと中性子の量が増え始め、ある点で反応が継続的に発生し一定の平衡状態を維持するようになる。これが臨界である。この状態を安定的に保つことで、原発はウランの崩壊のエネルギーを熱として取り出すことができるのだ。

日本が採用している軽水炉は、この燃料と制御棒の集合体を真水に浸した状態で運転する。この水は燃料棒の過熱を防ぐと同時に蒸気となって循環し、タービンを回すことで熱エネルギーを運動エネルギーに換える働きもする。実は、この水にはもう一つ重要な役割がある。それは中性子の減速である。核分裂で発生した中性子は高いエネルギー、つまり速度を持っている。これを高速中性子という。高速中性子は、様々な原子核と反応はするが、多くの場合吸収されてしまったり、一部をはじきと飛ばしたりと、きれいな核分裂はなかなか起こせない。ウランに核分裂を発生させるためには、ある範囲の比較的低いエネルギーの(つまり遅い)中性子(これを熱中性子という)が必要だ。この核分裂を引き起こしやすい条件を作る役割も水はになっている。今回の事故では制御棒が入って連鎖反応が止まった状態にあるため水で冷やすことが重要なのだが、たとえば東海村の臨界事故のような暴走してしまったケースでは、水を注ぐとそれが減速剤として働いて逆効果になる可能性もあるから注意が必要なのである。ちなみに、燃料貯蔵用プールでは、連鎖反応が起きないように間隔をあけて燃料棒を貯蔵している。従って、原子炉で制御棒が入ったのと同じような状態にあるから、多少の発熱はあるが、水を循環させていれば問題はない。このプールの水は純粋に冷却用(多少シールドとしての効果もあるが)である。

きりがないので今日は適当に話をきりあげるのだけど、最後にプルトニウムの話をひとつ。プルトニウムの原子番号はウランより一つ大きい93、質量数は239である。つまり、ウラン238に陽子を一個追加すればいい。つまり人工的に陽子を原子核にたたき込めればいいのだが、これはそんなに簡単ではない。なぜならプラスの電荷を持つ陽子は同じプラスの原子核と反発し合うからである。ところが、電気的に中性の高速中性子は比較的簡単に原子核に吸収される。ただ、中性子が吸収されても質量数が一つ上がるだけで原子番号は変わらないから、質量数239のウラン同位体ができることになる。しかし、ここからがマジックだ。実はウラン239は非常に不安定な原子核で、短時間でベータ崩壊を起こす。ベータ崩壊はベータ線(電子)の放出とひきかえに、中性子一個が陽子に変わり、原子番号がひとつ上がる形の崩壊である。結果、プルトニウム239のできあがり・・・となる。実は、原発の燃料の中には、濃縮過程で残ったウラン238がかなりの量含まれている。なので、使用済み核燃料の中には、プルトニウムが含まれているわけだ。プルトニウムも核分裂の連鎖反応を起こすので、原爆や原発に使えるが、不安定な分ウランよりも扱いが難しい。さらに化学的には強い毒性を持っているので、放射能だけではなく毒性にも注意が必要だ。

と・・・・お、揺れが・・・・・でかい・・・・・地震だ。テレビつけてみよう。

今夜はこれにて・・・・

・・・というようなタイトルをつけたがるのがメディアなのだけど、なにやら今度は水の買い占めが起きているらしい。「水道水が汚染」というフレーズだけ見たらばそういう行動に走りたくなるのは無理もないかもしれない。これはメディアのせいばかりではない。発表する側も結論を先に持ってこざるを得ないから、メディアの第一報はどうしてもそういうタイトルになってしまうのかもしれないなと思う。そういえば、今日は秋葉原事件の一審判決があったが、最近、重大事件の、しかも重刑判決では、通常、最初に読まれる主文、つまり結論があとになるケースが増えているように思う。今日の判決もそうだったようだ。理由をまず十分に説明し、結論を導く形のほうが、特に重大な発表ではいいのかもしれないと思う。新聞記事やテレビの解説番組なども、前段はインパクトが強い内容になることが多い。ただ、後半、じっくり聞いてみると実はそれほどでもないことがわかってくる。なので、原発事故関連のようなニュースや記事は最後まできちんと見てほしいのだ。

さておき、今朝はちょっとぎりぎりの電車になってしまったのだけど、JRに遅れはなく、新橋駅でこの時間。久々の気温観測は5℃だった。ちょっと寒さが戻った感じだろうか。

一方、有楽町線は遅れていて、いつもにないすし詰め状態。豊洲駅階段付近のドアが特に混雑するのには、うちの会社も一役買っているのだろう。早く改札工事が終わってほしいものだと。

豊洲界隈もちょっとまた雰囲気がかわりつつある。豊洲フロントとキュービックガーデンの間の空き地沿いの壁が撤去されてたぶん、ここには屋根付きの歩道ができるのだろう。工事が始まっている。

