このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。旧ブログがシステムトラブルのため更新できなくなってしまったため、2023年10月に再構築しました。過去の記事は、こちら から参照できます。なお、ここに書いていることは、あくまで個人的な思いであり、いかなる組織をも代表、代弁するものではありませんし、無関係ですので念のため。 下のバナー画像は季節ごとに変えていますが、ブラウザによってはキャッシュされてしまって変わらないことがあるようです。季節外れの画像が表示されていた場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。

イベントの最近の記事

サイバー防衛シンポジウム

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昨日、今日は、こちらに参加。

温泉地で開催されるサイバーセキュリティ系のシンポジウムでは、最も新しいのだが、名前の通り、防衛や安全保障に特化した内容なので、なかなか興味深い内容の講演が多い。その関係で、講演者や参加者の多くが、自衛隊関係の人たちだったりする。初日の講演で興味深かったのは、海底ケーブルの話。最近、ヨーロッパなどで、意図的な切断が疑われる事例もあるのだが、実際、船のイカリなどによる事故も少なくないようで、意図的な切断かどうかの判断は難しいようである。海底ケーブルの損傷などによる障害では、切断装置を使って切断して、障害部分を切り離し、ケーブルを継ぎ足して補修するらしく、そのための切断用機器もあるらしいのだが、それを船の上から数百メートルから数千メートルの海底に降ろしてケーブルを捕まえて切るという技術はまさに職人芸らしい。米国とアジア方面を繋ぐケーブルの多くが日本を経由しているのだが、その陸揚げ地点が房総方面など小数の地域に集中していることが安全保障上の問題として挙げられている。ただ、単純に分散すればいいかというと、陸揚げ地点から需要者のいる地域まで、厳重に保護されたケーブルを地下に敷設しなければならないため、分散は簡単ではないらしい。

昨日は、午後から半日講演があって、意見交換会という立食形式の食事のあと、夜の部となる。私は意見交換会のチケットを買っていなかったので、一度宿に戻って、食事ができる店を探すことにした。雨が降る中で、小さな折りたたみ傘をさしてしばらく歩き、ようやく小さな居酒屋を見つけて入る。中には店をやっている老夫婦だけ。とりあえず、カウンターに座ってビールとつまめるものをを注文する。しばらくして、数名のグループがやってきたのだが、どうやら同じシンポジウムの参加者らしい。それから若い一人客がやってきて。店の中は賑やかになった。なんせ、年寄り二人がやっている店なので、急に忙しくなる。ご主人はもう結構な高齢のようで、少し話をしていたのだが、デイサービスに通っているらしく、店の常連客にはその関係者もいるのだとか。それでも、続けられる間は店を続けていたいのだという。カウンター越しにあれこれ話も出来て、なんとなく、ほのぼのとした時間だった。

夜の部は「インテリジェンス」関係のBoFに出席。国家としての情報機関の役割とか、各国の複数ある情報機関の位置づけとかに関する話を聴く。シギント(Signal Intelligence)と言われる分野をになう情報機関は旧来、電波傍受、通信傍受などを通じて情報を収集してきたが、現在、いわゆるサイバーインテリジェンスもその範疇に入っている、というか、既にその大部分を占めている状況だ。米国のNSAなどが代表格だが、例のスノーデン事件で暴露された内容にも、そうした傍受網の実態が含まれている。一方で、人を対象とした諜報活動はヒューミントと呼ばれ、米国のCIAが代表格。いわゆるスパイ映画などに登場する昔からの諜報活動である。各国では、こうした情報機関の棲み分けができあがっているが、国家戦略を基本に考えるならば、これらを統括して情報を集め、分析する機関が必要となる。これまでに出来上がった縦割りをどう統合していくかが大きな課題だという話だ。日本で計画されている国家情報局のような組織がそれにあたるが、日本はさておき、各国でそれぞれ歴史のある、目的も異なる情報機関の情報を吸い上げるのはなかなか簡単ではなさそうだ。

そんな感じで初日を終え、二日目の今朝。あいかわらず天気は不安定。晴れ間が見えたかと思うと、また雨が降る。朝食の後、8時半過ぎにホテルを後にする。ホテルのエレベーターにこんなポスター。熱海の「おっさん妖精キャラ」らしい。温泉が好きすぎて妖精になってしまったおっさん、という設定が笑える。

2日目の今日は、お昼過ぎまで。講演ふたつとパネルディスカッション。パネルは例の「能動的サイバー防御」に関してのもの。これまで、ニュース等で政府の説明を聞いても、なにやらオブラートで包まれていてはっきりしない。いったい、どこまでの事をするのか、実際、そんなことが出来るのか、技術的にどうするのか・・など疑問は多いのである。今日のパネルでも、政府側の説明は、なんとなく奥歯にモノがはさまった感じ。実働側の自衛隊の感覚とは微妙にずれている感じもする。それはさておき、実際にAPTなどの攻撃を念頭におけば、単なるC2サーバのテイクダウンでは不十分で、敵側の本拠を見つけ出し、そのインフラの基幹部分を破壊できなければ、モグラ叩きになってしまうのは明らかだ。そう言う意味で、(平時やグレーゾーンの時点で)何をどこまでやるのか、できるのかが極めて曖昧な感じで、ちょっとモヤモヤした感じがしていたのだが、やはりその点を指摘する質問が出た。結局、具体的にどうという話は出なかったのだが、我が国単独での対応は難しく、他国(同盟、同志国)との共同作戦も念頭に、という話である。まぁ、日本固有の制約も大きいのは分かるが、今後、どこまで踏み込んでいくのか、行けるのかが大きな課題だろう。

そんな感じで、午後1時頃にイベントは散会となる。そのあと、一部の参加者などの有志が、ちょうど行われていたサッカー中継を見ながら飲む、というので参加することにした。20人以上集まって、小さな店を貸し切り状態で3時間弱。色々お話しもしながらテレビでサッカー観戦。日本代表は見事、大量4点を取って勝利。ただ、オランダが先日7点という大量点を取っているので、次のスエーデン戦に勝ったとしても、得失点差で負けている状況。でも、とりあえずは予選突破を目指して頑張ってほしい。

飲み会はお開きになって、参加者の多くが駅に向かう中、私は、歩いてホテルに戻る。いつしか天気は回復して青空が広がり、気温が上がってくる。こんな海沿いの景色を見ながら歩く。

ちなみに、昨夜まで泊まっていたホテルがこれ。大きなホテルに挟まれた狭小ホテルである。

居心地は悪くなかったのだが、そもそも温泉がない。なので、今夜は、シンポジウムの会場になっていたホテルに宿泊である。いましがた、晩飯を食ってきた。バイキング+飲み放題の夕食は、ついつい食い過ぎ、飲み過ぎになってしまう。このあと腹ごなしに温泉に浸かりに行く予定である。明日は、早めにホテルを出て、昼くらいまでには帰宅する予定だ。

本宅回帰、そして熱海

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その後、あれこれ用事もあって、別宅を撤収、横浜の本宅に戻った。やはり気温の変化は大きい。昼間は暑くて外に出る気がしないので、散歩は朝と夕方が中心。歩数的にもちょっと減ってしまう。さておき、こんな「お山」も久しぶり。

この一週間ほどの天気は雨がちだが、時々晴れる日もあり、そんな日は頑張って歩くのだが、天気が良い分、気温も高く、梅雨場なので湿気も多いから、汗をかいてちょっと辛い。裏山のいつもの道はもう草ボウボウになっていた。

散歩道途中からの富士山。ちなみに、天気が良くても雲が多くて、この一週間で富士山が見えたのは一日だけである。

こちらは数日後の裏山への道。雑草が刈り取られてすっきりしている。今年は早めに草刈りしたようだ。

周辺では紫陽花が見頃になっている。

さて、今回はいつもの定期診察と、イベントがあって横浜に戻ったわけだが、定期診察はと言えば、このところの別宅での悪事(甘味の過剰摂取)によって、HbA1cが悪化。いや、悪事はバレるなぁ・・・と。ちょっと心を入れ替えないといけない。(苦笑)ついでに受診した眼科では、特に異常なし。例によって薬で瞳孔を開いての検査なのだが、折り悪くその日は快晴。サングラスを忘れたので帰りは道路の白線が目に刺さって辛かった。

さて、今週も本業がらみでニュースが一つ。全銀協の会見で、サイバー攻撃が予想される場合(脆弱性対応が間に合わない場合)ATMやネットバンキングの停止もありうるとの話が出た。このところ書いているように、AIによって脆弱性の発見が加速され、さらにAIを悪用した攻撃の増加で、従来の脆弱性管理の枠組みではもう間に合わなくなりつつある。一方、パッチの適用には時間がかかるし、これまでのような猶予もない。だから、致命的な攻撃を受ける可能性がある(つまり、銀行システム全体に影響するような事態を招くような)攻撃の危険が高い場合は、攻撃の入り口になりそうなシステムを停止させるというのは妥当な判断だ。たとえば、以前書いたCISAの新しい基準で、最もリスクが高い脆弱性のケース(3日内の対応、かつ侵害されていないことの確認、調査)あたりが対象になりそうなのだが、旧態依然たる日本の金融機関でこうした決断をどういうスキームで決め、誰が最終的に承認するのかは、なかなか難しい問題だろう。停止の判断にかけられる時間は僅かだ。あらかじめ、経営層を巻き込んで事態を想定した訓練をしてシミュレーションしておけないと、短時間での判断は下せまい。それ以上に、脆弱性管理を根本的に見直して、対応速度を大幅に向上しなければ、「停止判断」が頻発し、結果的に骨抜きになってしまう(そうそう止めてはいられないだろうから)可能性が高い。そのあたりも含め、相当な危機感を持った対応が必要だ。このあたりも今後注視しておきたい。

さて、今回、横浜に戻ったもう一つの理由は、週末に熱海で開催される「サイバー防衛シンポジウム」に参加するためである。このシンポジウムは、他の「温泉シンポジウム」(この前の白浜とか、越後湯沢とか、道後とかで開かれるセキュリティ関連のシンポジウム)とは少し毛色が異なり、「防衛」「安全保障」が前面に出た内容だ。なにかとキナ臭いこのご時世に合った内容でもあるので、昨年も参加している。今回は、前日から熱海に入って、温泉に浸かって・・・と考えて、昨日、熱海へ移動した。

熱海なら新幹線を使うのが早いのだが、ちょっとせわしないので、横浜から東海道線各停のグリーン車に乗る。1時間半弱ほどかかるが、のんびり車窓の風景を楽しめる。

そんな感じで熱海までやって来た訳だが・・・・、とりあえずバスでホテルへ移動。バスの乗客は最初から最後まで私一人。まぁ、平日だし、温泉街の中心地からは少し離れた会場近くのホテルなので、そういうこともあるだろう。で、ホテルに着いて、そこで思わぬ事実が判明するのである。

温泉がない!!

そう。ホテルは大きな温泉ホテルに挟まれた狭小ビル。どうみても、温泉客向けではなく、ビジネス客向けのホテルである。そう言えば、予約時に会場に近くて安いホテルという条件しか考えていなかった。まさか、熱海で温泉がないホテルがあろうとは・・・。せっかくの前日入りが無駄足・・・。近くの温泉施設へ行って見たら、これまた休館日!!(orz...)ため息しかでない状況に、しばし呆然と海を眺める。

まぁ、いつまでも落ち込んでいても仕方が無いので、気を取り直して晩飯へ。ちょっと旨いものを食う。

ほろ酔い加減で戻る途中に、こいつに遭遇。茶白の垂れ耳君である。

で、こんな夜景を見ながら部屋で飲み直し。

そして、一夜明けた今朝。ホテルの部屋のバスルーム(苦笑)でシャワーを浴び、しばし景色を眺める。

なんとなく、自分に腹が立ったので、明日、イベント終了後に会場のホテルに一泊することにする。とりあえず、温泉に浸かれないと、今回の目的が果たせない。(違?)そんなわけで、今日は昼から「サイバー防衛シンポジウム」に参加である。天気もイマイチなので、それまで、ちょっとゆっくりしよう。

白浜あれこれ

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とりあえず、無事到着した白浜。一夜明けた2日目。今回、雨続きを覚悟していたのだが、天気は回復しつつある。

今回、会場に近い宿がとれず、マリオットにした。このホテルは初めてだが、まぁ、お値段相当でホテルの部屋や設備はいい感じである。難点を言えば、高台にあること。行きはよいよいで、帰り(だいたい酔っ払っている)に山登りが待っているのがちょっと辛いのだが、まぁ、それはそれで、いい運動になると割り切れば問題無い。

朝は、いつも通り6時台に起きて、温泉に浸かった後に朝食。それから白浜シンポジウムの会場である白浜会館へ向かう。去年まで、会場は隣の田辺市にあるBiG-Uという施設だったのだが、今回から白浜町内の施設に変わった。BiG-Uに比べれば近いのだが、それでも温泉街の中心からはだいぶ遠い。いつもならば、送迎バスを使うのだが、初日に歩いて見て、30分ほどで行けることが分かったので、ちょっと頑張って歩くことにした。片道5000歩弱の道のりである。途中、こんな立派な?ホテルが見えるのだが、昭和のバブリーなころに立てられた御殿で、お値段もそんな感じらしい。

白浜シンポジウムは今年が30周年。こんなパネルも掲示されている。

今年のテーマは「連携」。セキュリティの難局とも言える現代、単独で脅威に立ち向かうことは困難、ということで、民間同士はもちろん、官、学とも互いに連携して・・・という話である。新しい話ではないのだが、これまでも言われながら、成功例は余り多くない。その原因も含めて話そうということだ。しかし、昨今のセキュリティイベントでは、AI噺が殆どになっている中、AIの話は殆ど出てこないのが新鮮というか、それはそれで悪くない。

2日目冒頭の講演で、異なる主体が共同で何かをする場合に、重要なのがモティベーションとインセンティブだという話があった。たとえば、最初、意識(モティベーション)が高い人たちが始めた集まりが、人が変わるにつれて、次第に機能しなくなっていくのは、インセンティブに欠けるからだという。モティベーションを維持するには、ある程度のインセンティブが必要ということだ。官民連携がうまく行かない理由の一つが、民に取ってメリットが少ないことだとすれば、それはインセンティブに欠く連携だろう。産と学、官と学についても同様である。これは、なかなか重要なポイントだと思う。・・・とここまで書いたところで、そろそろホテルを出なければいけない時間になった。続きは帰ってから書くことにしよう。


【空港にて追記】

空港で少し時間があったので追記。

全体的に地味な内容だったので、時々サボりながら参加。その夜は知人に誘われて、こんな感じで旨いものを食う。

その後夜のBoFに行ったのだけど、お目当ての部屋は大入り満員。仕方が無いので撤収する。こんな夜景を見ながらホテルに戻る。

帰りはまた、坂道を汗かきながら上ることになる。で、翌、最終日の朝もいいお天気。

この日は午後の最後のセッションがお目当て。新聞やテレビの記者の目線でのお話し。専門家ではなく、一般の読者、視聴者の目線でセキュリティ問題を掘り下げていく難しさはあるだろう。パネリストたちのモティベーションの高さを感じた。メディアというと、私などにはどちらかと言えばよく分からない世界なのだが、少なくともこうした人たちがいるならば安心な感じがする。こうした人たちが少しでも増えてくれることを祈りたい。

そんな感じで最終日は早めに終了。時間があるので帰りも歩いて帰ることにする。ホテルに帰って、しばらく仕事などして、夕方飯を食いに出る。

いくつか晩飯のお誘いがあったのだが、いずれも遅い時間。腹が減ってそれまで持ちそうになかったので、近くでラーメンなどを食い、その後、近くで0次会と称して集まっていた人たちに合流してしばらく談笑する。

その夜(昨夜)は泊まって、今朝の朝食。

11時にチェックアウト、荷物をホテルに預けてしばらく散策。しかし、暑い。

 ・・・・で、そろそろ搭乗時刻が近づいたので、残りは本当に帰ってから・・・・とか言いつつ、機内で追記。(そのあと、帰宅後に画像を含めて再度編集。)

今朝の白良浜では、何やらイベント中。砂と海水だけで造形を作る競技らしい。(「砂祭り」というらしいが)数年ぶりの開催とか。

みていたいのだけど、日陰がなくて暑いので、少し離れたあたりで日陰を見つけて一休み。

それから軽く昼食を食ってホテルに戻り、荷物を受け取ってからタクシーで空港に向かう。

で、この前の部分を書いてから搭乗、離陸してから、この前のバージョンを追記する。追記はiPadを使ったので画像をアップできなかった。なので、今書き直しているところである。

あいにく天気がいまひとつだったのだが、上層と下層の雲の間に富士山は見えた。

午後3時頃に羽田に到着。置いてあった車で、途中買い物をしてから帰宅する。そんな感じで、今年の白浜も全行程を終了である。

今年も白浜・・なのだが

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結局、ぎりぎりまで別宅にいて、昨日横浜に戻ってきた。別宅では、ここ数日、花粉症の症状がひどくて、仕方が無いのでまた薬を飲んでいたのだが、この時期、いったい何の花粉だろうか。確かに、以前の検査ではスギ以外にイネ科の花粉(この時期がピーク)にも少しアレルギーがあったのだが、今回の症状はスギ花粉のピークにも相当するひどさ。で、昨日、帰りがけに車を見たら、何やら車の表面に花粉っぽいモノが薄くこびりついているではないか。車の上にあるのはスギの木なのだが、まさか今頃?まったく謎なのだが、横浜に戻ってきたら症状は改善。どうやら別宅界隈固有の話だったようだ。

さておき、今日から毎年恒例の「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」に参加。昼前の飛行機で南紀白浜へ・・・。と思っていたら、いきなり現地視界不良のため引き返すかも・・・という通知が某赤色航空会社から飛んできた。確認してみると、朝一の便は着陸できずに折り返したらしい。こちらも、関係者で満席だったはずだから、羽田に帰ってしまえば、今日の参加は絶望的になってしまう。

とりあえず、羽田へ行ってみたのだが、保安検査の入り口で入場を拒否された。天候調査中のため、結果が出るまで入れないという。さて、もし飛ばなかったらどうするか・・・待ちながら思案。羽田へは車で来ているので、飛行機がベストなのだが、選択肢は関空一択。それでも、そこからJRに乗り換えて白浜だと3時間くらいはかかってしまう。一方、一旦自宅に戻って新横浜から新幹線で新大阪経由、特急で白浜ルートもあるのだが、こちらはたぶん、6時間コース。そもそも、自宅に戻ったら、そこで心が折れてしまう可能性が高い。昼過ぎの関空便は残り5席程度。飛ばないと分かった瞬間に予約変更を入れようと構えていたら、とりあえず飛ぶというアナウンス。但し、着陸できなければ引き返し。もし、そうなったら、夜便か、明日の朝便で行くしかない。これも心が折れそうだが、とりあえず着陸できることを祈りながら、搭乗を待つ。ちなみに、赤色航空会社のステータスは「平民」なので、搭乗待ちはカード会社のラウンジである。(苦笑)

定刻より少し遅れて羽田を離陸する。満席の737-800は、その大半が関係者である。離陸後、高度を上げて巡航高度に達しても、まだ雲の中。なんとなく嫌な雰囲気が漂う。前線の関係だろうか、コースは御前崎から浜松あたりまで陸上を飛んで、そこから伊勢湾を斜めに横切って紀伊半島へ。高度を下げ始めたら、雲の隙間から少し地上が見えてきた。

白浜へは海側からのアプローチ。着陸前には海や街が見えて、そのまま一発で着陸成功。何度かやり直しを覚悟していたから、これはラッキーである。

で、どうにか無事、こちらのイベント会場へ到着。

とりあえず、最初の講演を聴き、それから一旦抜けてバスでホテルへ。チェックインをすませ、一休みしてから、夕方のウエルカムパーティーを目指してまた会場へ向かう。バスの時間が合わず、結局、ホテルから会場まで30分ほど歩くことになった。雨は降っていなかったが、湿気が多くて結構汗だくになる。まぁ、おかげで今日の歩数目標は達成である。(笑)30分で歩けるなら、いつもの散歩と変わらない。雨さえ降らなければ、明日の朝も歩こうかなとか思っている。

そんな感じで、今回は日曜まで白浜である。

BlackHat ASIA 2026 Briefings Day2

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昨夜は少し雨が降ったシンガポール。ちょっと雲の多い朝で、路面も濡れている。

今朝は6時20分頃の起床。それから朝飯を食い、出すモノを出し(苦笑)、シャワーを浴びてからホテルを出る。2日目のBHも朝のキーノートから。今朝のキーノートは、元OpenAIのエンジニア。最近のAIの急速な進化についてのお話し。AIの能力はCPU/GPUの性能やパラメータの数の増加に対してリニアではなく、より大きく(スーパーリニアに)増加するため、最近のような能力の向上が実現するのだという。このところ、Mythosが話題をさらっているが、脆弱性の発見や、その攻撃コードの作成は、Mythosのような非常に高い能力を持たなくても可能で、オープンソースのAIモデルを使っても、実用的なレベルで実現できるとのこと。また、複数の異なるモデルで攻撃コードを作らせると、それらは同じにはならず、それぞれ特徴を持ったコードを作るので、どのモデルが優秀かという議論に答えはないという。つまりは、Mythosのような大手の事業者が提供する高い能力を持ったAIの利用を制限したところで、ダークサイドは自前のAIを使って、どんどん脆弱性の発見やその攻撃コードを作れるので、守る側は、その前提で対応を考える必要がありそうだ。

キーノートの後、日本との打ち合わせがあって、次のセッションをパスして対応。日本との時差(1時間)を勘違いして、12時からと思い込んでいた打ち合わせが10時からだと気がついたのが今朝のこと。危なかった・・・。ずっと、昼休みに対応すればいいと思い込んでいた。

打ち合わせの後、午前中にもう1セッション。こちらは最近日本でも話題になっている東南アジアにおける詐欺グループの活動について。カンボジアやフィリピンなどで主に活動しているのは主にC国系の犯罪グループで、様々な手段で人を集めて、詐欺に加担させている。対象となる国の言葉をネイティブに話せる人間を特には誘拐や脅迫と言った手段を使いながら集めているという。C国政府はこうした犯罪グループを認知しながら泳がせていて、時には政治的に利用しているとの指摘もある。もちろん認めはしないだろうが、最低だ。カンボジアなどは、最近摘発を強めているが、ある意味モグラ叩きの様相らしい。従来は電話詐欺が中心だったのだが、最近、マルウエアを使った不正送金なども増えてきているという。これには、C国のMaaS(マルウエア・アズ・ア・サービス)が絡んでいて、犯罪者にサービスを提供して儲けているらしい。放っておくとどんどん凶悪化しそうなので、国際協調で潰したい所だが、政治的に不安定な国もあり、なかなか簡単ではないという話である。

昼飯の後、今日も少し散歩する。まー君(笑)は、今日も元気に水を吐いている。

午後は、AIとMCPの話など。ここで、不覚にも寝落ちしてしまう。時差ぼけがないので、ちょっと油断した。聞き取りにくい英語に頭がついていけなかったようだ。(苦笑)

その後は、AIを使った競技形式のSNS選挙介入のシミュレーションの話。CTFならぬCTN(Capture The Narrative)は仮想の国の選挙を仮定し、二人の候補者とメディア、有権者4000人を主催者側のAIが受け持ち、競技参加者のAIがSNSに介入して、選挙の結果を左右するための工作を行うと言う設定である。支持率の初期値はそれぞれ50%、支持層の中での支持の強さ(確信度)の分布も適切に設定される。実際にやってみると、AIは支持が揺らぎがちな中間層をターゲットにした工作を展開。終盤では、個別の支持工作も行ったと言うから興味深い。SNSには不適切な発言を規制する機能を実装しているが、AIは一部のアカウントに、こうした規制を試すような投稿を行わせて、許容範囲を測るような動きもしたという。実際、選挙介入へのAI利用は現実味を帯びているし、最近の欧州のように、あからさまな選挙介入が日常化しているから、こうしたシミュレーションを繰り返して、対策を考えるのは極めて重要だろう。結果をAIに喰わせて、逆に、工作が疑われるアカウントを特定するといった事も出来るかもしれない。このあたり、状況は切迫しているから対応が急がれる。

最後のセッションは、今回のイベント会場のNOCレポート。セキュリティだから、SOCでは、と思うかもしれないが、NOC(Network Operation Center)とSOC(Security Operation Center)の仕事は、実際には不可分と言える。そういう意味では、SOCをNOCに統合するのは自然な流れだろう。今回のNOCでは、セキュリティアラートのハンドリングから、ケースのオープン、対応の流れの多くをAIで対応させ、AIが判断出来ない部分を人間が対応するという形で、人の負担を大幅に減らすことができたという。サイバー攻撃がAIによって加速されつつある事を考えれば、こうした流れは必然だろう。

そんな感じで、イベントは閉幕。とりあえず、ホテルに戻り、一休みしてから晩飯に出かける。昨日行った店が割と良かったのと、あちこち歩き回るのも面倒だったので、また昨日のベトナム料理店へ行くことにした。で、タイガービールとおつまみから。

のんびり、食い物をつまみながら、ビール二杯でいい感じに酔っ払って、締めは昨日と同じフォー。これが、なかなか美味い。

で、いい感じで暗くなってきたので、酔い覚ましがてら川沿いを歩く。

このまま歩いてマリーナベイの夜景・・とも思ったのだが、蒸し暑さで汗だくになり、断念して折り返す。酔っ払っているので無理は禁物だ。(苦笑)

ホテルまで歩くのはちょっとしんどかったが、とりあえず帰って部屋で涼みながらこれを書いている。さて、明日はチェックアウト時間ギリギリまで引っ張ってから、どこかで時間を潰して、3時過ぎくらいに空港へ向かうつもりだ。フライトは午後6時過ぎ。また、ホーチミンまで飛んで、そこで4時間弱待ってから、成田行きの夜行便に乗る。成田着は日曜の朝だ。久しぶりのシンガポールもあと1日である。

BlackHat ASIA 2026 Briefings Day1

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今朝は6時起床。日本とは1時間時差があるので、日本時間的には7時起床である。起きた時にはまだ外は真っ暗。そろそろ7時近くなってようやく外が明るくなってくる。

ホテルのレストランで朝飯(バイキング)を食い、それから地下鉄に乗ってBH 会場のマリーナベイサンズへ。会場の雰囲気は昨年夏のラスベガスをちょっと小さくした感じ。

オープニングキーノートはプライバシーとセキュリティの関係の話。いわく、この二つは同じだというところから始まったので、ちょっと違和感を感じる。でも、言わんとするところはわかる。プライバシー保護に関しては、特に技術面ではセキュリティそのものである。プライバシー侵害の原因の多くがセキュリティ侵害であり、逆に、プライバシー侵害、たとえばアイデンティティの侵害は、セキュリティ侵害の切り口になることも多い。もちろん、プライバシーの概念は個人の尊重であり、哲学的な側面も強いのだが、双方の共通点が非常に多い割りには、プライバシーとセキュリティは、法制度面、行政面、さらには企業での管理を含めて多くが縦割りになっている。これは、ある意味非常に非効率的である。特に行政が相互に歩み寄って共通部分を統合する動きをしなければ、この状況は変わらない。たとえば、企業においてもセキュリティはIT部門、プライバシーは法務や総務という、ある意味水と油な組織が主導していることが多く、本来一元化できる部分がばらばらになる大きな原因となっているのである。そう言う視点から見れば、今日の演者の話もあながち間違いではないだろう。

休憩時間に、この「お約束」の絵を撮影する。サンズから見るとマリーナを挟んだ反対側なので、これはかなりズームした絵である。こちらは、マリーナベイの景色など。

キーノートの後は、個別のセッションを聴講。通信系では、WiFiとBLE関連、DNSへの攻撃などの話、あとはMSのオンプレとクラウド(Azure)のハイブリッド環境への攻撃の話など。変わり種としては、システム内での暗号鍵の「消し忘れ」による漏洩の話など(これは、日本のIISECの人たちの講演)。一日みっちり聴講したのだが、素直な感想としては、時差がない(1時間)だけで、こんなに楽なのか・・・という感激があった。到着翌日の聴講だが、米国とかだと間違いなく午後は寝落ちが発生する。それがないだけずいぶん楽である。そういう意味では、もう少しアジア方面でのイベントに参加してもいいかもしれない。

休憩時間にサンズコンベンションセンターとショッピングモール周辺を散策しながらこんな景色を見て回る。

今日の終了は午後5時。とりあえずホテルに戻って一休みしてから、2ブロックほど歩いて、川沿いのクラークキーまで。今夜の晩飯は、ここのテラスにあるベトナム料理のお店。とりあえず、タイガービールとつまみで脱力する。

ビール2杯でいい感じになり、締めはフォー(ベトナムのスープ麺)。暑い中で食う熱いフォーもなかなかうまい。

気がつけば、あたりも既に暗くなっている。

いい感じでホテルに帰って自販機で水を買おうとしたらなにやら自販機が固まっている。フロントに話して、しばらく後に行ってみたのだが、まだ動かないので、とりあえず近くのコンビニまで行って水など買って帰ってきて、それからこれを書いている。明日も引き続きBH参戦である。

RSA Conference 2026 Day-3

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RSAコンファレンスもいよいよ最終日。今朝もちょっと寝不足気味の7時起き。あれこれしていたら、7時50分前になってしまい、朝飯を食えないことを覚悟しつつ、会場に向かう。

幸いにも8時10分頃到着で、まだ朝飯にはありつけた。そんな感じで最終日がスタートする。今日は、午前中3セッション、午後1セッションのブレークアウトの後、クロージングキーノート。朝一のセッションは、最近流行のAIによるコーディングの話。AI(LLM)はプログラミング言語も一つの言語として取り扱う。基本は、既存のコードの大量学習なのだが、品質がまちまちのコードを学習するので、アウトプットも玉石混交となる。つまりは、脆弱性も普通に含まれてしまうので、きちんとプロンプトで指示をしないと、ろくでもない結果が出てくるよ、という話である。あらかじめ、自分たちのセキュアコーディングルール等を組み込んだプロンプトを与える必要があり、たとえば、会社としてエージェントを入れる場合は、暗黙のシステムプロンプトとして、確実にこうしたルールを喰わせるようにしないといけないという話である。なるほど、今のAIはそうなのかもしれないが、もしかしたら、それも時間の問題かもしれないなと思った。プログラミング専用のAIが最新のベストプラクティスを学習してコードに反映するようなことが、普通になる日がそう遠くない時期にやってくるのかもしれない。今は、人がレビューしないといけないコードも、そのうちレビュー不要になってくるのだろう。もう少し進んで行けば、曖昧な人の指示に対してAIがより具体的な内容を要求し、仕様を自ら明確にしていくというようなことも夢ではない。そうなれば、もうソフトウエア技術者など不要になってしまいそうだ。その結果がユートピアか、ディストピアかは別として、そもそもコンピュータのプログラムを間違いだらけの人間が作っていることに問題があると私は常々思っていたので、ようやくそうした時代が見えてきたような気がする。

その後は、APT関連のマルウエアなどの話と、アウェアネストレーニングの話など。最近日本でも話題になることが多い、セキュリティ意識向上のためのトレーニングなのだが、その効果はあまりかんばしくないようだ。原因は、紋切り型のコンテンツにありそうである。対象者一人一人の状況にあわせて、適切なコンテンツを提供するようなシステム(まさに、AIの出番になりそうだが・・・)がないと、なかなか効果が上がらないという話である。いわゆる標的型メール訓練などがいい例で、結局、ある程度のレベルから向上が見られなくなってしまう。訓練の組み立て方もそうなのだが、結局、最終的には個人の資質に依存してしまうから、どうしても限界はあるのである。どこまでを教育で底上げし、どこから技術的に防御するのか、自組織の人的な面でのリスク評価をもとに、戦略を決める必要があるのだろう。戦略や戦術はその組織の状況によって変わるだろうから、教育を企画する人たちは、もっと頭を使わないといけないと言うことだろう。

そんな感じで、全日程が終わりクロージングのイベントが始まる。

最後のキーノートはXmenなどで有名な俳優のヒュー・トンプソンとのトークショーで盛り上がる。そして、午後3時過ぎにめでたく全体が終了。三々五々の解散である。今日も眠気と格闘した一日だったので、早々にホテルに引き上げて一休みすることにした。

夕方まで一眠りしたあと、午後7時から日本との打ち合わせがあり、8時過ぎに晩飯を食いに出かける。ホテルの近くにちょっと気になるイタメシ屋があり、予約しておいた。狭い店だが、ちょっとカジュアルないい感じの店である。ここで、ワイン、サラダ、パスタの晩飯。

ワインでいい感じになって、ちょっとタガが外れた結果、こんなデザートまで手を出してしまう。

帰国直後に定期診察があるので、検査結果の悪化がちょっと心配だが、しばし忘れることにする。(苦笑)とりあえず、店を出た後で、言い訳程度の歩数稼ぎ。

とりあえず、今回の主目的は完了。明日は一日フリーなので、また市街の散策でもしようかと思っている。明後日の昼の便で、ミネアポリスへ飛んで一泊、日曜の羽田行きで、日本には月曜帰国の予定である。

RSA Conference 2026 Day-2

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今朝も7時起きで、朝のサンフランシスコ。いまいち寝た気がしないのだが、とりあえず会場へ向かう。

今日も終日缶詰での聴講。最初の話は、K-12という米国の幼稚園から高校までの一貫教育プログラムの学校の多くにシステムを提供している企業が10代のハッカーによって侵害を受け、大量の個人情報を流出させたという話。独占に近い形でシステムを提供している会社のセキュリティがお粗末だとこうなるという、サードパーティーリスクの典型例として紹介された。こうした状況は学校だけでなく、中小企業や医療機関などでも見られる。小数の専業サービス事業者に多くの企業が依存しているが、そのセキュリティは意外に脆かったりする。こうした中小企業等が、事業者を見極めることはなかなか難しいから、政府や自治体等が主導して安全対策をしてほしいところだが、なかなかそれもスピード感がない。むしろ、業界で協力して対策を推進する方が速そうだという話である。

その他には、最近話題になることが多い、AIが他のシステムと連携するために使うMCPという通信プロトコルのセキュリティの話などを聞いた。いまいち、実際にどう連携するのかが見えていないので、これはもう少しMCPそのものを勉強した方がよさそうだ。

今日も、時差ぼけというか睡眠不足の影響で、昼前後から頻繁に寝落ちするようになってしまい、ちょっと難儀する。調子が戻ってきたのは、午後の2つめの講演あたり。いわゆる「ゼロトラスト」がバズワード化する中で、取組で行き詰まってしまう組織が結構多いと言う話。そもそも、そのコンセプトやアーキテクチャの基本的な指針と、ベンダ、ユーザ企業それぞれの考え方が微妙に異なり、手を着けたはいいが、コストがかかりすぎたり、運用が難しくなって行き詰まってしまうケースである。同床異夢というか、とりわけベンダが我田引水的に都合のいい解釈を打ち出してくるので、それにユーザが振り回されるケースが多い。結局、自分の組織になにが必要なのか、つまりどのようなリスクに対応しないといけないのかを正しく把握して、その上で、原則に基づいて、自分たちに適した実装を考えるというのが基本となる。取り組む主体となる組織自身が基本的な考え方を理解し、自らのリスクを把握した上で進めていく必要があるので、それなりに覚悟がいる。そうでないと、結局ベンダのいいなりにならざるを得ず、お高いソリューションを入れたあげくに運用が回らないという悲惨な結果に陥りかねないわけだ。これは、私も以前から感じていたことなのだが、今日の話をきいて、ちょっとすっきりした。

そんな感じで、今日もクロージングになる。クロージングの冒頭、ベンダ系の講演が二つあったのだが、面白かったのは、それぞれ言うことが対立していたこと。片や、状況の可視化が重要で、それにより説明責任が満たされるといい、もう一方は、可視化するだけでは不十分、実際に行動に結びつけられることが重要だというのが面白い。暗黙のルールとして、キーノート講演はソリューション色を出さないことになっているから、概念的な話になるのだが、最終的に我田引水したいので、力点の置き場所が異なってくるのである。先に書いたゼロトラストの混乱も、こうしたことが原因で起きていそうだ。

その後、ジャーナリストの対談形式の講演があったのだが、残念ながら眠気に負けてしまい、あまり覚えていない。

そんな感じで、二日目も午後5時頃に無事?終了。ホテルに帰ってシャワーを浴び、晩飯を食いにでかける。今夜は、ホテルの近くで見かけた小さな寿司屋に行った。昨夜行こうとしたら、かなり混雑していたので諦めたのだが、今日は比較的時間が早かったこともあって、入ることができた。で、こんな感じの晩飯。

味噌汁はちゃんと出汁が利いていて悪くない。寿司も悪くないのだが、ネタに比べてシャリがいまいちなのは、こちらの寿司屋の共通点だろうか。もうひとつの寿司屋に比べると、少し上の感じはするのだが、値段はこちらのほうが高いので、どっこい・・かもしれない。でも、結構流行っていて、私が食べ終わる頃には行列が出来ていた。まぁ、小さな店なのでそうなるのかもしれないが・・・。