一方で、キュービックガーデンの周囲はようやく立ち入り禁止が解除された。例の綺麗な歩道橋はまだ通行止めだが、玄関先までは入ることができる。

某社脇の歩道の桜並木はオオシマザクラが中心。この桜は花と同時に葉も出るのが特徴。ソメイヨシノより開花も少し早い。もう準備万端、あとは咲くだけといった感じだ。

スカイツリーはアンテナ部分がまた伸びたような気がする。隅田川沿いの桜が咲いたら、桜とスカイツリーの写真を撮りに行こうかと思っている。

そういえば、春海橋の耐震補強工事現場にこんな看板が・・・・・

これは土建屋さんだけじゃなくて、某業界にも配りたいようなポスターだなと。(笑)

こちらは晴海側の桜並木。ここはソメイヨシノが中心。こちらも鋭意準備中といった感じだ。

なんだか今日の昼はかなり潮が引いている。今は午後2時ぎあたりが干潮の時間帯のようで、ここ数日は引き潮がかなり大きそうな感じ。月と太陽の位置関係で引き潮と満ち潮の大きさがアンバランスになるのも興味深い。(気象庁の潮位観測・予測データから)自然のうつりかわりは結構ダイナミックだ。

今日も天気は悪くはなかったのだけど、やはりいまいちすっきりしない。明日も午前中は晴れるものの夜には雨が降りそうな予報。不安定な気候は季節の変わり目だからだろうかな。

夜はちょっと用事ができて早めに会社を出た。天気はよくなってきたけど、ちょっと寒い。

そういえば、福島原発で被爆事故。今日になって思ったのだけど、原子炉から離れたタービン建屋の屋根に穴が開いてるのはなぜ?。そしてそこに放射性物質が含まれた水たまり?、これは大いなる謎かもしれない。以前に書いたのだけど、ウランの核分裂で生じる放射性物質の多くがβ崩壊する。簡単に言えば、原子核の中の中性子が多い不安定な元素の中性子が陽子に変わり、電子が放出される形の崩壊だ。この電子がβ線である。これまでシーベルトの数値で公表されてきたのは、このβ崩壊に伴って出る脇役のγ線の量だ。γ線はX線をもっと高エネルギーにした一種の電磁波であり、飛距離が長く透過性も強い。β線は空気中では長距離を飛べない。しかし、至近距離での被爆だとβ線のほうが人体への影響は大きかったりする。今回の被爆は放射性物質に触れたことで、このβ線の影響をもろに食らったものだ。放射性物質への接触や内部被爆が怖いのは、飛距離のないβ線やα線のような粒子線の影響が強く出る点にもある。ただ、これは一時期に大量の放射線を浴びたり放射性物質に触れたりした場合の話であり、これとたとえば関東地方での水道水などの話を一緒にはしないほうがいい。レベルにして何億倍の単位で違う話なので。ちなみに、今日のニュース解説でも言っていたのだが、大人は多少の被爆でも発ガンなどのリスクはほとんど増加しないそうだ。(これはチェルノブイリ事故での統計の結果らしい)一方、乳幼児は大人に比べて感受性が高く、大人に比べれば影響が出やすいので、今回のような注意が必要になる。ただ、直接大量にそうした水を飲ませなければ問題はなさそうだ。大人が飲んだとしても母乳や妊娠中の胎児への影響はないだろうというのが、産婦人科学会の見解らしい。なので、パニックになる必要はない。むしろ不安を感じることでの精神的な影響のほうが大きそうだ。

さて、ということで水でも飲んで枕を高くしてゆっくりと寝ることにしよう。心の平穏と十分な睡眠が健康の第一歩だから。

一日外出な水曜日

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今朝はちょっと天気も回復して気分は持ち直し。今日は、午前中に某協会の幹事会、午後はちょっととある大学の先生との打ち合わせなどあって、終日外出。まずは西新橋の某協会に行って、それから横浜に移動。

この時間になると、また空もどんよりと曇り始めてきた。横浜に移動して、駅前の地下街で昼食。実は、某協会のリスク評価検討WGの活動に興味をもっていただいた先生がいらっしゃるので、ちょっとお話に伺った次第。統計手法を使ったリスクの定量化を模索しているのだが、そろそろ試行錯誤から、なんらかのモデル作りをはじめようとしている矢先だったので、願ったりかなったり。経済学の面での定量化モデル作りなどをされてきた先生で、今後、いろいろとアドバイスもお願いできそうなので、いい関係を作って行ければと思っている。