時間が早くてまだ明るいので、酔い覚ましに周囲を一周する。帰りに薬局系のコンビニに寄って、買い物ついでに胃薬を調達。胸焼けがするので、Anti Acidの看板の下にある薬を適当に買ってきたのだが、後でよく見たら実は便秘薬だったというオチ。まぁ、昼夜逆転でお通じもいまいちなので、よしとする。(笑)

そんな感じで、サンフランシスコも既に5日目が終わってしまった。明日はRSAも最終日。明後日金曜は一日フリーなので、また市内散策でもせいようかと思っている。

RSA Conference 2026 Day-1

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今日からRSA Conferenceの本番。昨夜もいまいち熟睡できず、ちょっと睡眠不足気味で起床。とりあえず会場へ向い、用意されてた朝飯を食って一息。それからトラックセッションを2つ。最近流行のAIエージェントを組み込んだブラウザで発生しうる問題とか。ブラウザ単独では、たとえば、あるサイト(ドメイン)から別のサイト(ドメイン)に対するスクリプトなどの操作は禁止されていて、不正サイトを経由した、正規サイトへの侵害は防止されているのだが、AIエージェントはブラウザのすべてのタブやウインドウにアクセス出来るため、問題が生じる。たとえば、特定のサイトを参照して、その指示に従って、別のサイトを操作するとか、メールの指示に従って特定のサイトを操作するとかの指示をした場合、不正サイトやフィッシングメールの指示に従って、不正な動作を強要されてしまう可能性がある。ブラウザから見るとAIエージェントはユーザと同等なので、こうしたことが発生するのである。実際、現状ではユーザを騙すよりも、エージェントを騙す方が簡単なようだ。エージェント自体が、そうした攻撃に対して耐性をつけないといけないという話である。

次に聞いたのが、エストニアの電子政府などの話。IT利用の「超」先進国として名前が挙がることも多いエストニアだが、そうなるまでには、第二次大戦に遡る複雑な歴史がある。旧ソ連崩壊後に独立した後も、ロシアを含め、大国の影響下にあり、地政学に翻弄される中で、独立を確保するために選んだのが、政府の電子化なのである。インターネット上に政府を置くという革新的な試みは、今のところ大きな成功を収めている。ただ、小国ならではの小回りが利く部分も大きいようで、同じ事を別の国が(たとえば日本だが・・)がする上でのハードルは高そうだ。よく、政府の高官や政治家が視察と称してエストニアに行くのだが、こうした本質を見切れているかどうかは、かなり怪しい。

その後、全体のキーノート講演があり、これが実質的なオープニングとなる。

昼食をはさんで、午後も講演をいくつか。ランサム関連の講演では、この5年ほどの間の(企業ななどを対象とした)ランサム攻撃の被害の傾向やその対策の基本を聞く。もはや高度な標的型攻撃と化したランサム攻撃に対応するためには、守る側もかなりの覚悟が必要になる。近年大きな被害に遭った組織を見ても、そのほとんどが比較的高いレベルでセキュリティ対策を講じているわけで、それらのスキを突いた攻撃で侵害されているわけだ。実際、多くがEDRのような最新のソリューションを導入していたり、多要素認証を利用していたにもかかわらず・・・である。ただ、これらのソリューションもきちんと監視、管理しないと抜け道が生じる。実際、そうした抜け道を狙われて被害に遭っているケースがほとんどだ。最近話題になっている日本企業にしてもしかりである。「ゼロトラスト」を口実にソリューションを売り込むベンダも多いのだが、皮肉にも「ゼロトラスト」の原則に従えば、こうしたソリューションを盲信してはいけないのである。きちんと役目を果たしているかどうか、不断にチェックすることが重要だ。

今日最後のキーノート講演は、有名ベンダのトップによる講演。Splunkの講演は、あまり商業色のない内容。最近のSOCに対する考え方などだが、実際に、攻撃が高度化し、発見が難しくなっている中でSOCの重要性はこれまでに増して高まっている。しかも、攻撃側がAIなどを活用してスピードを上げている中で、それを受けて守る側も、攻撃の発見の高度化や、対応の自動化によるスピードアップが必須となってくるから、なかなか大変な時代になったなと思うのである。

今日の日程は午後5時前に終了。午後になってから時差ぼけによる眠気が酷かったので、とりあえずホテルに戻って一眠りする。

今日は夜の7時から1時間ほど、日本との打ち合わせがあり、その後、晩飯。今日は、ホテル近くの寿司屋に行こうと思ったのだが、なにやら混雑しているようだったので、先日行った和食(寿司)店に行き、寿司ではなく、ラーメンと餃子などを注文する。このお店、寿司は結構まともなので、今日はそれ以外のメニューを・・と思ったのだが、とんこつラーメンも結構うまかった。一昨日行ったラーメン屋より、だいぶマシな味である。サッポロの中瓶を2本あけて、いい感じのほろ酔い。夜になって外は少し冷えてきたが、酔い覚ましには悪くない。そんな感じで今日も終了。明日はRSAの中日である。時差ぼけが改善していることを願おう。

CSA Summit @ RSA 2026 など

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時差ぼけで悶々とした夜を過ごし、今朝は7時前に起床。買ってあった朝食のパンとサラダを食ってから、ホテルを後にする。今朝も快晴のサンフランシスコ。

ホテルから会場までは徒歩で20分前後。今日はRSAのプレイベントとして行われたCSA Summitに参加する。

クラウドセキュリティの団体であるCSA (Cloud Security Alliance)だが、最近はAIセキュリティに傾倒している。流石に、CSAのままではアレだと思ったのか、近々CSAIというAI専門の団体を立ち上げるらしい。ちょっと流行に流されすぎな感じもするのだが、実際、セキュリティ業界、というかIT業界全体がAIに傾いているのだから、それも仕方が無いのかもしれない。

今日の講演内容も、ほぼAI一色なのだが、冒頭のセッションはちょっと違っていた。セキュリティと言えば、「リスク」への対策が主題なのだが、組織の中で、セキュリティの施策を推し進めていくためには経営層の理解とサポートが必要である。セキュリティ対策に予算をつけて貰うためには、「リスク」ばかりを強調してもダメだ、という基本的な話である。会社のビジネス(つまりは利益の拡大)に責任を持つ経営層から見ればコストはできるだけ抑えたい。カネを使うならば、それは利益を得るための投資でないといけないから、リスクよりも、セキュリティ対策を行う事のメリット(つまりそれが利益に貢献すること)を強調しないと、予算をつけて貰えないぞ、という話である。セキュリティ対策の準備は平時に行わないといけないが、日本でも、経営層がカネを出すのは、多くの場合サイバー攻撃などで一度痛い目に遭ってからである。つまりは、経営層にとってネガティブなコストであるわけで、平時から予算を確保しようと思うと、「対策しないと、こんな怖いことが・・・」と訴えるよりは、「対策によって、競合他社に対して優位に立てることで、ビジネス機会を拡大・・」というようなストーリーが必要だ。だから、今日からのRSAでは、そう言う視点で考えて見てほしいという話である。私は、日本と違い、米国ではずっと以前からこうした考え方は普通だと思っていたのだが、敢えて、今こんな話が出てくるということは、改めて、こうしたことを言わなければいけない状況が生じてきたと言うことなのかもしれない。経営層も、セキュリティを担う人たちも代替わりし、新しい人たちが増える中で、こうした問題に突き当たる人たちが増えてきたということなのだろうか。もしかしたら、旧来からの対策がある程度一巡して、これから、たとえばAIなどに伴う新たな対策を積み上げていかなければいけないという次のステップのための再確認というような意味もあるのかもしれないなと思う。まぁ、そうだとすれば、日本の場合、周回遅れという話なのだが・・・。

さておき、AIに戻れば、その登場によってセキュリティの世界も大きく変化しつつある。こうした技術に最初に飛びつくのはダークサイドである。結果として攻撃のスピードが格段にアップするので、守る側もAIを使わないと追いつかない状況が生じる。待ったなしの対策が必要になるので、必要な予算の確保は喫緊の課題だということだ。

そういう意味では、今回のRSA全体を通じても、これは重要なテーマだろう。そんなことを考えながら聞いていたのだが、今回のCSAサミットはなんと朝の8時半から午後2時半まで休憩無しのぶっ通し。せめて昼休憩ぐらいは入れればいいと思ったのだが、ネタが多すぎて休憩時間を入れる余裕がないという事のようだ。トイレに行くのも、講演の途中に行かないといけないので、流石にこれはちょっと無茶である。おまけに時差ぼけのせいで、だんだん辛くなってくる。昼頃には頻繁に落ちるようになってしまったので、ちょっと外に出て目を覚ます。外は気持ちのいい天気なのだが、会場の東西をつなぐ通路の上でカモメやハトが日光浴をしている。あまり穏やかでない話を聞いている中では、のどかな雰囲気が癒やしだ。

そんな感じで、CSA Summitを最後まで聞いてから、ちょっと外に出たら、AI搭載のロボットのデモをやっていて、人だかりができていた。

ここに来て、ロボも鉄腕アトムに一歩近づいたわけで、昭和の頃に描いた21世紀像に少し近づいてきたようだ。

夕方は、日本から来ているお客さんと展示会場で待ち合わせて、少し会場巡りをする。

こちらも、昨年以上にAIブームである。AIという言葉のないブースを捜す方が難しい。まさに猫も杓子も・・といった感じなのだが、今の状況を考えれば当然なのかもしれない。

で、その後、少し離れたレストラン(ステーキハウス)で会食。これまで何度も行っている店なのだが、うまいステーキが食える。

で、こんなステーキを食いながら談笑。

しかし、この店、なかなかの人気で大混雑。年々、混雑が激しくなっているようで、隙間なくテーブルがおかれて、会話も難しいほどに賑やかになってしまったのは、ちょっと辛い。来年は(もう来る気でいるのだが)もう少し静かな店を選んだ方がいいかもしれない。

そんな感じで初日は終了。ユニオンスクエアの夜景を見ながらホテルに戻り、一眠りしてからこれを書いている。さて、明日からRSAの本番である。

この二日ほど、急に暖かくなった日本列島。別宅界隈でもプラス5℃くらいまで気温が上がって、寒さもちょっと一段落。おかげで散歩の歩数も順調に伸びている。

近所の猫たちも、一息ついている感じである。

そんな中、昨日から今日にかけて、ちょっと東京方面へ行って来た。一泊だけなので、車ではなく新幹線を利用。用事は夜なので、午後遅くに軽井沢へ向かう。

で、日が暮れた頃に、こんな辺りへ。久しぶりの新橋である。

用事というのは、某協会(ギョーカイ団体)の25周年記念パーティー。実は昼間に記念講演会とかあったのだけれど、申し込みに出遅れて入れず、とりあえず晩飯だけ食いに(笑)参加することにした次第。

行って見たら、まだ会場には殆ど人がいない。講演会の終了がちょっと遅れていたようで、とりあえずワインなどちびちびやりながら開会を待つことに・・・。

やがて人が集まって開会。最初はいつのもように来賓挨拶。今回は比較的短かった。(笑)とりあえず、飲み食いしながら、昔からの親しい人たちと、しばし談笑。今世紀に入って誕生した某協会もはや四半世紀。皆歳をとるわけだなぁ・・・と感慨にふける。ちなみに、私は設立2年目くらいからの参加である。そんな感じで、やがて腹も膨れたので、少し早めに撤収することにする。最後にカレーを二杯ほど食ったのが余計だった。結構満腹になってしまった。

とりあえず、本宅に戻って一泊。今朝はオンラインの打ち合わせを一件こなしてから、区役所へ行き、期日前投票をする。しかし、今回の選挙はかなり悩ましい。投票したいと思う先がないのである。選挙そのものが降って湧いた上に、なにやらわけのわからん新党とかまでできてしまい、混沌とするなか、下馬評では与党圧勝らしいから、もう、棄権でいいか・・・などと考えたのだが、それも癪に障るので、とりあえす権利は行使することにした次第。結果、選挙区と比例は違う政党を選択するという結論となった。ポピュリズム政党や極右系、宗教がらみの政党には入れたくないということで、どこに入れたかは推して知るべし・・・である。

そんな感じで、また夕方に新幹線で戻ってきた。天気予報によれば、季節外れの暖かさは今日まで。週末はまた強烈な寒波に見舞われるという話なので、別宅にいて屋内を暖めておかないと、またあちこち凍りそうだから不安である。本格的な春までにはまだしばらくかかりそうだ。

ナッシュビルとハロウィーン

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ナッシュビルのダウンタウンに宿泊して翌日。朝食をとりにロビーに降りたら、こいつらがいた。

そう言えば今日は10月の最終日。こういう日だった。とりあえず、朝食の後少し時間をおいてから、ナッシュビル散策に出かける。お天気は気持ちのいい快晴。朝の気温は5℃くらいまで下がったようだが、昼間は日差しがあってそれほど寒くない。

繁華街を越えて、ビジネス街方面へ。土曜日なので、このあたりは人も少ない。この通りは昔、印刷屋さんが集まっていたあたりらしい。

通称、プリンター(印刷屋)街。プリンターというと、今ではコンピュータのプリンターを想像してしまうのだが・・・。ビジネス街の先に、博物館や州議会の議事堂などがあり、周囲は公園になっている。

町中の教会の脇にある公園は、こんな感じでお化けに占拠されている。(笑)

このあたりは歴史を感じさせる建物も多い。

結構歩き回ったのだが、見物と同時に別の目的も・・・。ジャンクでない晩飯を食えるレストランやステーキハウス探しである。結果として3軒ほど見つけて、そのうちの一軒をオンラインで予約した。昼前にホテルに戻って、少し昼寝したあとで、夕方近くまで仕事などをする。それからざっとシャワーを浴びて、予約したステーキハウスへ向かう。日が傾いた繁華街はだんだんと人が増え、大音響の音楽が響き始めている。こんな像も音楽の街らしい。

店は、午前中に行ったビジネス街の中にある。周囲には高級ホテルもあって、観光客よりは、どちらかというとビジネス客を対象にした店っぽい感じだ。

これが今夜のお店。

晩飯はサラダと12オンスのフィレ肉。

ジャンクではないが、量は結構アメリカン。サラダは食い切れずに残し、奥にあるまるまると美味そうなパンは持ち帰ったのだが、腹一杯でちょっと始末に困っている。帰りがけ、日も暮れた繁華街の盛り上がりは絶頂に達していて、仮装したグループも多数。ハロウィーンの夜である。

ワインとか飲んで結構酔っ払っていたので、ホテルに帰ってしばらく熟睡。夜中に起きて、これを書いている。明日は昼前にホテルをチェックアウトして空港へ。経由地のアトランタへ飛んで一泊。明後日に帰国便に乗る予定だ。

ISC2 Security Congress 2025 Day2-3

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昨日、今日と引き続きISC2 Security Congress 2025に参加。昨日は不覚にも朝寝坊して朝食とキーノートをミスるという失態。目覚ましをかけ忘れたのが失敗。仕方が無いので、シャワーを浴びてから、次のセッションへ向かう。

午前の最初のブレークアウトは、ランサムウエアのインシデント対応の話。参加者に対処を尋ねながら進めるという方法は私が某セミナーでやったのと似ている。ただ、前提となるランサムウエアは従来型の暗号化だけを行うタイプで横展開もなし。感染経路がメールという設定。これは、ちょっと物足りない。よくある二重恐喝型で、VPNサーバ経由とか、ADを介して横展開するとかの設定がほしかった。午前の二つ目はAIを使った攻撃に対してゼロトラストの考え方で対処するという話。サイバーキルチェーンの各ステップにおけるAIの使われ方のパターンに対してゼロトラストを基本とした対策がどのように効果をもたらすかという流れでの話だが、これは1時間ではなかなか難しい。守る側もAIを上手く使わないと追いつかないよ、という話なのだがもう少し具体論が欲しかった。

で、昼飯を喰い、午後のタウンホールをパスして部屋で寝ていたら、また熟睡してしまう。結局、その日の午後のセッションは最後のひとつを途中から聞いただけ。CPE的にはゼロになってしまったのがもったいない。午後の最後のセッションは無線系の攻撃に関するもの。最近、この種のセッションは減っているのだが、スピーカーがそっち系のベンダーな人だったこともあって、いくつかの典型的な攻撃手法を紹介してくれた。興味深かったのは、クレデンシャルを盗めても表玄関は多要素認証で守られているので、隣のビルから無線LANにアクセスして内部から攻めるという手法。無線LANの認証が同じクレデンシャルだったらアウトである。そこは、証明書などでデバイスを縛ってほしいところだが、そうした実装ができていない組織も少なくない。他にも、ドローンに偽APを積んで飛ばすとか、普通に出来そうだから怖い。無線系のセキュリティはもう一度、ゼロトラストベースで見直すべきだろう。

夜は展示会場でレセプション。晩飯代を浮かす。(笑)いや、このところ円安が酷いので晩飯代もバカにならないのである。

で、今朝は同じ轍を踏まぬように目覚ましをかけて寝たのだが、夜中にちょっといやな夢を見て、結局、目覚ましの前に起床。とりあえず会場で朝飯を食う。

今日が最終日。今夜はダウンタウンに移動するので、朝のうちにチェックアウトし荷物をクロークに預けてから午前中の講演を聴く。

朝のキーノートは元ワシントンポスト紙の記者で調査ジャーナリストな人の講演。ジャーナリストとして見てきた様々な事件を引き合いに出しながら、AIの登場が今後そうした攻撃、インシデントをどのように変えていくだろうかという話。内容が盛りだくさんでちょっとついていくのが大変だったので、後で録画でも見て、もう一度おさらいしたいところだ。(ハイブリッド開催なので、後で録画が公開されることを期待しよう。)午前中にブレークアウトセッションが二つあり、それで閉会となる。最初のセッションは、APT関連。最近のAPT(つまり、どこかの国の政府の息がかかったハッカー集団)の動向や使われる技術について簡潔にまとめてくれていた。対策の切り口も述べられていたが、要するに手強い相手には臨機応変かつ階層的に対処せよ・・ということにほかならないような気がした。(苦笑)少なくとも弱点があれば必ず狙われるから、どうやって弱点、つまりAttack Surfaceを小さくするかを考え、加えて抜けてきた攻撃をどのように見つけて対処するかということなのだが、これも一筋縄ではいかない。攻撃に要する時間もどんどん短くなっているので、対処もリアルタイムで行わないと間に合わない。AIを応用したソリューションは有望だが、それをうまく使いこなす技量が必要だろう。相手に応じたシナリオを用意して、演習を繰り返すしかなさそうだ。

最後のセッションは、ハワイのNPO法人が少ないリソースと予算で、どのようにゼロトラストを実装したかという話。これは非常に興味深い。日本では「ゼロトラスト」が完全にバズワード化していて、「ゼロトラスト」=「お高いソリューションの導入」みたいになってしまっているのだけど、本来「ゼロトラスト」はセキュリティの戦略であって製品やソリューションはその助けにしかならない。逆に、そうしたソリューションなしでも、ゼロトラストをベースにしたセキュリティは構築できる。徹底したクラウド化(オンプレのサーバ廃止)で運用を簡素化しつつ、要所要所で必要なセキュリティを構築するという非常に興味深い話だった。

そんな感じでイベントは終了。ダウンタウンのホテルのチェックインまで時間があるので、しばらく歩いたり、ロビーで座ったりして時間を潰す。午後2時半にUberでダウンタウンのホテルへ。幸い部屋に入れたので、ちょっと昼寝して、日が傾いた頃に街に出てみた。

前回来た時は風邪をこじらせて殆ど出歩けなかったので、とりあえず晩飯の場所を探しながら、メインストリートであるブロードウェイを歩いてみた。通り沿いは店から聞こえるバンドの音楽で溢れている。まさに、アメリカンな雰囲気。ニューオーリンズなどとはまた違った空気である。店もカジュアルな感じが多く、食い物も結構ジャンクな感じである。なかなかいい感じの店がなくてしばらく歩き回る。空にはこんな感じの半月。

ここで落ち着いた感じの店を探すのは難しそうなので、とりあえず、あまり騒がしくなさそうな店を探すことにする。

結局、バンドのライブがない店を探して入り、こんなものを喰う。いやはや、まさにアメリカンなジャンクフードである。

本当はステーキとか喰いたかったのだけど、残念ながら選択肢は限られていて、結果、これが一番マシなチョイスだった次第。流石に全部は食い切れず、ポテトは大半を残す事になった。まぁ、それもアメリカである。しかし、今頃になってちょっと胸焼けしている。明日はもうちょっとマシな食い物が食える店を探そう。

日が暮れると一気に気温が下がる。どちらかというと南寄りの地域なのだが、この時間で気温は10℃。昼間も20℃を切っていたから上着がないと寒い。とりあえずフリースを一枚羽織ってどうにか・・という感じである。一昨年みたいに風邪をひくと最悪なので気をつけよう。

そんな感じで明日は一日フリー。天気も良さそうなので、少しナッシュビルを散策してみようと思っている。

ISC2 Security Congress 2025

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昨夜は11時半過ぎにホテルに到着。即沈没して一夜明け・・・。今日からISC2 Security Congress 2025に参加である。会場は一昨年と同じホテル。中に大きなアトリウムがある。時期的にはまったく同じなのだけれど、今回は気が早いクリスマスの飾り付け。前回は時期的にハロウィーンモードだったのだが、なぜだろうか。

こちらが会場のコンベンションセンター。とりあえず、早朝にバッジをピックアップして、会場で朝食。一度部屋に戻って8時前に再度会場へ向かい、オープニングと最初のキーノートを聴く。

スピーカーはGoogleな人。Googleの巨大かつ複雑なシステムのセキュリティをどのように維持しているかという話。創業時から屋上屋を重ねるように拡大したシステムのバラバラなセキュリティを統合した苦労話など。そのキーワードは「工業化」。すべてのネットワーク、システム基盤、アプリケーションについて、必要なセキュリティ要素を規格化(部品化)して、機械的に組み込む事で、システムが巨大化しても追随できるセキュリティを実現したとか。そうすることで、最新のセキュリティをシステムを大変更することなく導入できるようにもなったと言う。しかし、言うは易しで、そうした根本的な発想の転換はGoogleだから出来たような気もする。工業化という言葉は、前世紀に某通産省が唱えて大失敗した「ソフトウエアの工業化」を思い出させるのだが、重要な部分をコンポーネント化しつつ、上物も含めて常に最新の技術を取り込んで行くスピード(アジリティー)をさらに上げようという発想は当時は全くなかった話だ。アジリティーを損なわず、かつスケーラブルなセキュリティを実現する、というある意味理想的な形だから、本当にそうなっているのだとしたら、その発想と実現した技術力を賞賛すべきだろう。

そこから、午前中にブレークアウトセッションをふたつ。ランサム攻撃のような会社を揺るがすインシデント対応に何故失敗するのか、という話とか、SOCのあり方を考え直す話とか。会社の業務が止まってしまうようなワーストケースのシナリオを前提にきちんと机上演習をやって問題点を洗い出せ・・・という話なのだが、それもセキュリティ部門だけでなく、全社的な枠組みでやらないと意味が無い。実際、そうした事態でセキュリティ部門ができることなんか、ごく僅かだ。全社を挙げて対処する練習をしておかないと、重大なインシデントに直面した際に身動きが取れなくなる。しかし、そもそも縦割りのきつい会社には難しい。旧態依然たる日本の大企業には特に難しいのだが、このところ頻発しているランサムによる業務停止が長引く原因はまさにそのあたりにあるから、そろそろ皆気がついてもよさそうなところだが・・・。「うちは大丈夫」なんて言える会社はないのだから、万一の場合に備えて全社対応の演習を、トップダウンで考えるべき時代なのだろうと思う。そういう事態を想像できない(したくない)経営者にはそろそろご退場願いたいところである。

昼飯を挟んで午後もいくつかのセッションを聴いたのだが、次第に眠気がきつくなってくる。昼休みと、午後の展示会見学時間は部屋に戻って仮眠する。会場から部屋までそこそこ距離があるので、今日はそれだけで軽く1万歩を越えた。(笑)夕方は、ナッシュビルのダウンタウンで交流イベントがあったのだが、夜に日本との打ち合わせがあったのでパスしてホテルで晩飯。

日が暮れたアトリウムはイルミネーションが綺麗だ。晩飯はとりあえず肉。(笑)

で、部屋に戻って1時間ほど日本とリモート会議。例によってどこに居ようが関係ない。(苦笑)こちらの午後9時は日本の午前11時(翌日)である。流石に、午後の打ち合わせはきついので、午前中にリスケして貰った。そんな感じのナッシュビル初日(昨日はノーカンで)、明日も引き続きコンファレンス参加である。

BH2日目とT効果?

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BH2日目は、また朝のキーノートから始まる。会場のアリーナは、こんな感じでちょっと不気味な雰囲気。大音響の音楽がかかっていて、なんとなく落ち着かない。

昨日の混雑に嫌気して、今日はホテルで朝食をとってから会場へ向かった。しかし、今日の混雑はそれほどではなく、私と同じ事を考えた人も多かったのかもしれない。

キーノートはどこかで見た人・・と思ったら、昨年秋のISC2 Congressでも喋っていた、元NY Times記者の女性。メディアという、外側の世界から見たサイバー攻撃の変遷の話も、昨年とよく似た内容だった。同じラスベガスなのでちょっとデジャブである。

二日目は、物理系のインパクトがある話をいくつか。一つはEVチャージャーで火災を起こすというコンセプト実証の話。EVチャージャーにはリモコン機能があるものが多く、こうした機能など(の脆弱性)を経由してコントローラのCPUを乗っ取られた場合、火災を起こすことが出来るかどうか、という実証をした話である。ただ、これはコントローラそのものを乗っ取ったのではなく、本来ソフトウエアでコントロールされる制御信号に物理的に異常な信号を与えて、その結果、過電流による火災を生じるかどうかという実験を複数のメーカーのコントローラに対して行ったものである。充電の電流制御は、パルス状の電流の幅を変えることで行っていて、このパルスを作る元になる信号をCPUが発生させている。この信号に細工してパルス幅が100%、つまり電流が流れっぱなしの状況をつくってどうなるかを検証するという実験なのだが、ほぼすべてのメーカーの機種で、充電機と車を繋ぐケーブルが発火した。中には充電コントローラ本体が発火したものもあって、火災を起こすことができるということが実証された形だ。実際にコントローラを乗っ取れるかどうかは脆弱性次第だが、もしそれが出来れば外部から火災を発生させることが出来るということである。問題は、電流制御をソフトウエアのみに頼っていて、電気的に過電流を防ぐ回路が組み込まれていないという点である。コストを下げるためだろうが、こうした物理的な制御をソフトウエアで行う場合、ソフトウエアの異常で事故が発生することを防ぐ物理的な仕掛けが必要なのである。ちなみに、うちの車もオプションでWiFi経由のリモコンを装着できるのだが、そうした不安もあって、取り付けていない。今回の実験対象はサードパーティー製の充電コントローラなのだが、自動車メーカーの純正品にはこうした問題がないことを祈りたい。

もう一つは、車のECUの誤動作を検証する話。車にはECUと呼ばれるマイコンユニットが複数組み込まれている。多いものでは100個単位で組み込まれていて、車内ネットワーク(CAN)で通信、連携しながら動いている。たとえば、窓の開け閉めからブレーキ、パワステ、エンジンとあらゆる機構の制御にそれぞれ専用のECUがある。特に、車の重要な制御に係るECUが誤動作すると致命的な影響を与えかねない上に、車にはエンジンを始め、様々なノイズ源があって、ECUにとっては厳しい環境である。ECUは、自動車メーカー本体(いわゆるOEM)ではなく、電装品メーカーが作っていることが多いのだが、多くのECUでは、様々なノイズや電磁波、宇宙線といった外的要因で誤動作が起きるのを防ぐために、複数のCPUコアで同じ計算を時間差で行い、それを比較するというような安全策が講じられている。実験は、電源を瞬間的に断続する(グリッチを発生させる)ことで、この仕組みに影響を与えることができるかどうかを試すというものである。影響を与えることができれば、たとえば条件分岐などの処理に対して異常を発生させることができる。ECUモジュールにはデバッグ用の回路が組み込まれているが、通常はパスコードでロックされている。実験は、複数のメーカーのECUに対してランダムなパスコードを与えながら、そのタイミングでグリッチを発生させ、デバッグモードに落とすことができるかどうかを試すという内容である。デバッグモードに落とすことが出来れば、ファームウエアの書き換えといったことが可能になり、ECUを物理的に侵害できる。結果は多くのECUモジュールで数時間~数日程度の間にデバッグモードに落とすことが出来たという。これが出来ると、悪意を持って改ざんされたファームエアを車に組み込んで、様々なことが可能になる。たとえば、要人の車に不正なファームウエアを仕掛けて事故を発生させるといったスパイ映画まがいのことも可能になるかもしれない。ただちに一般市民の安全に直結しないまでも、自動車メーカーやECUのメーカーは対処すべき問題だろう。

それ以外には、携帯電話ネットワークに接続されたIoT機器を物理的に乗っ取って、攻撃の踏み台として悪用する話とか、様々な(クラウド)アプリケーションが行う通信の特徴をAIに学習させ、正常な通信を偽装したマルウエアの通信などを検出するといった話などを聞いた。

最後にクロージングのパネルがあったのだが、なんとなく雑談っぽい感じだったので途中で抜けてホテルに戻った。疲れたので少し横になってから、日本とのリモート会議を1時間ほどやって、その後飯を食いに外に出る。

さて、どこへ行こうと考えたあげくに、バスに乗って少し北の方にある、以前行ったことがある寿司屋に行くことにした。

しかし、行って見たら、もう閉めるところだと言う。時間的にはまだ午後9時前。不夜城のベガスにしては早すぎる。仕方が無いので同じモールにあるイタメシ屋でこんなものを喰う。

これは、結構うまかった。しかし、寿司を食えなかったのは残念。この寿司屋は、まともな和食を出すので気に入っていた。寿司だけでなく、天ぷらなどもからっと上がっていてなかなかいい。しかし、そんな早い時間に閉めてしまうとは、客が減っているのだろうか。聞けば、この国の現「国王陛下」のめちゃくちゃで、反感を持った国外からの観光客が激減しているとのこと。あるメディアは「閑古鳥」などと表現していたが、それはメディア流の「大袈裟」としても、たしかに以前に比べて人が減っている感じはする。ネバダはたしか、紅組が勝った州なのだが、思わぬしっぺ返しを食った形である。

そんなことを考えながら宿に戻る。さておき、今夜は満月のよう。いい感じの月が空にかかっている。まだ時間的には10時前だが、たしかに人が少ない感じがして、ちょっと寂しい。

さて、今回の主目的は今日で終了。明日、明後日はちょっと遊ぶつもりである。

Black Hat Briefings 1日目

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今日は朝からBlack Hatに参加。8時過ぎにホテルを出て、会場のマンダレイ・ベイホテルまで歩く。会場に着いたら入り口で長蛇の列につかまる。キーノート会場に入る前の朝食待ちである。こんなことなら、先に飯を食ってくるんだったと思いつつ、コンチネンタルな朝食をゲットしてキーノート会場のアリーナへ。会場はほぼ満席。久しぶりに参加したBHだが、やはり人気は高い。初日のキーノートはMicco Hypponen氏。話はマルウエアの歴史。私のような年寄りには懐かしい話である。しかし、会場にいる人たちで、こうした話をリアルで知っている人は何人いるのだろう・・と少し遠い目になる。

キーノートの後、最初に聞いたのは、Windowsのイベントログの仕組みに介入してEDRを回避する話。WindowsにはETW(Event Tracing for Windows)という仕組みがあって、これを介して、アプリケーションがリアルタイムにイベントログを生成、取得できる。最近のEDRなどイベントログ監視を行うアプリケーションの多くがこの仕組みを使っているらしい。カーネルレベルで直接コードを組み込むよりも安定性に優れ、パフォーマンスも確保出来るということなのだが、これに、色々と問題があって、ゴニョゴニョすると、EDRなどイベントを読み込むシステムに悪影響を与えることが出来ると言う話である。問題のいくつかは既にマイクロソフトによって修正されているようだが、依然としていくつか悪用可能な問題が残っているという。悪用はさておき、ETWそのものは面白そうなので、そのうち時間をとって遊んでみようと思う。

次に聞いたのがApple AirPlayの脆弱性に対する攻撃の話。AirPlayそのものだけでなく、デバイスをAirPlayに対応させるためのSDKにも問題があり、それを悪用してサードパーティーのデバイスを攻撃するといった話である。スマートスピーカーの攻撃デモを見せてくれたのだが、こうした脆弱なデバイスが更新されないままに使われている状況はちょっと寒い。いわゆるIoTの世界では、ファームウエアのアップデートが難しいデバイスがまだ多く存在する。機器のメーカーからすれば、逆にサードパーティーであるAppleから提供されたSDKに脆弱性があるという、いわばサプライチェーン問題になるわけだから、さらに問題は複雑だろう。様々なデバイスが繋がる時代にあって、脆弱性対策の難しさを実感させられる内容である。

昼食の後、眠気がきつくなってきたので、一旦ホテルに戻り、午後の最初のセッションをパスして昼寝する。それから会場に戻って聞いたのが、フィッシングメール訓練の有効性検証の話。端的に言えば、メール訓練はほとんど効果が無いから、もっと違うところに金を使おうという結論。いわく、誰も科学的に効果を検証しないままに、訓練が広く行われるようになっている点が問題だとのこと。実際、訓練(に加えて、関連する教育)を受けた人とそうでない人の差は僅か1.7%に留まると言うから、これが事実ならば、やり方を見直す必要がありそうだ。ちょっと極論に聞こえるのだが、論文もあるようなので、一度ゆっくり読んでみようと思う。たしかに、猫も杓子も「メール訓練」に走っている現状はちょっと問題かもしれない。効果測定もそうだが、使うメールの難易度設定や、啓発のための教育プログラムの選択が十分慎重に行われているとは言いがたい。詐欺と同じで、プロを相手に素人が対抗するにも限界がある。もちろん、手口を学習することで、ある程度耐性はつくが、それもあるレベルまでで、それ以上のレベルを一般のユーザに求めてはいけないだろうと思うのである。訓練は無意味とまでは言わないが、限界があることは間違いない。その限界を見極めつつ、限界を超えた攻撃に(組織として)どう対処するのかを合わせて考えることが重要なのだろうと思うのである。

もう一つ興味深かったのは、Googleの人たちが、フォレンジックにAIを使う話をしていたこと。Sec-Geminiというセキュリティに特化したAIを使い、GCPのディスクイメージからツールを使って抽出したアーティファクトを分析させるという話である。こうした作業は大量のログやデータと格闘することになるのだが、そこにAIを上手く使えれば、技術者の負担を大きく軽減できる。実際、彼らの実験では、ある程度分析の方向性を与えてやることで、エキスパートの作業と遜色ない結果を得られるとのことである。さらに興味深いのは、細かな方向性を示さなくても、かなりいい結果を出してくれるとのこと。しかも、これらの作業をさせるための費用(利用料)は極めて安いという話だから、実用化が待ち遠しい。現在テスト段階で、テスターも募集中とのことである。ちなみに、Geminiは日本語読みだとジェミニになるが、英語(米語)読みだとジェミナイとなるようである。

最後にもうひとつ、某東方大陸国家によるファイアウォール攻撃キャンペーンの話を聞いたのだが、ちょっと眠気がきつくなって落ちてしまった。後で資料を読んで復習しておこう。

そんな感じで初日は終了。一旦ホテルに戻って一休み。

休憩時間とかに中途半端にあれこれ喰ってしまったので、あまり腹も減っていないのだが、飯を食わないと夜中に腹が減っても辛いので、とりあえず食いに出ることにする。

結局、「軽い物」という選択肢で行く店は決まってしまい、いつものBubba Gumpでいつものサラダなどを喰うことになった。

サラダと言ってもアメリカンサイズなので、これもちょっと食い過ぎである。腹ごなしがてら、ぼちぼち歩いてホテルに戻る。

ホテルに戻った時点で今日の歩数は1万9千歩あまり。ちょっと歩きすぎである。カロリー消費よりも腰痛悪化などのリスクがあるので、歩きすぎには注意しないといけない。(苦笑)

そんな感じのBH初日。とりあえずホテルのカジノで「ツキの女神様」に少しお布施をしてから部屋に戻ってこれを書いている。明日もまた終日BH聴講の予定だ。

本宅回帰、そして熱海

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別宅界隈も梅雨の中休みで気温上昇中ではあるが、それでも下界に比べれば天国。しかし、諸々あって、下界に下らざるを得ないのが辛い。

いつものルートで走って、最初のストップは上里。ここで気温は36℃。急いで屋内に避難して昼飯。いやはや、少し身体を暑さに慣らさないと倒れそうである。

ツバメの子たちはそろそろ巣立っただろうか。そんなことを考えながら走って次は三芳で充電がてら休憩。で、こういう罠にはまる。

横浜は33℃くらいと、内陸よりはマシだが、それでも暑い。本宅に入っていきなりエアコンを全開にする。季節的には紫陽花が似合う季節のはずなのだが、梅雨前線は北上したままでもう梅雨明けしたかのような天気である。