さて、ニュースを見ていたら、なにやら東京の水道水で放射性物質が検出されたとか。福島などでも、野菜や牛乳などからの検出があいついでいる様子。案の定、かなりあちこちで過剰反応が出ている。今日、先生ともお話ししていたのだけど、リスクが定量的に可視化できないと、どうしても過剰に反応せざるを得なくなるのは、情報セキュリティと同じ。放射性物質が基準値以上検出された、という情報のレベルは、情報セキュリティで言えば「会社支給の携帯電話やPCをなくしました」、という第一報に等しいと思う。では、それにはどういう情報が含まれていて、それは漏れるとどういう影響があるのか、また、拾われた場合にそのPCからデータを抜けるのかそれとも暗号化されているからまず無理なのか、そういう情報があってはじめてそのリスクを評価できる。それと同じで、本来、様々な種類がある放射性物質についても、その種類(核種)とその物理的、化学的特性によってリスクや対策が異なるはずだ。たとえば、前にも書いたが、今回検出されたヨウ素の放射性同位体の一種である質量数131のものは、半減期が8日ほど。つまり、あらたに蓄積がなければ、その放射能は8日で半分になる。一方、セシウムの場合、質量数が134の同位体は2年ほど、135のものは230万年、137のものは30年あまりとヨウ素に比べるとかなり長い、つまり、長期間放射能が残留する。これが物理的な性質。一方で化学的な性質からみると、ヨウ素は人体に必須の元素のひとつ。甲状腺への蓄積が懸念されるので、長期間、連続して摂取してしまうと、半減期にかかわらず影響が出る可能性がある。セシウムは、やはり必須元素であるカリウムと性質が似ているため、人体内で置き換わる可能性があり筋肉などに取り込まれる。但し、セシウムは体内では代謝による半減期が70日程度(by Wikipedia)と言われており、放射能の半減期に比べるとかなり短い。大量に摂取すると危険だが、相当の余裕をもって設定されてる現在の安全基準を少し超えた程度では、長期間摂取し続けなければ、ほとんど影響は出ないと言えるだろう。つまり、いずれも長期間それにさらされるような環境にないならば、現在検出されている量ではリスクは少ないと言える。ただ、放射性セシウムに汚染されてしまった農地は汚染除去が必要になると考えられる。つまり、こうした前提から見れば、今回の農産物などの一時的な出荷停止や、飲料水に関する警告と、一般の人々への危険は少ないという説明は矛盾しないだろうと思う。私はそういう意味では専門家ではないが、一応、学生時代に核物理を勉強していたので基礎知識はあるつもりだ。(まぁ、その程度のレベルではあるのだけど、「ど」素人ではないので・・・)

こういう説明はなかなか難しいのだが、メディアに対して政府はきちんと説明をし、メディアはそれを正確に報道してほしいと思う。恐れることはないという言葉に何度も騙された国民は疑心暗鬼になりがちだ。専門家の見解も含めた論理的な説明が必要だと思う。ただ、これらが一種の確率論であることも忘れてはならない。なにごとも絶対はないのだが、鉄道事故を恐れて電車に乗らないなどということがないように、過剰に恐れてはかえってマイナスになるようなものだと思う。

さて、今夜も電力需給はなんとかバランスしているみたいだ。ただ、慢性的な不足が懸念されるので、恒久的な節電策は考えておく必要があるだろうと思う。情報セキュリティでの大きな誤解の一つに、セキュリティを考えれば多少の不便は許容すべし、という考え方がある。でも、私はこれは一種の思考停止だと思っている。特に我々技術屋は、セキュリティを高めつつ、どうしたらより便利になるかを考えるという欲張り根性が必要なのだ。困難なときほど技術は進歩する。今回の電力危機も、利便性を高めつつエネルギー消費を抑える技術を開発する大きなチャンスだと思っている。家庭でも生活の質は重要だ。これは社会の活力にもつながる。どうしたら生活の質を落とさずに節電ができるか、みんなが知恵をしぼることが必要だ。

不安を煽るな!!

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今朝は、とりあえず京浜東北線は運転中。でも、間引き運転ということで、おそらくはみんなが早めの時間に集中するであろうと踏んで、敢えていつもの時間に行ってみたら正解。特に大きく遅れることもなく、おまけに会社のエレベーター渋滞もほとんどなく無事到着。こういうみんなが不安を感じているときだからこそ、特に、鉄道混乱→混雑必至→人よりも先に、という論理が強く働くのかもしれない。結果として必要以上の混雑(これはある意味ではみんなの予想通りなのだが)を招いてしまう。実際、いつもよりも早めに家を出た人が遅刻して、いつも通りにでた私が間に合うという皮肉な現象が発生した。

とはいえ、電車は遅れて、新橋駅前で9時7分と、いつもならば絶対に間に合わない時間。でも間に合ったのは、みんなが早い時間に集中してくれたため、駅の混雑と会社のエレベータ渋滞がなかったおかげである。遅れた人たちは混雑ゆえに、電車に乗れなかったり、迂回して時間を食ってしまったようだ。彼らを笑うつもりはさらさらないのだが、急がば回れということも確かにあるのだろうなと思った次第。

昨日休んだので、あれこれやることは多いのだけど、みんな、なんとなく落ち着かない。それもそのはず、連日の地震報道は、大きな被害を受けなかった人たちにも、かなりのストレスとなっている。おまけに、原発事故の状況悪化のニュースも飛び込んでくる。なんとなく気もそぞろになってしまうのはいたしかたないかもしれない。

しかし、困ったものだなと思うのは、不安を煽る輩の多いこと。いや、意図的に煽っている連中はごく僅かだろうと思うのだが、聞きかじったニュースを未消化のまま流してしまうことで、結果的にそれを助長してしまっている人も多いように思う。今日の原発報道がいい例だ。

ちょっと私の周囲で流れた話をいくつか上げてみよう。

栃木や東京、神奈川でも普段の数十倍の放射能が検出されたらしい。大丈夫か?