で、横浜に戻った翌日は、仕事の合間に整体へ行く。腰痛対策なのだが、とりあえず施術後は少し楽になったように思ったが、家に帰ったらまた元に戻ってしまった。おまけにマッサージの副作用で、翌日はあちこち痛くなって最悪。まぁ、一回で改善するとは思っていないので、しばらく通うことになるだろう。

で、土曜と日曜は一泊で熱海へ出かける。とあるシンポジウムに参加するためである。とりあえず、午後の講演を聴いてから宿に入り、こんな晩飯を食ってから、また会場へ。

夜の部の話を興味深く聞き、会場を出たらこんな感じの夜景。ほろ酔い加減で宿に戻る。

ちょっとのみ疲れてしまい、温泉はパスしてそのまま沈没。朝5時前に目が覚めたら、こんな朝日。

それから朝風呂を浴び、朝食を食ってから宿をチェックアウトして会場へ向かう。途中、こんな奴を見つけて猫分を補充する。

シンポジウムは昼過ぎで終了。いつも行くイベントとはちょっと毛色が違うので、聞く内容が新鮮。なかなかいい刺激になった。さて、駅へ・・と思ったらホテルのシャトルバスに長蛇の列。あきらめて歩き始める。駅までは30分くらい。

しかし、炎天下に重いリュックを背負って、しかも腰痛の身で歩くのは無謀である。早々にくじけて路線バスに乗る。熱海往復は新幹線が早いのだが、すこしのんびりしたいので、東海道線の電車のグリーン車を利用。ゆっくり景色でもと思ったのだが、うっかり仕事の書き物を始めてしまって、気がついたら戸塚あたりまで来てしまっていた。その夜は無理がたたって、ちょっと腰痛に苦しむことになる。

今朝は7時前に起床。近所を少し散歩する。久しぶりの景色である。

この時間の気温はまだ30℃に届かないので、比較的マシだが、それでも、そこそこ汗をかく。もう一週間ほど梅雨の中休みが続いていて、今日辺りから崩れる予報ではあるのだが、雲は多いものの、結局、今日も一日雨は降らなかった。

まぁ、おかげで洗濯物があっさりと乾いたのは助かるのだけれど。ところで、昨日、某国王がとうとう中東に手を出した。まぁ、中東某国の策に、まんまとハマってしまったというべきなのか、この後の展開がかなり心配ではある。さて、この先世界はどうなっていくのだろうな・・・。

南紀白浜

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とりあえずの横浜復帰。こんな「お山」も久しぶり。

とりあえず、早起き、朝方パターンは続いていて、朝の散歩も朝食を挟んで2回のパターン。雨さえ降っていなければ・・・の日和見ではあるのだけれど・・。そう言えば、近所の「お猫さん」像が、メイド服姿になっている。このパターンは初めて。(笑)

で、今回、月曜日に戻ってきて、水曜日はCSAジャパンのイベントに久しぶりのリアル参加。そして、木曜から南紀白浜へ飛ぶ。まずは、羽田へ。横着して車で行くつもりだったのだが、駐車場が満車っぽいので、急遽、電車で行くことにする。とりあえず駅までで一汗。

羽田は年に一回、白浜イベントでしか来ない第1ターミナル。当然ながら赤色の航空会社的にはド平民な私なので、航空会社のラウンジには入れず、カード会社のラウンジでお茶を濁す。

去年は参加出来なかったので二年ぶりのイベント。朝一の便は4時起きしないといけないから、寝坊して乗り過ごす危険があるので、昼前の2便。例年なら、この便も某イベント関係者でほぼ埋まる。万一何かあったら、日本のサイバーセキュリティへのダメージは計り知れない・・という便なのだが、今年は半分くらいが一般の観光客。理由は簡単で、近々中国に帰ってしまうパンダを一目見ようという人たちが殺到しているからである。あおりで飛行機が取れなかった関係者も少なくなかったようだ。まぁ、本来、この便にスーツを着た人が多数乗っていることのほうが不思議なリゾート路線なのである。ということで、とりあえず無事に白浜入りして3日間のイベント参加である。何度も来ていると、昼間の講演よりは夜のイベントの方が楽しくなる、通称「温泉シンポジウム」。初日は夜のウエルカムレセプションのあと、こんな夕景(夜景)を見ながら宿に帰る。時間はもう午後8時近いのだが、まだうっすらと空が明るい

翌2日目は朝から快晴。とりあえず、6時起きで一風呂浴びてから、朝食を食い、腹ごなしに海辺を散歩する。

で、こちらがイベント会場。

今回は「アイデンティティ」がテーマ。いや、なんとなくテーマが抽象的すぎていまいちピンとこない。正直言うと、結局全体として何が言いたかったのか、いまいちピンとこなかった。「デジタル」でのアイデンティティというとIDとパスワードなどを思い浮かべがちだが、そうではなく、利用者を特定可能な「属性」の集合であるという話。ただ、これも抽象的で、いまいちとらえどころがない。結局の所、ID/パスワードはもうそろそろやめて、違う本人確認(認証)方式を・・・ということに帰結されそうなのだが、概念を広げ過ぎてピンボケになってしまっている印象がある。そういう意味で、なんとなく消化不良感が残った。

一方で街はというと、パンダ一色である。パンダ目当てで大量の観光客が押し寄せて賑やかだ。昨日の午後でイベントは終了し、多くの参加者は昨日のうちに帰ってしまったのだが、昨日の夕方の飛行機が取れなかった私はもう一泊して、今日の昼過ぎの便で帰ることに。とりあえず、今朝も6時起きして朝風呂、朝飯。

朝飯はバイキングなのだが、カレーがあったのでついつい喰ってしまうなど。結果的にちょっと食い過ぎ。それから、こんなものを土産に調達。さすがに混雑の中、実物を見に行く根性はなかったので。

で、腹ごなしにまた浜辺を散歩。道沿いにはそろそろ紫陽花が花をつけ始めている。

日曜とあって、浜辺には結構人が出ている。少し風があるので、白波が砕けている。

人が多いと思ったら、今日は飛行機のアクロバット飛行があるらしい。なので、10時にホテルをチェックアウトしてから、また浜辺に出て、11時の開始を待つ。

飛行機は一機だけで、15分くらいで終わったので、ちょっと物足りない感じだったが、とりあえず話のネタにはなる。まだ時間があったので、バスで少し離れた「三段壁」へ。

そこから、さらにバスで空港へ。空港行きバスがこの三段壁経由なので、ここで待って乗ったのだが、時刻表上は三段壁行きの一部が空港まで行く形になっていて、三段壁から空港までの料金は350円ほどと書かれていたのだが、乗ったバスは何やら空港行き専用っぽい感じ。で、料金も700円取られた。なんとなく欺された感じなのだが、もしかしたら乗るバスを間違えたのかもしれない。とりあえず、12時半頃に空港到着。飛行機の到着を待つ。

とりあえず飛行機は定刻出発。和歌山の海岸線を眼下に一路、羽田へ。

フライトは特に大きな問題無く、小一時間でこんな景色を見ながら羽田に到着。空域混雑の影響で、外房方面に大回りさせられた結果、到着は15分ほど遅れたが、急ぐ旅でもなく問題なし。着陸は22。混雑と視界不良のためか、都内に入り込んだ形での長めのアプリローチ。

とりあえず無事に羽田到着。

そんな感じで、帰りも羽田から京急。帰宅したのは午後4時過ぎである。荷物を背負って歩き回ったので結構疲れた。腹が減ったので勢いで晩飯を食い過ぎてしまい、ちょっと胃がもたれている。これをやるから・・・・と、まぁ、今日は言うまい。明日からまた節制しよう。

RSA3日目の昨日は朝から連続5コマのトラックセッション。West keynteはクロージングまでないので、ある意味、一番充実している一日のはずだったのだが、朝飯を確保するために早起きしたら、容赦なく眠気が襲ってくる事態に・・・。なかなか厳しい一日になってしまった。印象に残っていたのは、脆弱性の修正情報をLLMで集めるという話。オープンソースのコンポーネントの中には、脆弱性の修正が他の更新にまざって行われてしまうものも少なくないという話で、その更新が脆弱性の更新を含んでいると判断しにくい場合があるという。そうしたものをすべて把握してタイムリーにパッチを当てることが難しい場合が少なくないので、開発元のサイトやGitHubをAIに監視させて、脆弱性の対応が含まれていそうなものをAIに判断させて情報収集させようという話である。そのためのLLMモデルを開発して公開しているらしい。パッチ管理にAIを使うというのはアリだと思うのだが、どうせなら、自組織のもろもろの事情を考慮の上、優先順位付けとか作業スケジュールを作ってくれるところまで行けば、かなり役に立つと思うのだが・・・。

午後3時過ぎから盛大なクロージングがあって、今年のRSAは無事に終了。その夜はまた寿司を食いに行く。前日の肉が結構重かったので、ラーメンか寿司か悩んだ末に寿司にした。

で、今日は一日フリー。夜の便でLAに移動し、明日の午前の羽田行きに乗る予定なので、昼間はすることがない。まぁ、天気もいいのでホテルを11時前にチェックアウトして、また海沿いに出てみることにする。

ケーブルカーが結構混んでいたので、また、路面電車にすることにして、待ち時間に電停4つくらい分を歩く。お天気は快晴。ピア27の客船ターミナルには、また別の豪華客船が停泊中。

で、またピア39あたりをぶらぶら歩いて時間つぶし。

こいつらは相変わらず臭い。今日は風が強いので遠くまで臭いが飛ばされてくる。

強い北風のせいで日陰に入ると結構寒い。RSAのウインドブレーカーを捨てずに持ってくればよかったと後悔する。

時間が余りまくっているので、久しぶりにベイクルーズの船に乗ってみることにした。

初日にアルカトラズへ行ったのだが、その時の船は単に往復だったし、天気もあまり良くなかった。で、今日は天気がいいので期待したのだが・・・。

天気はいいのだが、冷たい北風のせいで、外の席は凍えそうである。向かい風になる行きはとくに最悪で、身体が冷え切ってしまった。

ゴールデンゲートブリッジをくぐって折り返して戻ってくるのだが、帰りは追い風なので多少はマシ。でも、行きで身体が冷え切ってしまっているので、やはり寒い。

海側から見たピア27の客船など。

雲か霧かよくわからないが、ゴールデンゲートブリッジのタワーの先端にかぶっている。この景色は初めて見る。

帰りはアルカトラズをぐるっと回って港に戻る。

船を下りてまた少し歩いていたら小腹が空いたので、またピア39のBubba Gumpに行ってクラムチャウダーとサラダ(+コロナ1本)を注文する。今日は手が回っていないのか、注文を取りに来るのが遅くて、ちょっとイライラ。でもまぁ、時間は余っているので問題はなし。腹も膨れたので、またぼちぼちフィッシャーマンズワーフを歩いてケーブルカー乗り場まで。

ケーブルカーも結構混雑していて30分以上待つことになったが、これも問題なし。

ホテルに戻って預けてあったスーツケースを回収し、Uberで空港に向かう。結局空港に着いたのは午後5時過ぎで、いい時間になってしまった。それでも、LA行きの便は8時台なので、まだラウンジでゆっくりできる。

そんなわけで、現在ラウンジでこれを書いている。あと15分ほどで搭乗。そろそろゲートに向かうとしよう。

RSA2025: Day2

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RSAコンファレンス2日目。二度寝には気をつけようと思っていたのだが、二度寝どころか、今朝は起きることすら出来ず、結局、また朝食と朝一のセッションを逃してしまう。

今日の最初のセッションは、CISOになった人が、最初の3ヶ月をどう過ごすべきかというセッション。日本ではちょっと聴けないセッションなので聴いてみた。

要約すれば、最初の3ヶ月の間に、CISOとしての自分の足場を確実なものにしろという話。まずは、自分が新米CISOである前提で、スタッフや経営陣とのコミュニケーションを深めつつ、自社の現状を整理して課題を把握しろという話である。何かを変えるのはそれからでも遅くないし、焦って成果を出そうとすると失敗するぞ、という話である。やはり、CISOという仕事に気負ってしまう人が多いのだろうが、まずはしっかりと地に足を付けて・・・という基本的な話である。

それから午前中のキーノートを聴く。メインの登壇者はこの人。

元NBAのスーパースターで、現在は実業家の"マジック"ジョンソン氏である。ちょっとしたサプライズで会場は大盛り上がり。ビジネスの世界に入ってからの話はなかなか興味深いものだった。

昼休みにまた少し展示会場を歩く。これは会場の片隅にあるSOC。

午後はAIの話とレッドチームの話など。AIの話はどちらかと言えば基本的なもの。AIのデメリットや課題、メリットなどを整理したもので、具体的な話はあまりない。・・・というか具体的な話が出そうなセッションは、既に満席になっていて、空席待ちの長蛇の列が出来ている状況なので、いたしかたない。

レッドチーミングの話は、いかに対策が手薄な所を狙うかという例として、社員の自宅住所をLinkedInなどで調べ、会社の人事部門などを装って、特別表彰的なメッセージとAmazonのギフトカード贈呈のQRコードを手紙で送りつけるという話である。当然QRコードに含まれたURLはフィッシングサイトである。自宅でのアクセスは私物のスマホなどで行うので防御が手薄になる。とりあえず、会社のID,パスワードとワンタイムパスワードを入力させ、リアルタイムで認証を横取りしたあとで、本物のAmazonギフトカードのサイトに飛ばす。実際、50ドルの本物のギフトカードを入手できるので、疑われる可能性は低い。50ドルは攻撃者の負担だが、会社のアカウントを盗めるので、安いものである。しかし、この種の攻撃は、フィッシングだという種明かしの後でも、ひっかかる社員が後を絶たないというから根が深い。

最後のキーノートが終わったのが4時過ぎ。それから一旦宿に戻って一休みし、それから夜の会食に出かける。相手は仕事先の人たち。ちょっと早く着いたので、周辺を少し歩いて時間つぶし。

お店は、サンフランシスコに来ると一度は行く肉屋さんである。

ちょっと値が張るのだが、うまい肉が食えるので、お気に入りなのである。お腹いっぱい、ほろ酔いになって、いい感じで今日を締めくくる。

8時前でもまだ明るい夏時間のサンフランシスコ。少し冷えてきた風がかえって心地よい。ぶらぶらと歩いて、コンビニに寄り、買い物をしてから宿に戻る。

そんな感じで2日目も終了。明日は最終日。寝坊しないように今夜は早めに寝よう。

RSA2025:状況開始

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昨日から一連のRSAイベント開始。最初はプレイベントのCSA Summitから。

クラウドセキュリティのイベントなのだが、いきなりこれ。

実際、講演の半分がAI関連。まぁ、AI基盤の多くがクラウドであることを考えれば、かすっていなくはないのだが、IoTやゼロトラストあたりから、こういう新しいネタを好んで取り込んでいるCSAである。ちなみに、RSAの本番でもAI関連のキーノートやらトラックセッションが幅をきかせている。一昨年辺りからこうした傾向が顕著になっているのだが、今年は実用レベルの話がほとんど。セキュリティの世界でもAIをどう使ってくかというのが大きな課題になりつつある。こうした新しい技術は、多くの場合、「脅威」サイドが先行する。「防御」側は必死でそれについていかなくてはいけないので、そうしたことがコンファレンスにも反映される。初期のクラウド同様、「使うか使わないか」の議論から「どう使うか」という議論への移行は待ったなしなのである。CSAの創設者である Jim Reavisいわく、この状況はクラウドと同じで、CSAとして積極的に取り組んでいくべき分野なのだとか。まぁ、分からないでもない。CSAに片棒を担いでいる身として、興味はあるのだが、まずはどう使うかをあれこれ考えて見たいところだ。

昨日の夕方には展示会場もオープンして、Welcome Receptionが開かれる。とりあえず、軽く食い物を腹に入れつつビール片手にすこし会場をまわってみる。こちらも、AIが大はやり。猫も杓子も・・・という感じである。とりあえず、晩飯代を浮かして宿に帰る。今朝はうっかり二度寝してしまい、会場の朝食と最初のセッションを逃す。今日からRSAの本番なのだが、まだ時差ぼけが改善せず、次第に英語が頭をすり抜けはじめ、気がつくと意識が飛んでいる・・という状況がしばしば。困ったものである。とりあえず、なんとか一日を終えて、夕方宿に帰り、それから晩飯を食いに、またケーブルカーで海沿いまで。

明日の夜は会食でステーキハウスに行く予定なので、今日はシーフード系で軽くすませることにした。で、いつものBubba Gumpである。

晩飯を食い終わって、そろそろ午後7時半くらい。でも、まだ外は十分に明るい。

ほろ酔い加減で風に当たりながら、ケーブルカー乗り場へと歩く。

ケーブルカー乗り場は空いていたが、ケーブルカーがなかなか発車せず、30分以上待たされてしまった。

で、宿に帰ってこれを書いている。そう言えば、今日の講演で、インシデント対応にAIを使うという話があった。侵害を受けた際、攻撃者の動きをAIで予測して手を打つことで、仕事への影響を最小限にしながら対応ができるというのだが、コンセプトはわかるものの、はたしてそううまく行くのかちょっと疑問が湧く。結局、モグラ叩きになって、ネットワークを一度停めた方が早い・・・なんてことになれば本末転倒である。少なくとも人がAIのアドバイスを受けながら動くのでは、対応が遅れてしまいそうだから、少なくとも対処も含めた自動化が必要だろう。たとえば、SIEMとXDRの両方をAIに任せて対応させるような形だが、そんなソリューションがあったとして正しく機能するかどうかをどのように検証したらいいのだろうか。机上演習的なシナリオをいくつか用意して、シミュレーションをするという形しかなさそうだが、実際のインシデント対応では、その組織のビジネスや業務の重要度、優先度などの要素も加味しなくてはいけない。AIがそこまで見てくれることが理想だが、そのためにはそうした情報をAIに学習させる必要がある。つまり、ユーザごとにカスタマイズが必須になるだろうから、これまた簡単な話ではなさそうだ。ただ、攻めてくる側がAIを使った自動化を進めてくるのであれば、受ける側も同じ事を考えざるを得ない。近い将来、インシデント対応(の少なくとも技術的な部分)はAIに委ねなければいけなくなるのかもしれない。

さて、明日は2日目。寝坊しないようにしなくては・・・・

サンフランシスコ散策

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今朝はちょっと寝坊。時差ぼけで体内時計が狂っているので、いくらでも寝られそうな感じだが、頑張って一旦8時頃に起床。朝飯を食って、特にすることもなく、またゴロゴロして昼頃まで。これはいかんと外に出て、とりあえずバッジをもらいに、RSAコンファレンスの会場(モスコーンコンベンションセンター)へ向かう。