放射能汚染を念頭に置いた会社のBCPってあるのかな・・・?

400で健康に影響って、昨日まで1000越えてたじゃん、あれは何?

昨日も書いたのだが、マスコミの報道は最初の段落にインパクトをつけるのが普通だ。最も極端な例が三流夕刊紙である。しかし、さすがにこの状況下で今日の見出しにはかなり腹が立ったのだが、それはさておき、真っ当な(はずの)メディアでも、報道は最後まで聞かないと全貌がつかめないようにできているらしい。なので、先に挙げた例はすべて見出しのみで反応した例であるとも言える。

私が理解している範囲での実際は、こうだ。

福島原発2号機で爆発が疑われる事象が発生、放射能が外部に漏れた可能性があり、一時、正門前の値で(およそ)11000「マイクロ」シーベルトを検知したが、その後、問題がない程度に低下している。

一方、定期点検中だった4号機では、核燃料はすべて炉心から抜かれていて、保存用のプールに移されていたが、この保存用のプールの冷却も不十分となっていて温度上昇の結果、一時火災が発生。鎮火したが、それに伴って放射能漏れが発生。一時、4号機周辺で400「ミリ」シーベルトになった。これは、健康に影響が出る数値である。この値もその後低下している。

2号機の爆発事故などが原因と思われるが、本日午前中に、周辺(南側の)各地で、放射線量計測値の上昇が確認された。栃木、東京、横浜などで、一時、通常の数倍から数十倍の値を記録。東京では0.8「マイクロ」シーベルト程度。

先の、話の例の最初は、「数十倍」という言葉と、一時原発付近で健康被害が出る程度にまで数値が上がったという事実がごちゃまぜになってしまった結果発生している。実は数値をよく聞いているとわかるのだが、各地で検出された値と原発4号機で検出された値とは、そもそも単位(ミリとマイクロ)で1000倍の違いがある上、数値でも数百倍から千倍の違いがある。つまり、東京で検出された数値と、原発で健康被害が懸念されるとされた数値の間には数十万倍から百万倍の開きがあるわけだ。ちなみに、東京、ニューヨーク間を飛行機で飛ぶと、高々度飛行による宇宙放射線の被曝は200マイクロシーベルト程度になると言われている。私は、そういう意味では年間2ミリシーベルトくらいは余計にあびているわけだ。もちろん、それによるリスクはゼロではないが、たばこによる発ガンのリスクとどちらが高いかと言えば、おそらく、たばこに軍配が上がるだろうと思う。(もちろん疫学的な検証をしたわけではないので、あくまで感覚だが)あるデータによれば、1シーベルトから2シーベルト(つまりは1000~2000ミリ、もしくは100万~200万マイクロシーベルト)で、命に関わる急性的な被爆症状が出ると言われている。400ミリシーベルトという値は、3時間~4時間その場にいると生命が危険になるレベルといえるだろう。もちろん、被爆の影響は急性症状だけではない。もっと低い線量でも発ガンなどのリスクは当然ながら高まる。ただ、問題はその程度だ。数ミリシーベルト程度をしばらく浴びた程度では、その他の発ガン性化学物質などのほうがリスクははるかに高いかもしれない。

一時的な被爆には人間は案外強い。問題は低線量でも長期間浴び続けた場合のリスクだ。チェルノブイリの場合、人々は情報を知らされず、汚染された地域に長時間とどまったために健康被害が拡大したという話がある。また今回も時々ニュースで出てくる「内部被爆」という言葉は、放射性物質を体内に取り込んでしまったために、体内に長時間それがとどまって放射線を出し続けるような場合を意味する言葉である。これも低線量で高いリスクとなりうるものだ。ウラン核分裂生成物の代表格であるセシウム137は半減期30年あまりと、長寿命の放射性元素だ。放射性ヨウ素にもいくつかの同位体があるが、短いもの(I131)で8時間、長いもの(I129)では1570万年と非常に長い。これらが存在する場所に長時間滞在したり、それを体内に取り込んでしまうことで、リスクは非常に大きくなる。だから、いわゆる「除染」作業がただちに必要になるわけだ。

内部被爆の怖さはこれだけではない。放射性ヨウ素もセシウムもβ崩壊する元素である。モニタリングポストなどで検出される放射線量は主にγ線つまり、崩壊に伴って発生する電磁波だ。一方、β線は電子であり、空気中では長距離を飛べないので、一般には直接計測されない。ところが、内部被爆の場合、γ線よりもこのβ線のほうが大きな影響を与える可能性が高いのである。これも内部被爆や放射性物質の皮膚への付着が怖い理由のひとつである。