そう言えば、昨日から頻繁に見かけるこれ。

見ると、運転手がいない・・・。某中華系検索系グループ企業の自動運転タクシーである。どこへ行っても数分に一台はみかけるから、いったい何台走っているのだろう。実証実験中のようだが、特に問題なく走っているようだ。この車は米国系だが、この分野では某東方大陸系国家も幅をきかせている。体制の良し悪しはさておき、こうした技術を国を挙げて開発している某国。巨大IT企業が資金力にものを言わせて失敗を恐れず開発を進める米国。規制しても、関税をかけても、結局は自国で競争できる技術を持たなければ勝てないということなのだろう。開発のスピードも含め、我が国や業界は根本的に考え方を改める必要がありそうだ。

会場の入り口には金属探知機とX線検査機があって、ものものしい感じになっている。とりあえず、バッジとバッグを受け取って、それからまた、ぶらぶらとマーケットストリート方面へ歩く。

ここで、路面電車に乗って、また海沿いへ向かう。

昨日も来たピア39。今日は日差しがあって、昨日ほど寒くない。土曜日なので、なかなかの人出になっている。

昨日はアルカトラズを歩き回って腹が減ったので、ここで昼飯を喰ったのだが、今日はそれほど腹も減っていなかったので、とりあえず歩いて回る。見ると、ここにもRSACの看板。この街で開催される最大級のイベントの一つなので、あちこちに歓迎の看板やら、スポンサーの広告が見られる。

しかし人が多い。昨日の3倍、いや4倍ほど人がいて、ちょっと疲れる。とりあえず、海沿いでこんな景色などを見ながら一休み。

アザラシやトドの大群もいつもどおり。

ピア39からフィッシャーマンズワーフに向けて歩くが、やはり人が多い。

そこからさらにハイドストリートのケーブルカー乗り場を目指す。ケーブルカー乗り場の脇にある「アルゴノート」ホテル。「冒険者」という名前が港のホテルらしい。

ケーブルカーは思ったほど混んではいなかったものの、それでも2台待ち。とりあえず、ユニオンスクエアまで乗って、また少し散策する。

いいかげん歩き疲れて宿に戻り、昼寝する。それから、コンファレンスの参加セッション選びなど。やはり、セキュリティの世界でもAIの応用が進みつつあるのだが、めぼしいセッションは既に多くが満席。完全に出遅れた感じで、関心の高さがうかがえる。

6時過ぎに晩飯へ。外に出たら小雨になっている。まぁ、傘を差すほどの雨でもないので、濡れて歩く。今日は、少し歩いたところにある日本食のお店へ。定番のビール、枝豆、寿司+刺身を注文。

初めての店で、なかなかチャレンジングな選択なのだが、食べた感じ、特に違和感はなかった。麦酒大瓶2本でいい気分になる。

そんな感じのサンフラン2日目。明日、もう一日フリーなのだが、どうするかは天気を見て決めよう。

ベガス最終日

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今朝も快晴のラスベガス。あっという間の7日間、今日が最終日。

ISC2 Security Congressも今日が最終日。とりあえず、8時前に会場に入って朝飯の後、最後のキーノートを聴く。今日のスピーカーは、元ニューヨークタイムズのサイバー担当。メディアの目を通して見た、この10年ほどのサイバー攻撃の変遷についての話。いわゆるAPT的な脅威に加え、近年、犯罪組織が本格的に金儲けを始めたことで、状況が大きく変わったというのは、皆が認識するところ。一方で、APTはさらに先鋭化し、ウクライナや中東での表に出ないサイバー戦は激しさを増している。加えて、いわゆる情報操作、偽情報の流布といった活動が日常化していて、単に選挙だからという一過性のものではなく、周到に世論を誘導したり、分断を煽ったりすることは、常に行われている。平時において、むしろ怖いのはそちらの方かもしれない。ある意味、いわゆる「民主主義」の弱点を巧妙にに突いた攻撃である。こうした攻撃への対処は、とりわけ民主国家では難しい。たとえば、Xとイーロンマスクのように、言論の自由を盾に規制を拒否する者への対処は容易ではないからだ。しかし、自由と放任は違う、というのは昔からの命題である。自由を享受するためには、自ら自由を守るために責任を果たす必要がある。言論にしても、それに責任を持つことが求められるし、嘘は許されない。我々は、もう一度そのあたりをよく考えて行動する必要があるのだろう。

キーノートの後は、ブレークアウトセッションが2つあって、それでイベントは終了となる。一つ目の話は、グローバル企業でITとOTをあわせてリスク管理する方法論について。ITに重きを置いたISO27001のようなフレームワークはOTには適用しにくい。ISA/IEC64223がOTに適用できる主要なフレームワークになる。そもそも、ITとOTでは、文化が大きく異なる。そうしたことを理解しながら、会社全体のビジネスリスクとしてサイバーリスクを管理していくことは簡単ではない。加えて多くの国にまたがる企業では、その地域ごとの法制度、規制に対するコンプライアンスを意識する必要がある。こうしたことを考慮すると、既存のフレームワークを包含、統合したような独自のフレームワーク作りが不可欠になる。実際に、紹介された例ではまさにそのようなことをしているのだが、これは簡単なことではない。ただ、自分たちが依存できるフレームワークを見つけることは極めて重要だ。既存のフレームワークを基本に据えつつも、自分たちのビジネスや文化に合わない部分には修正を加えることは行っていい(行うべき)ことだろうと思う。このセッションは、そうした事例の紹介として、興味深いものだった。

最後のセッションは、「心理的に脆弱なユーザの特定」というものである。終了間際のセッションにもかかわらず、多くの参加者があったのは、皆、こうした問題に関心があるからだろう。(出展、根拠は不明だが)たとえば、フィッシングなどでは、8%の脆弱なユーザがインシデント全体の80%を引き起こしているとのこと。いわゆる「欺されやすい」とか「性格的に慎重さを欠く」ユーザということだろうか。たとえばフィッシングシミュレーション訓練とか、啓発教育といったことは多くの組織で行われているが、そうした教育の効果が上がらないユーザは存在する。改善が難しいのであれば、そうした対象への警戒を強化したり、場合によっては行動を制限するといった対応が必要になるかもしれない。もちろん、行きすぎれば差別に繋がるから慎重に行う必要がある。こうしたユーザを特定する方法として、たとえば中程度の難度の訓練メールを4回ほど投げて、そのクリック数でクラス分けするといったような方法が紹介されていた。思うに、特に脆弱なユーザを把握しておくことは重要だ。たとえば、インシデントの兆候が見られた場合に、判断の参考にできるだろう。ただ、それを持って本人の評価を行うことは避けた方がいい。評価はあくまで、本来の業務のパフォーマンスを元に行われるべきだし、仕事熱心な故にクリック率が上がるといったことも、可能性としては考えられるからだ。もちろん、テストの結果は全体的な傾向とともに本人には知らせるべきだし、それによって本人の問題意識を引き出すこともできるだろう。そのことと業務上の評価はわけて考えた方がいいと思うのである。可能であれば、仕事上のパフォーマンスや様々な属性等との相関を調べてみることで、問題の本質を見極められるかもしれない。そう言う意味では、こうしたテストは、全体的な傾向を洗い出すための一つの切り口に過ぎないということなのだろう。

そんな感じで、イベントは終了。クロージングセレモニーもなく、三々五々の解散である。ちょっと眠気がきつくなってきたので、今日もホテルに戻って2時間ほど仮眠する。夕方に街に出て少し散歩。今日はベネチアンのカナルショップスモールへ行って見た。ラスベガスに多い、偽物の空があるモールなのだが、ベネチアンホテルのモールだけあって、ベネチア風に運河が流れていて、ゴンドラが浮かんでいる。

しばらく中を歩いてから表に出る。気温はそれほど高くなく、半袖短パンで暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい感じだ。

最終日の夜は「肉」と決めていたので、アウトバックに入ってサラダと肉で晩飯。

店を出たらすっかり日も暮れて、夜景を見ながらしばらく腹ごなしに歩く。

今夜の月は満月直前。少し薄雲がかかっているが、いい月夜である。

ホテルの周辺をしばらくあるいて、少し歩数を稼ぐ。今日はあまり歩いていなかったので、少し頑張って、一万歩越えを目指す。

そんな感じで最終日も暮れた。明日は4時起きしてホテルをチェックアウトし、空港へ向かう。6時過ぎの便でロサンゼルスへ飛び、そこから羽田行きに乗り継ぐ予定だ。

ISC2 Security Congress 2024 Day-2

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今朝も快晴のラスベガス。7時に目覚ましをかけていたのだが、二度寝してしまい、慌てて会場に向かう。

慌てたのはキーノートに間に合わないことよりも、朝飯をくいそびれる(苦笑)ことだったりするのだが、とりあえず片付けられてしまう前に到着して、急いでかきこむ。しかし、そのせいで、バッジスキャンのスタッフが引き上げてしまって、キーノートはCPE(CISSPの継続教育ポイント)なしになってしまった。まぁ、自業自得なのだが・・・・。

今朝のキーノートは、セキュリティチームのメンタルヘルスのお話し。忙しい上に一旦インシデントが発生すると大きなプレッシャーがかかるセキュリティチームにとってメンタルの維持は重要な課題。とりわけリーダーは自分だけでなく、チーム全体にも気を配らなければならない。こうしたチームでのケアはなにもセキュリティに限ったことではない。従って、その方法論も一般的な仕事の上でのメンタルヘルスの維持と同じ切り口になる。ストレスの軽減には睡眠が一番なのだが、現代人にとって安眠の維持は簡単ではない。安眠グッズ市場は巨大化の一途だが、安眠グッズや薬もさることながら、寝る前に気持を落ち着かせることが一番のようだ。ベッドに入っても寝付けない時は、思い切って起きて、少し身体を動かしたり、気持を落ち着けてから寝るといい、というアドバイスである。

今日は、最初にゼロトラスト関連のセッションを聴く。日本では完全にバズワードと化してしまっている「ゼロトラスト」だが、その基本的な考え方をもう一度押さえ直しておく。「誰も(何も)信用しない」のがゼロトラストではなく、「根拠を持って信用する」=「暗黙に信用しない」というのが本来の意味だ。「性悪説」なんていう馬鹿げた言葉を使う輩も少なくないのだが、本質的に違う。セキュリティ境界についても同様だ。「境界防御は死んだ」的なことを吹聴するベンダがいるが、境界防御は依然として有効だし意味がある。但し、すべての防御を境界に頼るのではなく、その限界を見極めて、必要な対策を講じようということなのである。すべての対策をエンドポイントで行うのでは無駄が多い。境界防御とエンドポイント防御を適切に組み合わせることが重要なのだ。そういう真っ当なゼロトラスト論は、なかなか日本では聴くことができないから、こういう話を聴くと、ちょっとホッとするのである。

今日はちょっと睡眠不足で辛くなってきたので、昼食をパスして、昼休みはホテルに帰って少し昼寝した。おかげで、午後はだいぶ楽になった。

午後に聴いたのが、「AIの導入を経営層にかけあう際のポイント」についてのセッション。そもそも、こういうセッションのニーズがあるということは、セキュリティチームが積極的にAIを取り込もうとしていることの現れでもある。内容は一般的な経営層へのプレゼンテクニックなのだが、専門的な言葉は出来るだけ避けて、ビジネスとの整合に重点を置き、AIの利点とリスクを明らかにした上で、リスクは必ず対策も含めて提案しろ、というような話である。

合間のコーヒーブレークで展示会場へ行ったら、こんな囲いが用意されている。なんだろうと思っていたら、なんと仔犬とのふれあいコーナーだった。

やがて、仔犬が放されて、囲いの中に入ることができるようになったのだが、順番待ちの長い列が出来た。今朝のキーノートではないが、皆、癒やしを求めているようだ。

今日最後のセッションは、脅威モデリングの話。リスク評価やセキュリティ対策を考える上で、その前提となる脅威を明らかにすることは極めて重要だ。昨今の脅威は多様化、複雑化しているので、全方位的に対策を考えようとすると、労力やコストが馬鹿にならない。限られた予算や人員で対処するためには優先度を決めて対策を考えないといけないのだが、その前提となるリスク評価の第一段階として、どのような脅威を前提にするかということが大きな課題になる。自分たちのビジネス)や資産)が、どのような理由で、どのような相手に狙われ、攻撃がどのような切り口で行われるのかを出来るだけ明らかにして、可能性が高い脅威への対策の優先度を上げることが重要になる。これが脅威モデリングなのだが、まず、自分たちの持つ財産に高い価値を見いだすような相手や、自分たちのビジネス、活動、サービスが阻害されることで得をする相手などを念頭にそうした攻撃の対象となる資産と、相手を洗い出す。このあたりは、どちらかといえばビジネスや安全保障の視点が必要になる。次に、それらの相手が使うであろう攻撃手法を想定し、それらに対する対策を考えることになる。このあたりは、フレームワークとして、Mitre Att@ckなどが使える。こういうプロセスをきちんと話してくれるセッションはありがたい。これまで自分流で整理してきたものを再確認し、必要な修正を加えることができるからだ。この種の話は日本ではほとんど聴くことが出来ない。私が海外の、特にマネジメント系主体のコンファレンスに参加する大きな目的にもなっている。

さて、今日のセッションが終わった後、展示会場でレセプションが開かれた。今夜はここで飲み食いして晩飯の代わりにする。(笑)正直、街で晩飯を食うと出費が馬鹿にならないのである。まともなレストランだと$150~$200ほど、昨日や一昨日行ったBubba Gumpでのスープとサラダ(+ビール)で、$50~$60、今のレートで日本円に換算するのが怖いような金額である。まぁ、そのあたりを気にしていたら海外など来られないから、とりあえず目をつぶってはいるが、あとでカードの請求を見て、目を白黒させるのである。

ここでもわんこたちは大人気。ふれあいコーナーにはまた長い列ができていた。

そんな感じで、とりあえず腹もふくれたので、ほろ酔い加減で会場をあとにした。空には、だいぶ満月に近づいた月。

ベガスの夜は、今日もも賑やかだ。

明日は午前中でコンファレンスが終わる。そのあとどうしようか、まだ考えていないのだが、明後日は4時起きで帰途に就くので、もう少し遊びたいなと思っている。

ISC2 Security Congress 2024 Day-1

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今日からISC2 Security Congress 2024が始まった。今朝は7時起きで、ちょっと睡眠不足。とりあえず、大通りを挟んで向かい側の会場(シーザースパレスホテル)に行き、コンファレンスの参加者向けの朝食を食う。

オープニングに続いてキーノートはAI関連。どちらかというと、AIの現状での問題点を列挙したような内容が多かったのだが、スタンスは一応、「使う」前提。まぁ、今のAIは確かに問題が多いのだが、解決は時間の問題かもしれない。変化のスピードが速いので、今回聞いた問題が半年後、どこまで残っているか・・・というようなことになりかねない。そう言う意味では、タイムリーに最新の情報を追いかけ続けていないと状況を見誤りそうだ。とりわけ、動きが遅い規制当局や行政がこのスピードについてこられないと、問題がこじれそうである。そんなことを考えながら聞いていた。

そのあとは、セキュリティの定量的評価の考え方とか、医療関連へのランサムウエア攻撃の話とか。たとえば救急車の管理システムや、医療機関は言うに及ばず、医療保険会社のシステムが止まっても、人の命にかかわる事がある。地域の医療全体を維持するための危機管理は、個別の機関や企業だけではなく、その地域全体での連携を考えないとダメだろうという話である。そのあと聴いたAIに必要なスキルを考えるセッションで、「AIを使うために必要なスキルは、それを適用する仕事固有のスキルを抜きには語れない」という話には強く同意した。もちろん、今のAIは完璧とは言いかねるから、きちんとアウトプットをレビューできるスキルが必須なのだが、将来、AIがより完璧に近くなった時、今度はAIのアウトプットを理解できるだけの業務スキルが必要になる。いずれにせよ、AIは道具である以上、使う側が、その仕事の知識や経験を持っている必要があるということだ。まぁ、仕事を完全に任せてしまえるほど完璧なAIができれば別だが、もしかしたらそれもそう遠くないのかもしれない。そうなった時に、さて、人は自分の価値をどこに見いだすのだろうか。しばらくは、「専門家」としてのAIを活用するジェネラリストとして、AIがカバー出来ないより大きな絵を描く仕事があるだろう。まぁ、それもそのうちに・・・、と考えると少し暗くなるのでやめておくことにする。(苦笑)

午後に聴いたサプライチェーン関係の話は、ごく基本的な内容で、基礎のおさらいをした感じ。このあたりから眠気がきつくなって、英語が右耳から左耳に抜けて行くようになってくる。最後のキーノートに至っては、ちょっと厳しい状態になってしまった。例のブルースクリーン問題などを引き合いに、単一ベンダに偏るリスクを強調していたようだが、反面、マルチベンダーは運用コストがはねあがる。ユーザサイドの視点で見れば、コストは大きな問題だから、どうバランスを取るのかが問題だろうなと思うのである。

どうにか、5時半まで、すべてのセッションを聴いてから宿に戻り、晩飯を食いに出る。ちょっと未練がましく西の空を眺めるが、今日も彗星の影すら見えず。しかたがないので、また月などを撮影する。月もだんだん満ちてきた。

さて、何を喰おうかと、少し思案しながら歩く。

ベラジオホテルやプラネットハリウッドのモールなどを歩いて見たが、結局、昨日と同じBubba Gumpに落ち着いた。サラダの選択肢が少ないので、昨日と同じサラダ。今夜はスープを南部風のガンボにしてみた。今夜は少し人が多くて、大通り沿いはかなり混雑している。こんな風景を見ながらホテルに戻って、一休みしてからこれを書いている。

明日も一日、コンファレンスである。

オースティン3日目

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オースティンに入って3日目、そしてGRC Conferenceの二日目である。昨夜はノドの状態が少し悪化。鼻づまりも出て、なかなか眠れず。例によって夏風邪をもらってしまったらしい。今朝は7時過ぎに起床して8時前に宿を出た。

朝のキーノートは元NSAで、アクティブディフェンスに携わっていた女性。最近日本でも話題に上がる能動的サイバー防御なのだが、こちらは先制攻撃を躊躇せずにかけていくので、本質的に異なる。平時は主に情報戦であり、敵は中国、ロシア、イラン、北朝鮮といったあたり。中でも節操がない北朝鮮は頭痛の種だったらしい。金目当ての金融機関や暗号資産への攻撃は有名である。そうした国を相手に回すのだから、こちらもそれなりの人材を揃えないといけない。しかし、そういう連中に限って、組織の枠に押し込めるのは難しい。そんな「ヲタク」たちを管理するのも仕事だったらしい。出勤してきたら、ますシャワーを浴びさせるとか、結構笑える。そんな感じで、結構生々し話を聴くことができた。実際、きれい事は通用しない世界のようである。日本の国家機関では、まず無理な形だろう。

昨日は途中でちょっとサボってしまったのだが、今日はとりあえずフルで会場に詰めて話を聴いた。今年もAI系のセッションが多いのだが、去年に比べると、より具体的な応用例が覆うなっているように思える。やはり、彼らはAIを使いこなせるかどうか(使えるかどうかをみきわめることが、自分たちの命運を分けると考えているようだ。

今日の最後は「ゼロトラスト」の実装に関する話。この言葉が単なるバズワードと化してしまっている日本ではなかなか聴けない話だが、マイクロソフトのオンプレ、クラウドのソリューションを使った実装がの話がなかなか面白かった。実際、MS365やDefender関連のサービスは私も少し使ってみてはいるのだが、全体を俯瞰してみると、必要な機能がひととおおり揃っていて、それを一元管理出来る枠組みがあるのがなかなかすごいのである。まぁ、例によって独禁法の訴訟とか起こされそうな懸念はあるのだが、そもそもセキュリティ対策の多くはOSなどのプラッタフォーマーが実装すべきものである。彼らが当初、それをサボっていたから、アンチウイルス業界みたいなものができあがってしまったわけだ。マイクロソフトの動きを見ていると、そうした状況を巻き戻そうとしているようにも見えるのだが、今となっては軋轢を生むことは必至だろう。さておき、使う側からすれば、ワンストップですべて揃うのは魅力的である。

そんな感じで今日は終わって、宿に帰る途中、薬局によってコロナの検査キットを買ってきた。たぶん風邪だと思うもものの、一応確認しておかないと、帰国後に面倒だ。ということで、宿に帰って早速検査する。

結果は、見ての通りの「シロ」判定。まずは、これでひと安心である。とりあえず腹も空いたのでホテルのロビーにあるバーで軽く食事をする。

テキサス地物のIPAと白ワインなどを飲みながら、クラブケーキを食って今日の晩飯は終わり。

さて、明日はGRCの最終日。午前中にクロージングのキーノートがあって、それで終わりである。天気が良くて体調がよければ、午後から少し市内を散策してみようかと思っている。そんな感じで、今回の高飛びも大詰めである。

AIは人類を救うのか?