つまり、最も注意が必要なのは、原発で作業をしている人たちや、原発の周辺地域が、半減期の長い放射性物質で汚染されていたような場合の住民の健康だ。これらにはもちろん十分な配慮がされると信じたい。一方で、今回報道された程度の放射性物質の飛散では数十キロ以上離れた地域ではほとんど問題にはならないだろうと思う。もちろん、事態はまだ完全に終息した訳ではないので、今後の成り行きを注視したいが、過剰に騒ぐことは控えたいと思う。今は、作業を命がけで行っている人たちの無事を祈るだけである。

12分の1年経過

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今日から2月。世の中は、大雪だったり、火山噴火だったり、鳥インフルだったり、民衆蜂起だったりと、騒々しい。なんとなく、2012年終末論に油を注ぎそうな雰囲気だ。そういえば、CERNのLHC(大型ハドロン衝突型粒子加速器)は、現在、設計上の最大エネルギーの半分(ビーム1本あたり3.5TeV、正面衝突で7TeV)で運用中。このエネルギーでも新発見目白押しで、本来、今年から来年にかけて改修して最大エネルギー(ビーム1本あたり7TeV,正面衝突で14TeV)を目指すはずだったが、現在のエネルギーで、もう1年実験を継続して来年から再来年にかけて改修することにしたらしい。マイクロブラックホール発見は、ちょっとお預けっぽいが、もしかして12年終末の引き金を引いたと、あらぬ疑いをかけられることを嫌ったのかなと邪推してみる。【後日注:本来のスケジュールは今年末まで運転、来年から改修でした。新しい予定では来年末まで稼働して、改修し、14年に最大エネルギーにもっていくそうです。】まぁ、ホーキング先生によればマイクロブラックホールはすぐに蒸発してしまうらしいから、危険はなさそうだし、地球に飛び込んでくる銀河宇宙線の中には、遙かにエネルギーの高い粒子もあるようなので、もしマイクロブラックホールなど(ほかにも危険っぽいものがあるけど)が危険だとするなら、もう地球はとうの昔に消滅しているだろう。

さておき、今朝はまた結構冷え込んだ。ベランダの気温はまた氷点下。

でも、出勤の電車から見た新橋駅前SL横での気温は、5℃と急速に暖かくなっている。ちなみに、この周辺にいるおじさんたちは、いわゆる灰皿難民のようだ。いやぁ、大昔に禁煙しといてよかったなぁ。

今日のお昼は、なんだかぽかぽかして暖かかった。お隣のビルがオープン間近。なにやら紅白の幕が見える。落成式かなにかだろうか。

このビル、周囲にこういう緑のスペースが広くとられていて、なかなかよさげだ。ここの工事ももうすぐ終了だろう。

そういえば、今日はこんな鳥を見た。メジロだ。椿の木では、ちょっと迷彩色っぽい感じだが、なんとなく春が近づいてきた感じがする。昔はこれをウグイスだと思っていたのだけど、ウグイスはもっと大きくて、ちょっと茶色がかった色なのだとか。

しかし、暖かくなると、いよいよマスクが手放せなくなる。ここ数日、マスクなしで散歩すると、なんとなく鼻がむずむずしはじめた。どうやら悪魔の手先が飛び始めたようだ。薬は飲み始めているけど、そろそろマスクも常備しておこう。

今日は、春海橋を往復。スカイツリーはまた心持ち、背が伸びた気がする。

そういえば、先ほどのビルの前にも水場ができそう。この通り沿いの一角は、こういうコンセプトで統一するようだ。こっちには噴水ができそうな感じ。

午後からは、ちょっと試行錯誤。ためしているものがなかなか動かず、四苦八苦。明日はめどをつけられるだろうか。

ということで、今日もおしまい。一風呂浴びてゆっくりしよう。

いやはや、すごい天気だったな・・・と。

今朝は、4時に一旦起きてNASAの発表をストリーミングで見ようと思っていたのだけど、30分ほど寝坊。結局、既に掲載されていたプレスリリースで内容を知った。「地球外生命発見」をにおわせる思わせぶりな予告のおかげで期待がふくらんだのだけど、実際はちょっと違った。でも、見方を変えれば歴史的な大発見だろうと思う。地球の生命は、炭素、水素、酸素、リンというような元素から構成されている。最低限、こうした元素がない環境では生命は育たないとされてきた。しかし、今回発見された微生物は、ちょっと違う。干上がりかけた湖の高い塩分とアルカリ性、そして有毒な高濃度のヒ素とリンの欠乏という極限環境で増殖をしている。極限環境で生きる微生物は多く発見されてはいるものの、今回の驚くべき点は、リンがほとんどない環境で増殖ができる点だった。詳しく調べたところ、細胞内のDNAやRNAはもちろん、エネルギーを司るATPなど、リンを不可欠とする部品の中のリンがすべてヒ素に置き換わっていたらしい。ちなみに、ヒ素は周期律表で見るとリンの下にある兄弟分の元素であり、化学的に似た性質を持っている。それゆえ、リンを含む生物にとっては有害なのだが、この微生物は、リンのかわりにこのヒ素を使うように変異したようだ。