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オースティンの一夜が明け、今日からISACAのGRC Conferenceに参加する。米国中部時間帯では、西の方に位置するからか、午前6時はまだ真っ暗で、7時になってようやく明るくなる。その分、夜は遅くまで明るいので、ちょっと感覚が狂ってしまう。昨夜はあまりよく眠れず、ノドの調子も最悪。売店で水を買うのにも難儀する始末。困ったものである。とりあえず、7時過ぎに宿を出て2ブロックほど先にある会場のJWマリオットへ。道沿いにはこんなものが・・・。

女性がショットガンとかをぶっ放すシーンは西部劇などでよく見るのだが、大砲は・・・。なかなかの肝っ玉ばーちゃんである。オースティンはテキサスの州都。この通りの突き当たりは州議会の議事堂である。

オースティンはこれが3回目。ダウンタウンは2回目である。今回の会場は、前回来た時にISC2(当時はまだ (ISC)2だった)Congressが開かれた場所である。歩いていたら、リスをみかけた。

こんなあたりもアメリカの街らしい。野鳥も多くて、人がいても逃げようとしない。まぁ、したたかに大都市で生きているという感じだろう。

今年も、冒頭のキーノートから、AIねたである。これからAIはどうなっていくかという話なのだが、なかなか面白かった。ISACAは、IT系のガバナンスや監査といった部分にフォーカスした団体なのだが、そうした分野でも既にAIの応用は始まっている。こちらの人たちの感覚は、むしろ積極的に使っていこうとしているように見える。だから、こうしたコンファレンスでも、「使う」というスタンスでの話が目立つのである。実際、AIの応用は様々な分野に恩恵をもたらしつつある。特に科学や医薬分野では、AIによって大きな変化がもたらされようとしており、それは、人の幸福にも結びつく。一方で、人の社会は変化を余儀なくされるだろう。産業革命以降、人の暮らしや社会を大きく変えてしまうような発明はいくつもあった。蒸気機関から始まって、自動車、電気、電話、コンピュータ、インターネット・・・。これらによって、これまでの暮らし方が大きく変わってしまった人たちも多い。当然、抵抗や軋轢も大きくなる。しかし、こうしたテクノロジーはどれだけ抵抗しようと、一度動き出すと止めることは難しい、なぜなら、こうした技術は新しい可能性を人々や企業にもたらすからである。一度それを知ってしまった人たちは後戻りができない。結果的に、どんどん広がってしまうのである。当然仕事を失う人も出るし、既得権を失う企業もある。規制を求め声は、主にこういうところから出てくる。そういう意味では政治家だってそうだろう。しかし、流れを止めることは出来ない。一つの国が規制に走っても、他の国が突っ走れば、結果的に突っ走った方が優位にたつことになる。とすれば、国や政治家がすべきことは、そうした技術の利用を進めつつ、悪影響を緩和することだ。あらたな技術でなくなる仕事があるならば、今後必要となる新たな仕事を作り出し、仕事を失う人たちが無理なくその仕事につけるように支援することだ。ただ、AIは、これまでの技術とはちょっとレベルが違う。単純労働だけでなく、ある程度知的な仕事も肩代わりしてしまうからだ。リスキリングという言葉が流行なのだが、AIを念頭に置いたリスキリングは簡単ではない。AIを使いこなす・・・と言っても、そもそもAIを使いこなすべき目的を考えつく発想が必要になる。こうした発想は一朝一夕で身につく物ではないだろうから、それこそ、教育のあり方からして変えていかなければいけない。ただ、そんな時間的猶予はなさそうだ。AIはどんどん進化している。AIの能力を示す指標であるパラメータ数はここ数年で指数関数的に増えていて、近いうちに、より汎用的で推論能力を持ったAGI(Artificial General Intelligence)が実現しそうだ。そうなると、AI自身が自分自身を進化させることが出来るようになり、進化はさらに加速するだろう。(但し、今のままの莫大な電力消費量だと限界が見えるので、もう一段技術的な進化は必要だ。しかし、それもAIが自己解決するかもしれないのだが・・・)いわゆる「技術的特異点」のような、その先どうなっていくか予想もつかない転換点は、意外と早く来てしまうのかもしれない。そうなった時にAIとどう向き合っていくのか、どう共存していくのか、そろそろ真剣に考える時が来ているのかもしれない。話を聴いていて、そんなことを思った。

午前中のセッションが終わった後、一度ホテルに戻って昼寝をし、午後からまたいくつかセッションを聴いて、夕方のウェルカムパーティーに少し出て、晩飯代を浮かせて帰ってきた。ホテル周辺でよさげなスケーキハウスをいくつか見かけたので、明日か明後日の夜は肉を食いに行くことにしよう。

DEFCON終了、そしてテキサスへ

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今日はDEFCON最終日。昨夜からちょっとノドの調子が良くなかったのだが、今朝起きたら、声がかすれている。なぜか、このところアメリカでたちの悪い風邪を貰って帰ることが多いので、ちょっと嫌な感じである。とりあえず、様子見で、ホテルをチェック疎し、荷物を預けてから、少し遅めに会場へ。

今日も、相変わらずの暑さ。一方、会場の中は寒いくらい。たぶん、これが風邪をひいた理由だろう。昨日、一昨日と会場では上着を一枚はおっていたのだが、下は短パンのままだったので、それが悪かったのかもしれない。

今日は昼過ぎでほぼ終わりになってしまうので、Windowsに不正なドライバを組み込む話を聴いて、今回のDEFCONは終了となる。小腹が空いたので軽い物を食いながら、会場で少し時間調整。会場からみた、The Sphereが面白い。

午後2時前に会場を出て、また融けそうになりながら、モノレールの駅まで歩く。

この景色を見るのはまた少し先になりそう。10月にまた来るのだが、イベント会場がシーザースパレスなので、ここまでは来ないだろう。1月のCESにも久しぶりに来たいのだけど、来たら、そのときはまたここに来ることにんなる。

さて、あとは、ホテルに預けた荷物を受け取って、空港へ向かうだけなのだが、とりあえず、ホテル近くのコンビニ薬局でマスクを調達。念のため4しておくことにする。コロンの検査キットも欲しかったのだが、売っていなかったのであきらめた。まぁ、熱もないしいめのところノドの痛みだけなので・・・。

午後3時半に予約してあったUberで空港へ。セキュリティもそれほど混んでおらず、30分ほどでゲートについてしまったので、しばらく時間を潰す。残念ながら、ラスベガス空港にデルタのラウンジはないのである。こんなメジャーな観光地なのだから早くいいのだが・・・。オースティン(テキサス)行きの搭乗は定刻に始まったが、荷物の積み込みに手間取って出発が遅れ、さらに、離陸待ちの行列に捕まって、また時間を食う。トータルで30分以上遅れてラスベガスを離陸した。

夕方の3時間弱のフライトなので、晩飯が出る。キノコのラビオリである。デザートのチョコケーキがめちゃくちゃ甘かったのだが、思わず完食してしまった。(血糖値が・・・・)

こんなことをしている間にオースティンに到着。タイムゾーンが西海岸(太平洋時間)から中部時間に変わるので、2時間余計に時計が進む。到着したら、午後11時前になっていた。とりあえず、ホテルまでUberで移動して、今日はこここまで。このホテル、同じ系列のホテルはアムステルダムで泊まったことがある。部屋は狭くて日本のビジネスホテルくらいだが、綺麗な部屋でベッドは広い。値段も安め。部屋のあれこれをタブレットでコントロールできるのが面白い。

さて、明日からはISACAのGRC Conferenceである。

さらなる熱波とDEFCON二日目

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今朝も快晴のラスベガス。DEFCON2日目は、ちょっと遅れて参戦。

今朝も朝から熱波のラスベガス。モノレールを降りてから、会場までの炎天下を歩く間に身体がこんがりと焼き上がってしまいそうである。

とりあえず、今日はこんな話などを聴く。

バッファオーバフローなどのバイナリレベルの攻撃と、OSレベルでの対策とその回避策の変遷をまとめたセッション。バッファオーバフロー対策としてのDEP(データ実行防御)あたりから始まって、ASLRや最近のプロセスレベルの実行制限手法までの流れと、その回避策との間の戦いを解説したもので、ここ20年から25年ほどの流れを知るにはいいセッションだったと思う。様々な対策がとられて、(もちろんそれを有効に使えている前提で)バイナリレベルの攻撃の難度は極めて高くなったが、それでも全く不可能になった訳ではない。対策の裏を掻くような攻撃を思い付く頭のいい奴らは少なからずいるし、なによりそういう連中が作った攻撃コードが売り買いされて広く流通してしまうのだから、こうした追いかけっこは、まだ当分続くのだろう。

こういう話を聴いていると、最近そのような世界から遠ざかっていることを実感する。OSのコードを一生懸命読んでいた時代にはもう戻れないが、たまにはこういう刺激があってもいいなと思うのである。

DEFCONはそうしたコンピュータの攻撃手法だけでなく、伝統的に、物理的な攻撃手法やソーシャルエンジニアリングも取り扱うイベントだ。この「ロックピッキング村」では、様々な鍵開け技術に関する実演やコンテスト、講演などが行われている。

今日も午後はちょっと眠気がきつくなってきたので、早々に撤収を決め込んだのだが、会場からモノレール駅までの歩道はヒーターのように焼けていて、下から火であぶられているような感じである。上からは日差し、前からは熱風、下からは熱気と赤外線で、まるでオーブンのなかで焼かれている感じである。そんななかを歩いていて不思議と汗をかかない。たぶん、水分がすぐに蒸発してしまうからだろう。逆に建物に入った瞬間に汗が吹き出してくるのである。

例によって宿に帰って、しばらく昼寝をする。それから、また夕方に食事をかねて出かけたのだが、この時間でも路面からの熱気はものすごい。

少し大気が不安定化しているのか、入道雲や、変わった形の雲が浮かんでいる。この雲はまるで人の顔のようだ。

今日も移動はモノレールを使って、フラミンゴあたりまで行って見た。観覧車に続くフラミンゴ脇の路地は所々にミストが吹き出しているので、ちょとだけ涼しい感じ。シーフード系とかの店を探しながら歩いたのだが、目に付くのはステーキハウスとか重たいものばかり。できるだけ、ホテルなど施設の中を抜けて歩くのだが、外に出ると、暑さでくらくらする。ミラージュの前辺りまで歩いて、そこから道の反対側へ折り返す。ちなみに、ミラージュは工事中、なにやら取り壊しているような雰囲気で、名物の「火山」がどうなるのかちょっと気になるところだ。

そこから、シーザースパレスの脇のフォーラムモールに入って、そのなかでレストランを探す。入ったところの3階に寿司屋があったので、とりあえず入ってみた。前菜に野菜天ぷらの盛り合わせと一番搾りをたのむ。

天ぷらは、いい感じでからっと揚がっていて、合格点。さて、寿司は?と、ちょっと高い方の盛り合わせを注文してみた。

これも悪くない。少なくとも食べていて違和感がない、ちゃんとした寿司である。(米国の寿司屋では重要なポイント(笑))これならば、また来てもいいなと思いつつ店を出た。ラスベガスは10月にまた来る予定なのだが、その時にまた来てみるのもいいいかもしれない。そこからフォーラムモールの中を歩いてシーザースパレスに抜ける。

シーザースパレスから外に出てみると、あたりはだいぶ暗くなって、気温も多少下がった感じになっていた。

さて、どうしようか・・・と思ったのだが、今回バスの乗車券は買っていない。モノレールの駅は遠いので、いつもの噴水ショーや夜景を見ながら、ぼちぼち歩いて帰ることにした。

ホテルまで帰ってきた頃にはすっかり日が暮れて暗くなっていた。歩数は今日も2万歩越え。流石に疲れたので、売店で水と一緒にアイスクリームを買ってしまう。まぁ、これだけ運動したのだから、ご褒美があってもいい。(笑)

さて、明日はDEFCON最終日。朝ホテルをチェックアウトしてから荷物を預けて会場に向かい、3時頃には戻ってきて空港へ。夕方の便で、次の目的地、テキサスのオースティンへ向かう予定である。

DEFCON初日

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今日からDEFCON開始。とりあえず、朝7時半に起床して朝飯を食い、ホテルを出る。今日は昨日にもまして暑い。朝からサウナの中にいるような感じである。

出る前に日本のニュースを見たら、今度は神奈川で地震。とりあえず、自宅のシステムの無事を確認。横浜は震度3位だった模様でひと安心。南海トラフとは無関係とはいえ、こう地震が続くと疑心暗鬼になってしまう。大地震の前は、内陸でも地震が頻発するなんて話も聞いたことはあるのだが、メカニズムとか解明されているわけではないので、とりあえず気にはとめつつ、万が一何かあったときの対処を再確認する、というのが正しい対応なのだろう。そういう意味では、これもリスク管理。サイバー攻撃も同じで、最近、ランサム攻撃の被害が大きくなりはじめて、慌てている経営者もいるようだが、結局の所、地道な対策を重ねつつ、適宜見直しを行っていくしかないのである。

DEFCONは、いつも参加しているコンファレンスとは異なり、ディープな世界の話や、技術的にとんがった人たちの話が多い。今日の最初は、ランサムウエア攻撃のグループと「お友達」になった話とか。残念なことに、会場の音響が悪くてエコーがかかったような状態で、あまりよく聞き取れなかった。資料を見ている限りでは、潜入捜査的なことを個人でやった感じのようだが、相手が犯罪集団だけに、報復を受けたりしないのだろうかと心配してしまった。

次に聞いたのは、AWSで、他のテナントのリソースにアクセスする方法の話など。ロールの権限を委譲する仕組みの欠陥をついた方法のようで、既に修正済みの話ではあるが、そんな方法を見つけ出すのもすごい。そういう意味では、こちらもそう。Androidのジェイルブレーク、つまりroot権限を奪取する方法なのだが、攻撃対象はGPUのドライバーとのこと。共有メモリの Use after Free 脆弱性を利用した方法らしい。

さて、このあたりから、ちょっと時差ぼけの影響が出てきて、時々意識が途切れてしまう。結構辛くなってきたので、今日はこのくらいで終わりにして、ホテルに戻ることにした。

会場は冷房が効いていて寒いくらいだったので、上着を一枚羽織っていたのだが、外に出たら、今度はいきなりオーブンに放り込まれたような感じである。日差しは強くて、焼けるようだし、下からは路面の熱が上がってきて、吹く風も熱風。こんがり焼かれてしまいそうな暑さで、モノレールの駅までたどりつけるかどうか、ちょっと不安になった。

とりあえず、ホテルには無事戻れたので、ちょっと昼寝をする。例によって熟睡してしまい、気がついたらもう5時過ぎになっていた。

さて、晩飯をどうしよう、と考えたのだが、ホテルに戻った時に腹が減っていて、サンドイッチを一個喰ってしまったので、あまり重たい物は食べられそうにない。とりあえず、少し歩いて考えようとホテルを出たのだが、日が傾いたのに、まだオーブンのような暑さが続いていて、歩くのは危険な感じ。

結局、またモノレールに乗って一駅だけ移動し、そこからホテルや施設の中のモールをすこし歩いて、大通り沿いへ出る。ちょうど Parisホテルのあたりで、こんなエッフェル塔もどき。そう言えば、まだオリンピックの最中だったことを思い出す。

やっぱり暑いので、また近くのモールに入って少し歩いたのだが、結局よさげな店(というか、軽い物が食える店)が見つからず、昨日と同じBubba Gumpへ行くことにした。

結局、昨日と同じようなメニューを注文し、コロナ2本でいい感じになって、店を出る頃には、日も沈んで、多少・・・だが暑さもマシになっていた。下からの熱気はあまり変わらないが、直射日光がなくなった分、多少ましである。去年、もう2週間ほど後に来たときは、ここまで暑くはなかったのだが、今年はこれまで経験した中でも一番の暑さかもしれない。

帰りは、道沿いを歩いて、ホテル近くまで戻った頃には、すっかり暗くなっていた。

NewYork NewYorkホテルの前の自由の女神像とか、MGMホテルの前のライオン像とか、このあたりの名物を見ながらホテルに帰る。

結局、気がついてみれば、今日の歩数は2万歩を超えていた。途中昼寝しているからか、それほど疲れた感じもないのだが、とりあえず、摂取した分は消費しないといけない。(苦笑)