SFの世界ではこうした可能性が昔から取り上げられてきた。たとえば、炭素の下には珪素がある。科学的な性質もにているから、珪素でできた岩石様の生物みたいなものがよく出てきたのだが、今回の発見はそうした可能性が現実にあることを示した点で大発見だと言えるだろう。これによって地球外生物の探査は、従来は生物が存在しないだろうと思われていた環境にも広がることになる。そういう意味で、宇宙生物学にとっても画期的な発見だというのはよくわかる。

地球外生命・・・でなかったのは残念だが、研究者たちにとってはある意味それに近いものだったことだろう。

とりあえず、これを確認して、また寝床に戻り、少し寝坊気味に起床。というか、風雨の音に起こされたといったほうがいいかもしれない。台風でも来たかと思うような荒れ方で、会社に行く気が一気に失せた。でも、さすがに休むわけにも行かないので、ぎりぎりまで様子を見ていたら、幸いにも雨が上がってきた。おかげで電車は遅れて大混雑だったものの、濡れずに、しかも遅刻もせずに出社できた。

お昼には、もうすっかり青空になっていたが、風はまだまだ強く、散歩はちょっと辛かった。

なので、今日はちょっとショートコースの散歩。この絵だけ見ているとすごくいいお天気に見えるのだけど。

でも、海を見ればこのとおり、濁って白波が立っている。

こんなものも見つけた。たぶん、一旦地面にしみこんだ雨水が、芝生の切れ目から噴き出したのだろう。今朝の雨がいかに強かったかよくわかる。

風は、散りかけていた桜の葉も綺麗に吹き飛ばしていた。今朝、都内では冠水があいついだようだが、その原因の多くは落ち葉で排水溝が詰まったからだという。

気温が上がってちょっと暑かったので日陰ルートを選んで、豊洲運河沿いへ。風が強いので汗もそれほどかかないのだけど、高層マンションの切れ目を吹き抜けるビル風には吹き飛ばされそうになる。こんな風だとコンタクトレンズはホコリが入って辛いのだけど、今日は雨でホコリが流されたせいか、大丈夫だった。ただ、以前に風でコンタクトを飛ばされたこともあるので、目は細め・・・。

そういえば、昨日の夜、見ていたテレビ番組で江東区の空撮をまじえた紹介をやっていた。それで見たのがこの風景。

ここには70年代くらいまで晴海方面に通じる貨物線の鉄道が通っていたらしい。これはその鉄橋の橋脚跡。そういえば、何度か日記の写真にも登場しているが、春海橋の横に、廃線の鉄橋がそのまま残っている。それから、こんなところにも・・・。これはテレビで見るまで気がつかなかった。

空が青くて気持ちがいいのだけど、風はちょっと強すぎる。今日は散歩は早めに切り上げ。ビルに映った景色はいい感じなのだけどね。

なんだかんだで、今週もおしまい。週末突入。また気温が下がりそうな感じだから、風邪をひかないようにしないといけない。ちなみに、今日の歩数は少なめで、7000歩強どまり。まぁ、ちょっと足も休めないとね。

雲の上には空があり、そのまた上には、はてしなく続く宙(そら)がある・・・・。なんて、ちょっと詩人っぽくはじめてみたりして・・・・。まぁ、その話は一旦おいといて、今朝の富士山。

今日は早めに会社にいくので、いつもよりも少しだけ早く起きた。ちょうど日の出の直前、狙っていたとおり、まず富士山に陽があたりはじめたので、D7000の300mmズームで撮影。

いつもより小一時間早めに家を出て、会社には同じくらい早めに到着。今日は、朝から営業メンバーむけのレクチャーを1時間ほど。外出前にやるので、30分早く始めた次第。たまには、早く会社に行くのもいいかなと。一昨年みたいな極端なことをしなければ、まぁいいんじゃないかな。最近、駅からダッシュ続きだけど、早起きは実は苦手ではない。無理に早く行く必要も感じていないだけ。早出、残業はクセになるし、一昨年はそれでマイってしまったので、金輪際、そういうことはしないでおこうと決めている。でも、ピンポイントで必要なときはやるわけで。

そしてお昼時は、いつもの散歩。今日はちょっとチャレンジング。ゆりかもめ沿いを歩いて晴海大橋を渡り、晴海からぐるっとまわって帰ってくるロングコースだ。晴海時代はよく、そういうコースを歩いていたのだけど、膝を痛めてから、その距離はちょっと辛くなっていた。

でも、膝の手術のあと、調子がよくなってきたので、徐々に距離を伸ばしていた。そして、今日は久々にロングコースに挑戦した次第。

ふと対岸に目をやると、飛行船が飛んでいる。一回6万円くらいする遊覧飛行はさすがに、お金持ちのお遊び。手が出そうにない。というより、そんな金があったらほかに使いたい。

ゆりかもめの新豊洲駅の先を右に折れて晴海大橋を渡る。ちょうど、HIMIKOが通る時間帯。この位置での撮影は久しぶり。

晴海大橋から見たスカイツリーはこんな感じ。ニュースだと、もうあと5mほどで500mに届くらしい。

橋を渡りきって、トリトンスクエアの角を右へ、晴海通りに沿って豊洲方面へ戻るルート。

ここから春海橋までの歩道は、夏には緑のアーチ。でも、今はところどころ落葉樹のあたりで空が見える。

春海橋を渡って、護岸沿いをららぽーとの裏に向けて歩く。ここはいつものコース。

さっき、晴海大橋をくぐって、ららぽーとの船着き場に入っていったHIMIKOが今度は出港していく。

こんな感じで、今日はなんと8000歩近くを歩いた。さすがに、午後はちょっとぐったり。コーヒーとガムで眠気をごまかすハメに。

そして、帰りはまた晴海経由。今日は、ららぽーとの中を抜けて、裏側に出てみた。こちらももう、歳末モードになっている。

ここから見た晴海や月島方面の夜景はなかなかいい感じだ。男一人で歩くのはちょっともったいない感じがする。

今日は、いつものフードコートではなく、2階のレストラン街で夕食。それからバスで有楽町はいつものルート。今日もめでたく14000歩超。

で、帰りがけにXPERIAでニュースを見ていたら、飛び込んできたのがこれ

NASAが2日に会見を行うらしい。内容は、これからの地球外生命探査に大きなインパクトを与える内容だという。いかにも思わせぶりな予告。もしかして、地球外生命の証拠を見つけた、とか?。そう思って、会見出席予定者のプロフィールをちょっと調べてみた。そしたら、全員、分子生物学に造詣の深い研究者ばかり。こりゃ、以前話題になった南極あたりで見つかった火星の隕石がらみか・・・、もしくは同じような隕石からDNAかRNAでも見つかって、それが地球の生物のルーツだとか・・・??。あれこれと妄想が広がって楽しい。こういう発表の仕方をすると、当然、世間はあれこれ想像をふくらませるだろう。もし、それを意識してこんな思わせぶりな予告を打ったのだとしたら、内容は相当インパクトが強いものかもしれないなと。先にあれこれ想像させることで、ショックを和らげようとでもいうのだろうか・・・・。妄想はつきないが、なんとなく、わくわくする。会見は日本時間で2日の夜中。ストリーミング中継も行われるようなので、是非見たいのだけど、きっとすごいことになって繋がらないんだろうなと・・・。twitterも、パンクするかもね。たのしみだ。

暇つぶしに、CERN(欧州核物理研究所)のサイトを見ている。ここは世界最大の粒子加速器LHCで有名なスイスにある施設。LHCの実験は、当初、軽い陽子(水素イオン)の衝突実験から始まったが、最近、重イオンである鉛イオンの衝突実験を始めた。早速、従来の米国の加速器が金イオンの衝突で発見した事象を簡単に確認したばかりでなく、どんどん新たな領域に踏み込みつつあるようだ。ほとんど正面衝突に近い形での衝突も多数観測されているようで、その瞬間、原子は砕け散り、クォークとグルーオンの混ざった液体に近い状態になるそうだ。ここから、さらに多数の粒子が生まれ飛び散り、消えていく。その過程を追いかけることで、ビッグバン直後の宇宙の状態に迫ろうというのだ。

ちなみに、LHCのリング上には複数の衝突実験場があり、異なる種類の検出装置が置かれている。そのひとつ、ATLASのサイトはなかなかおすすめ。リアルタイムの実験の様子を見られるほか、LHCの様々なステータスを見られるダッシュボードにもアクセスできる。

画像右上のリング上の画像が、現在実験中の検出器で検出された粒子の軌跡だ。左側のパネルは、LHCの様々な状態を監視できるダッシュボードである。なんとなく見ていて飽きないというか、科学者気分に浸れて楽しい。

LHCは、来年にかけて、現状での最大エネルギーでの実験を行った後、一旦改修を経て、14TeVという最大衝突エネルギーを目指すことになる。よりビッグバンの瞬間に近づくことで、理論上予測されながら発見されていない新たな粒子や現象、たとえばマイクロブラックホールや、重力エネルギーの高次元への拡散などの実証が期待される。科学好きとしては、なんとなくわくわくする。CERNの実験の様子は、Twitterなどでも随時流されているので、興味がある人はフォローしてみるといいだろう。

出張3日目終了

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今日もまた、ほぼ一日缶詰の打ち合わせ。疲れたけど、それなりに成果はあったかな。帰国後、かなり仕事が増えそうだけど・・・・(苦笑)。あいかわらず、いいお天気のSFベイエリア、日差しが強いので、日中歩くなら日焼け防止が必須。

これは、昨日の昼食時。ふと見上げたら、太陽の周りに円をかいたような虹。めずらしい。

今日もいい天気。ちなみに、昨日の昼食はベトナム料理店でフォーを食った。今日は日本食。

食事に出ようと駐車場に行ったら、なにやら作業中。よく見たら恐ろしい光景が・・・・。

木が根元からぽっきり折れて倒れている。その先には車・・・・。突然折れたのだろうか、作業員がチェーンソーで切りながらかたずけ中。私の車に倒れてこなくてよかった・・・・。ちなみに、食事から帰ったら、すっかり片付いていて、切り株も目立たない。車は・・・と見ると、直撃は免れたようだけど、側面にかなりの傷・・・。これって、証拠隠滅に近いかも。ドライバーは何が起こったかわからないだろうな・・・。