さて、明日もそんな感じでDEFCON参加の予定である。

未明のサプライズ

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時差ぼけで、いまひとつ熟睡できない状態で、午後4時前に目が覚めて、ふとスマホをみたら、南海トラフ地震注意情報というのが目に飛び込んできた。宮崎方面(日向灘)で大きな地震があって、それが南海トラフ地震の震源域に重なるため、巨大地震誘発の可能性が「普段より高まった」ということらしい。この警報レベルが設定されて以来初めての発令らしい。あくまで可能性が高まった(と言っても数百回に1回程度の可能性)ということらしい。慌てふためく必要はなさそうだが、こればかりは無事を祈るしかなさそうだ。

なんとなく寝足りない状態で、8時過ぎまでゴロゴロしてから、朝飯を食い、10時過ぎに外に出たら、やはり暑い。薄雲があって日差しは多少弱いのだが、それでも強烈な暖房に包まれたような感じだ。

とりあえず、MGMホテル裏の駅まで歩いて、モノレールでラスベガスコンベンションセンター(LVCC)へ向かう。

ここが今年のDEFCON会場。西館は新しくできた建物で、もともとDEFCONの会場にも使われたことがあるRivieraというホテルが立っていたあたりを再開発して作られた。以前からある北館、南館からは離れているので、モノレールからが近いか、メインストリートのバス停からが近いのか微妙なところだ。今回、モノレールの4日チケットを買ったのだけれど、むしろバスの方がよかったかもしれない。ただ、バスは混雑するのと時間が読めないので、多少歩いてもモノレールはよさそうである。

本番は明日からで、今日は一部のプレイベントのみだが、それでも結構人がいる。とりあえず、今日のうちにバッジを入手しておくために来た人も多いようだ。で、これが今年のバッジ。ねこバッジなのがいい。中身はシングルボードコンピュータ(ラズパイ)で、クラシックな感じのゲームが組み込まれている。LEDがついていて、明るさや色を変えることができる。ソフトウエアがいじれれば、自分で改造も可能なのだが、残念ながら環境がないので、帰ったら時間を見つけてチャレンジしてみよう。(と言いながら、毎回、帰ったら放置されてしまうのだけれど・・・・)

会場からは、ラスベガスの新名所であるスフィア(球体)が見える。中はホールになっていて、コンサートなども開かれるようだ。

しばらく会場で涼んでから、またモノレールで宿に帰ることにする。気温は一段と高くなっているのだが、冷え切った館内から外に出ても眼鏡が曇らない。日本だと一瞬で曇るのだが、さすがに湿気のない砂漠地帯である。

宿に帰って、そのまま昼寝モードへ・・・。ちょっと昼寝のつもりが、結構寝てしまい、気がついたらもう夕方近くになっている。そこからちょっとバッジの情報等を調べていたのだが、結局、しっかりと環境を整えないと改造は難しそうなので、やっぱり諦めることにして、また日が暮れた頃に晩飯にでかける。

この自由の女神像は、お隣のホテルのもの。

昨日はがっつりと肉を喰ったので、今夜は軽く・・・ということで、毎回行くBubba Gumpでサラダ(エビ入り)とした。クラムチャウダーとコロナもあわせて・・・。

最後にラズベリーティーを頼んだら、めちゃくちゃ甘かった。血糖値が気になる(笑)ので、半分くらいでやめておくことにした。それからほろ酔い加減で歩いてホテルに戻る。結局、今日は良く歩いて1万5千歩超。なかなかいい運動をしたのだが、そのぶん結構疲れた、

西の空低くにこんな月。

部屋に戻る前に、ちょっとツキの女神様にお布施を渡し(笑)部屋に戻ってこれを書いている。そんな感じで、今日はおしまい。明日からDEFCON本番である。

ISC2 Security Congress Day3 とその後・・

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いよいよ最終日。朝、ホテルをチェックアウトし、荷物を持って会場へ。会場で荷物を預けて朝食を取り、それから朝のキーノートへ。キーノートはソーシャルエンジニアリングの話。実際、サイバー攻撃の切り口の9割が「人」(ヒューマンファクター)だという最近、「将を射んと欲すれば・・」ではないが、「先ず人を・」ということらしい。話者はそのスジの有名人らしいのだが、いやはやめちゃくちゃ早口なうえに、ちょっとアクセントが違っていて、なかなか聞き取れない。大筋で言っていることは分かるが、細部が聞き取れないので、ちょっと厳しかった。こころの中で、「いやいや、あなたがどれだけ優秀なソーシャルエンジニアだったとしても、私は絶対に欺されない自信があるぞ。だって、あなたが言っていることが聞き取れないのだがら・・・」などとうそぶいてみたり。

それから、ブレークアウトで、ダークウエブの話とか、またAI関連の話とか。ダークウェブの話は、これまでだいたい聴いたような話のおさらい。AIについては、AIの問題点とそれに関連した規制の話など。規制に関していえば、EUが prescriptive な、つまり、出来るだけあらかじめ細部を決めようとする方向なのに対し、USは、どちらかといえば descriptive な、つまり、まずは大きな方向性を決めようという方法で、かなり違いがあるとのこと。EUは、家電製品やIT機器等に適用されているCEマークのようなものを考えているようで、認証の基準としては、現在最終ドラフトが検討されているISO/IEC42001が、ひとつの候補のようだ。いずれにせよ、こうしたルール作りは、現実の技術の進歩に比べて5年ほど遅れているのではないかとの話だった。我が国の政府も、国際的なルール作りを主導したいと鼻息だけは荒いが、さて、先行しつつあるEUやUSを相手に、その両方の考え方の違いを調整して主導出来るだけの力が日本にあるとは正直思えない。結局、両にらみで動きがとれなくなり、国内の法整備が遅れる・・・なんてことにならなければいいのだが。

クロージングのキーノートは、タイの洞窟で遭難した子供たちの救助に携わったオーストラリアの医師の話。水が流れ込んで洞窟の奥に取り残された子供たちを救出する一部始終を語ってくれた。一刻を争う中で、二次被害を避けつつ救助を進めるプロセスは、インシデント対応などにも通じるものがある。様々な国の人たちが集まった混成チームのなかでも、きちんとコミュニケーションが維持されていたのが驚きだ。そういう意味でも非常に興味深い講演だった。

さて、そんな感じでイベントは終了。二時半にUberを予約してあったので、それでダウンタウンのホテルに移動することにしていたのだが、このあたりからちょっと体調が悪化する。朝から、少し風邪っぽい感じではあったのだが、ここにきて少し熱も出てきたようだ。ダウンタウンのホテルに移ってからも、調子は良くならず、薬を飲んで早めに寝ることにした。

今朝になって、状況は多少改善したかに見えたのだが、少し動くとまた熱が上がるといった感じで、結局、今日も夕方まで部屋で寝ていた次第。それほど高熱でもないので、普通の風邪だろうと思うのだが、会場の部屋のエアコンが効きすぎていたのが災いしたかもしれない。夕方になって、多少マシになったので、少し街に出てみた

メインストリートのブロードウエイあたりは、多くの人でごったがえしている。流石に人気の観光地。道沿いの店からは大音響の音楽。ニューオーリンズあたりとはまたちがった、極めてアメリカンな雰囲気の街である。

人混みを歩いていたらまた少し具合が悪くなってきたので、さっさと撤収することにした。帰りがけにコンビニで、また風邪薬を調達。ホテルの売店でフルーツを買って、それと、朝の残りのラップで晩飯にする。

さて、明日は朝4時起きでホテルを出て、空港に向かう。7時過ぎの便でアトランタへ飛んで、そこで羽田行きに乗り継ぐ予定である。さて、今夜は早めに寝て、明日に備えよう。

ISC2 Security Congress Day2

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イベント2日目の朝。ホテルのアトリウム。

会場で朝食をとったあと、キーノート会場へ。

今朝のキーノートもAI関連。昔から、考えるだけで何かが出来る魔法のようなものは想像されてきたのだけれど、いわゆるBrain-Machineインターフェイスが、AIの進化で、いよいよ現実のものになりつつある。動作や思考、感覚に伴う脳波パターンを学習させることで、脳波から、その時の動作や見聞きしたこと、さらには考えた事まで再現することが、実際に出来るようになっているのである。たとえば、考えるだけでPCを操作することや、思い描いたイメージを画像化することが実験レベルで可能になっている。電車やバス、トラックなどの運転手や飛行機の操縦士の脳波をモニターすることで、疲労や集中力の欠如を検知して、事故防止に役立てる研究もそろそろ実用の域に入り始めている。脳波を検知するデバイスも、イヤホンくらいのものが実用化されつつある。夢の世界はもうすぐ・・・ということなのだが、困った問題も発生する。会社や政府といった第三者に「思考」をモニターされてしまう可能性だ。会社がこれを使って、社員の仕事への集中度とかをモニターするようになったらどうだろう。強権国家が国民にセンサーを付けさせて、政策に反対する考えを持った国民を監視するような世界はどうだろうか。これはいわゆる「ディストピア」である。内心の自由がなくなってしまうことは、想像するだに恐ろしい。そんな世界が間近に迫っているから、AIの使い方をきちんと考えて、コンセンサスを作り、必要に応じて規制を設けるといった動きを今すぐにでも始めないといけないね。というのが、この講演の趣旨である。なかなか、考えさせられる内容だ。SFで描かれてきた世界がもうそこまで来ているのだとしたら、うかうかしてはいられないだろう。こうした技術の恩恵を最大限に受けつつ、デメリットや悪用を防いでいく方策を考えなければいけない。

今日のブレークアウトセッションは、ちょっとハズレが多かった。「トップから始めるセキュリティ文化」というセッションを聴いたら、「文化」の中身がほとんど出てこず、語り尽くされている「セキュリティにどうトップを巻き込むか」という話しに終始していたり、「クラウド時代のSOC活用とインシデント対応」という話を聴いたら、なにやら語り尽くされたクラウド利用の考え方についての抽象論ばかりで、具体的な話は、最後のQ&Aで少し出てきたくらいだったり・・。レッドチーム立ち上げの話は悪くなかったが、この話を一時間でまとめるのは難しそうだ。

唯一面白かったのが、ウクライナとロシアのサイバー戦争に関する話だった。クリミア併合の頃から、ロシアにサイバー攻撃を受け続けてきたウクライナが、今回の戦争でサイバーでも非常に善戦している話は、メディアなどでも伝えられているが、実際は相当に泥臭い戦いになっているようである。ロシアのプロパガンダサイトや主要なセクターのサイトの(使える)脆弱性の発見と提供をボランティアに呼びかけたり、攻撃コード(Exploit)の提供を呼びかけたり、自国の情報が漏れるきっかけになるような、国内のオープンなWebカメラの発見と情報提供を呼びかけたり、まさに総力戦の様相を呈している。さて、我が国でも政府はサイバー防衛の重要性を強調してはいるが、実際、紛争が起きた際に有効に機能する部隊を作れるかどうか、また、ウクライナのように、なりふり構わず、民間有志の支援を求められるかどうか、そうした有志の力を最大限に活用できる「司令塔」を構築できるかどうか・・・、これは大きな課題かもしれない。平時にはなかなか具体的に語りにくい内容だが、平時のうちに固めておくことが必要だろう。ウクライナにしても、クリミア紛争で痛い目を見ていなかったら、今回、ここまで善戦はできなかっただろうから、その教訓は活かしたいところである。

そんな感じで今日も暮れ・・・夕方には飲み物と軽食が展示会場で振る舞われたのだが、混雑していたので、コロナ一本だけ飲んで退散した。

暗くなったアトリウム、ハロウィーンモードなので、ちょっと不気味な雰囲気である。部屋に戻って少し横になり、それから晩飯を食いにでかける。晩飯のスタートは昨日と同じ地物のビール。

メニューに巻き物があったので「うなぎロール」を頼んでみた。アボカドが入っていて、カリフォルニアロールのウナギ版といったところ。

そんな感じでちょっとまったり、景色をながめたり・・・。

で、メインはサーモンである。昨日はは肉だったので、今日は魚にした。

それからほろ酔い加減で、アトリウムを歩いて部屋に戻って、これを書いている。

さて、明日は最終日。イベントは昼過ぎまでだが、朝のうちにチェックアウトしないといけない。終了後はダウンタウンに移動して、明日、明後日はナッシュビルのダウンタウンに泊まる。明後日土曜日はオフなので、ナッシュビルの街を歩いてみる予定だ。

ISC2 Security Congress Day1

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ドタバタな一日から一夜明け、今日からISC2 Security Congress開始。会場のホテルはハロウィーンモードになっている。

だだっ広いホテルの中庭の端にあるコンベンションセンターが今回の会場。

とりあえずのオープニング。ISC2のCEOのセッション。まずは、ISC2の活動の紹介と宣伝。

2023年には世界で550万人のセキュリティ人材が必要になるが、ぜんぜん足りていないとう話。(だから、ISC2が育成に力を貸す・・・という話なのだが)特に、エントリークラスの人材の戦力化や、他分野(IT関連以外の分野)からの人材の移動が必要だと言う。そのため、まずはエントリーレベルの認証資格であるCC(Certified in Cybersecurity)が昨年追加された。彼らが言うように、(本来の)セキュリティ人材が大きく不足しているというのであれば、育成は喫緊の課題だろう。まぁ、日本で言われている人材不足は、それ以前の問題(そもそも、ITの各分野でのセキュリティ意識が極めて低いから、「セキュリティ人材」が余計な仕事を背負わなくてはいけない)だとは思うのだが、であれば、さらに日本は人材育成でも周回遅れになってしまうような気がするのである。ところで、ISC2は、正式には(ISC)2 = International Information System Security Certification Consortium = IISSCC =(ISC)2 :アイエスシースクエア、だと思っていたのだけれど、いつのまにか、アイエスシー「ツー」になっていて、ロゴもISC2に変わっていることに今回気がついた。いつから変わったのか、ISC2のサイトを見たのだが、もう(ISC)2の記述はどこにもない。(なかったことになっている?)、でも、外部ではまだ昔の名称の認識が残っていて、例えばISOでは、協力団体として、こんな感じで旧名称が残っている。謎である。

オープニングのあとのキーノートでは、暗号資産の取引追跡の話があった。ダークウエブでの闇取引に関する捜査機関の暗号資産の取引(マネーロンダリング)追跡は一定の成功を収めている。様々な追跡妨害の技術があるが、その上を行く技法があったり、犯罪者がおかしたちょっとしたミスから追跡されてしまうといったこともあって、少なからず摘発が行われているようだ。

ブレークアウトでは、今回もAI関連のセッションを聴くことにしているのだが、今日聴いたセッションでは、AI開発におけるセキュリティの視点についての話しが興味深かった。いわく、AIに対する脅威には、いくつかの切り口があり、AIそのもの、つまり、その学習データに対する攻撃、学習モデルに対する攻撃、そして、AIを使用するアプリケーションソフトウエアへの攻撃という複数の切り口があるという。最後のものは、従来からのソフトウエアへの攻撃であり、対策もこれまで確立されている手法が応用できるが、先の二つについては、AI(そのアルゴリズムなど)への理解が不可欠で、いわゆるデータサイエンティストのスキルが必要になる。この部分は、一般のセキュリティ専門家ではなかなか取組が難しいのだが、残念なことにデータサイエンティストたちのセキュリティ意識はまだまだ希薄で、課題も多いと言う。(もちろん、後で述べるような研究も進んではいるのだが)AIのセキュリティを考える上で、データサイエンティスト、ソフトウエアエンジニア、システムの運用サイド3者の協力は不可欠だという。AIセキュリティでは、AI固有の問題がクローズアップされがちだが、それをソフトウエアで実現し、応用する以上、従来からの手法が攻撃に使用される可能性は高く、そういう意味では、今のセキュリティ屋の出番も少なからずありそうである。

ちなみに、午後にキーノートでは、AI研究者が登壇して、こうした面での研究が進んでいることをアピールしていた。メディアでは、いまだに数年前のAIが引き起こした問題(差別的な判断など)が引き合いに出されるが、そうした問題は過去の物になりつつあるという。Responsible AI(倫理的、法的な考え方を組み込んだAI)に関する研究の進歩が著しいということのようだ。実際この言葉を検索すると、GoogleやMicrosoftなどが研究を公表している。AIを使っていく上で、こうした状況にも注視していく必要があるだろう。

もう一つのセッションは、「過去のサイバー攻撃事例から学ぶ」という話だったが、「統計マニア」を自称するスピーカーが興味深い統計をいくつか紹介してくれた。

  • (一回の)データ侵害がもたらすコストの世界的な平均は445万ドルである。
  • 67%の侵害は被害者自身ではなく、第三者または攻撃者自身によって公にされている。
  • 8割以上のサイバー攻撃は、組織犯罪者による金銭目的のものである。
  • 74%のデータ漏洩は人的な要因によって発生している。
  • 56%の脆弱性が公表から一週間以内に攻撃されている。(一ヶ月以内のパッチなどと悠長なことは言っていられない)
  • などなど・・・。主な元ネタは、IBMのレポート「データ侵害のコストに関する調査」とRapid7のThe Annual Vulnerability Intelligence Reportらしい。

    その上で、既知の脆弱性への対処を怠ったために侵害を受けたケースが増大しているという。また、二重恐喝の標的型ランサム攻撃などでは、最初の切り口として、ソーシャルエンジニアリングが多用されるという。公開情報等からその企業の役員やIT管理者など権限を有する人の情報を入手し、なりすましてITサポートデスクに連絡して、一時的に多要素認証を無効化させるといったやりかただ。実際に、MGMはその手法でOKTAの認証を破って侵入され、ESXiサーバの脆弱性を悪用されて仮想マシンを暗号化されてしまったという。

    いわく、階層的防御(Defence-in-Depth)は、単に技術的なソリューションを複数使うということではなく、「人」「技術(ソリューション)」「運用(オペレーション)」すべての切り口で考えなければいけないとのこと。ある意味、「あたりまえ」のことなのだが、ともすれば、ベンダーの口車に乗せられて、ソリューションのみにフォーカスしがちな日本企業には耳が痛い話だろう。

    そんな感じでとりあえず聴いていたのだが、流石に眠気に逆らえず、午後の最後のセッションはパスして部屋で昼寝していたら、あっという間に日が暮れてしまった。夜にネットワーキングイベントがダウンタウンで開催されたのだが、面倒になってパスして、ホテルの中で晩飯を食う。この地物のビールはなかなかいける。ロゴがビットコインのロゴに似ていて、昼間の話を思い出した。

    で、メインはやはり「肉」。今回は控えめに、フィレを食う。

    そんな感じの一日。さて、明日は眠気に負けないようにしないとな・・・・

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