午後からまた缶詰で、4時ごろに打ち合わせ終了。現地オフィスにちょっと寄ってから同僚と、よくいく中華屋さんに夕食をとりにいった。ちょっと2人で中華は・・・・と思ったのだけど、案の定、注文しすぎの食いすぎ・・・・。いまだにまだ胃がもたれている。店は汚いけど、味は悪くないので、あまり残すのはもったいないから、2人で無理やり詰め込んだ・・・。

この時期は、サマータイムなこともあって、午後9時近くまで明るい。下は、午後8時ごろホテルの窓から撮影した風景。

ところで、Twitterを見ていたら、なにやら22/TCP方面で騒がしくなっているらしく、原因がJail breakした(つまり、SIMロックを無理やり解除する改造をほどこしたもので、本来封鎖されている管理権限が解放されてしまっている)iPhoneへのウイルス感染とのこと。以前から、Jail breakしたiPhoneを狙ったウイルスは報告されていたのだけど、どうやら本格的に標的になりはじめたようだ。しかし、知らずに感染した人の通信料はどうなるのだろうな。米国出張中なので、ローミング中とかに感染したら大変・・・ってのが、まず頭に浮かんだ。いずれにせよ、ファームウエアの安易な改造(しかも、自分で知識があってやるのではなく、人が改造したものを持ってくるようなこと)は、やめたほうがいい。そもそも、出回っている改造ファームが信用できる保証はどこにもないので。

同じくTwitterを見ていたら、ソーラーセイル衛星(というよりもはや惑星だけど)「イカロス」君が帆を広げ始めたようだ。まず対角線にある重りのついた腕を伸ばしていき、そのあと一気に帆を広げるみたい。帆を広げることができた段階で、まず実験の第一段階は成功となる。最近は、JAXA も Twitter をうまく使ってるなと・・・。イカロスとはやぶさの会話とか面白いし。米国惑星協会(Planetary Society)は、長年、自分たちでこれを計画してきただけに、ちょっと悔しそう。でも、まぁ、どこがやろうとこのコンセプトで作られた衛星が機能するということは意味があるだろうなと思う。

さて、今夜も時差ボケのまま過ごしてる。そろそろ寝ようかな。明日は最終日。ちょっと何箇所かまわって打ち合わせをして、予定終了。明後日帰ります。

さて、もう一度、イカロスの様子をチェックしてから寝ようかな・・・・

rendez-vous

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連休ボケで長かった先週、やっとの週末も、あっというまに過ぎてゆき・・・。もう夕暮れの日曜日。

昨日は、朝から洗濯したあと都内に出て定期診察。気分的に悪くはないのだけど、ちょっと夜中に目が覚めて眠れなくなることが時々あるので、寝る前に飲んでいる抗不安薬をちょっと増やしてもらった。夜中に目が覚めるのは、睡眠導入剤ではダメ。効果の長い睡眠薬は朝が辛いので、朝までには抜けてしまうこの薬が一番いいみたい。睡眠は重要だから。

午後はちょっと原稿の仕上げ。昨日中に仕上げてしまうつもりだったのだけど、ちょっと疲れて昼寝したら、そのまま夕方まで寝てしまい・・・、結局今日に持ち越し。

今日は、朝から原稿仕上げの続き。図や注釈、参考リンクなどを揃えて、ほぼ完成。少し寝かせて、あとで最後にもう一度読み直して提出しようかと。

今日も綺麗な夕焼け。空には、薄っぺらな月と金星がランデブー中。いい雰囲気だ。

そういえば、日本初の金星探査機「あかつき」が18日に打ち上げられる。一緒に、いくつかの衛星が便乗するのだけど、個人的には「あかつき」本体よりも、一緒に金星方向に向かう、ソーラーセイル衛星のほうに興味がある。こうした衛星の可能性はずっと言われてきたのだけど、実際に惑星間のテストは初めて。どんな結果が出るのか楽しみだ。

ランデブー、といえば望まれないランデブーも赤道上空で進行中。制御不能に陥って漂流中の米国の通信衛星が別の衛星に接近中とか。衝突の可能性はなさそうだが、通信を妨害する可能性があるとのこと。さて、静止軌道の高さまでレスキューに行ける船はないから、どうするのだろうな・・・。破壊するわけにもいかないから放置するしかないのかもしれないが、この衛星の影響を避けるために、周囲の衛星が頻繁に軌道を変えると、衛星の寿命にも影響しそうだし、やっかいな話だなと思う。デブリの問題といい、そろそろとりあえず打ち上げるだけの宇宙利用のツケがまわりはじめているのかもしれない。

さて、一風呂浴びようか・・・。

P.S

しまった、この直後にISSとアトランティスが併走して空を横切ったらしい・・・・見損ねた。ちなみに、18日に今度は20時過ぎに西よりの空を通るらしいのだが・・・。

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