風見鶏のひとりごと(ブログ)

このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。旧ブログがシステムトラブルのため更新できなくなってしまったため、2023年10月に再構築しました。過去の記事は、こちら から参照できます。なお、ここに書いていることは、あくまで個人的な思いであり、いかなる組織をも代表、代弁するものではありませんし、無関係ですので念のため。 下のバナー画像は季節ごとに変えていますが、ブラウザによってはキャッシュされてしまって変わらないことがあるようです。季節外れの画像が表示されていた場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。
 

ぽかぽか陽気

| コメント(0)

連日20℃越えの今週。月曜はちょっとぐずついた天気だったが、昨日は気持ちのいい快晴。

昨日は少し寝坊したが、それでも7時過ぎに起床。このところ早起きモードなので、朝飯前と朝飯後にそれぞれ散歩をしている。朝飯前の散歩は、朝食の野菜煮込みを作っている時間つぶし、朝食後の散歩は食後血糖値を抑える(苦笑)ためである。

浅間山の雪もほとんど消えた。

青空の下の散歩は、やはり気持ちがいい。おのずと歩数も伸びる。昨日は食後の散歩までで6000歩、今日は7000歩を超えた。

昨日に比べて今日は少し薄雲がかかっているが、日差しは届いて暖かい。これを書いている昼前の段階で気温も18℃を越えている。

ところで、これを書く前にちょっと貴重な体験(苦笑)をした。このブログに画像ファイルを一括でアップロードするため、WinSCPというオープンソースのツールを使っている。今日は起動した際にアップデート通知が出たので、クリックしてダウンロードサイトに飛んだ。オープンソースのツールなので、維持するために寄付を募っているのだが、寄付する人は小数のようで、サイトには広告がベタベタ貼られていて、それを収入源にしているようだ。広告はランダムに表示されるのだが、今日の広告はちょっと紛らわしい奴で、「続行するにはこちら」というボタンがついている。実は、クリックしなくてもダウンロードができるのだが、ついついクリックしてしまうと、広告主のサイトに飛ばされることになる。で、今日はその結果として画面がロックされ、でかでかと警告表示とメッセージ音声がでて、「ウイルス感染しているので、ただちにサポートに連絡を」となった。これは、典型的なサポート詐欺サイトである。実際にウイルス感染などはしておらず、ブラウザを操作してPCがロックしたように見せているだけなのだが、知らない人だと焦って書かれている先に電話してしまい、詐欺に遭うことになる。PCを再起動してしまうのが最も手っ取り早い(メッセージではデータが壊れるので絶対再起動するなと言うのだが、大嘘である。ただ、例えば作業途中の文書ファイルやブラウザ以外に開いているアプリケーションがある場合は、作業中のデータが失われてしまう可能性があるので注意が必要だ)。ブラウザはフルスクリーンモードになっているので、エスケープキーで通常のウインドウモードにしてから×ボタンで閉じてしまえばいい。それが出来なければ、CTRL+ALT+DELで割り込んで、タスクマネージャを使ってブラウザを停止させる。それから作業中のアプリデータを保存し、念のためPCを再起動すると良い。通常の再起動が出来ないようならCTRL+ALT+DELで割り込みをかけると、画面の端に電源スイッチマークが出るので、それをクリックして「再起動」すればいいのである。再起動を妨げているプログラムがあれば、「強制的にシャットダウン」してしまう。多くの場合、これで問題は解決するのだけれど、再起動後に、ウイルス対策ソフト(市販もしくは、Windows付属のDefnderなど)でスキャンしておけば安心だろう。それでも動きがおかしくなるようならば、よく分かっている人に相談してみることだ。

こうした広告は、広告事業者がクッキーという仕組みを使って、利用者を特定して、その人のアクセス傾向に応じた広告を表示することから「ターゲティング広告」とも呼ばれている。特定の製品等のサイトを閲覧したら、それ以降、無関係なサイトでも、その製品の広告が表示されるようになったという経験を持っている人も多いだろう。これは、そういう仕組みなのである。今回の広告事業者はgoogleなのだが、事業者の審査にもかかわらず、こうした不審な広告が紛れ込んでしまうことも少なくないようだ。通常、バナーとして表示されている広告をクリックしなければ、こうしたことは発生しないのだが、あの手この手でクリックさせようとするのが、最近の広告全般の傾向である。また、広告を掲載しているサイトが広告収入を確実にするために、一旦広告を見ないと先に進めないような仕組みを作っている場合も多く、運悪く「踏んで」しまうこともある。びっくりするだろうが慌てず対処したい。警察庁のサイトが参考に出来るので、不安な人は見るといいだろう。

山も若葉の季節(追記あり)

| コメント(0)

唐突ですが、近所の猫など・・・。このところすっかり猫分不足につき。

さておき、世間が騒々しいGWも過ぎて、世の中的には日常回帰。私はと言えば、水曜日にメタボの定期診察で2ヶ月分の薬をもらって、木曜日には別宅へ移動である。ちなみに、米国での食生活の影響は検査には現れなかった。まぁ、毎日かなりの距離を歩き回っていたので、運動量が勝ったのだろう。問題・・と言えば、別宅へ移動途中の三芳PAで、ちょっとヘマをやって尻餅をつき、おかげで尻が痛いこと。直接見てはいないが、おそらく青あざになっている感じ。イスに座っても痛いので、ちょっと難儀している。全治1週間といったところか。手に持っていたデジカメも壊してしまったので、こちらも痛い。そろそろいい歳なので気をつけないといけない。

さて、昨日、一昨日と、ちょっとぐずついて天気だったのだが、今日は朝から快晴。気温もどんどん上がって、快適な一日となった。

あちこちに様々な花が咲いて、いい感じになってきた別荘地。アメリカ帰りの時差ぼけを利用した生活時間の修正は、いまのところうまくいっていて、今朝も6時起床である。

渡米前は、見頃だったこのあたりも、一部の遅い桜を除いて、もう葉桜になっていて、ところどころ、八重桜などが残っているだけになっている。

早起きしたので、朝食後の散歩も、まだ8時台。それでも気温は15℃くらいあって、風も心地よい。

見上げると、冬場は枝だけだった落葉樹が若葉をつけ始めている。青空バックの若葉もまたいい。

そんな感じの日曜日。天気もいいので、午後はベランダでBBQでもしてみるかな。


【追記】

で、こんな感じで・・・・。

午後から天気は下り坂で、この時間は雨は降らないものの、どんよりとした空模様。火起こしの時、着火剤の勢いが想像よりかなり大きくて、ちょっとビビった。今度からは外で火をつけてから炭だけ持ち込むようにしよう。

緑の季節に

| コメント(0)

旅から帰ってきたら、こちらはすっかり初夏の装い。ツツジもそろそろ盛りを過ぎて、木々の緑が鮮やかになってきた。これは昨日の様子。

散歩道の小公園、桜の木はすっかり緑になっている。

神之木公園の木々もすっかり緑である。

こちらのツツジはもう多くが花を落としつつあるのだが、一部はまだ楽しめる。

そう言えば、昨日は5月5日。旅に出ていて忘れていたのを、これを見て思い出す。

空は気持ちのいい五月晴れ。道沿いの花も色鮮やかである。

時差ぼけを利用して、朝寝坊癖を直そうといういつもの努力だが、昨日は頑張って6時起き。ただ、昼間に眠気が出て、結局昼寝してしまう。昼寝から起きて、先シーズンのアニメ一気観をやらかしてしまい、気がついたらもう日が暮れていた。

明けての今朝は、朝から雨。昨日洗濯しておけば良かったと悔やむが後の祭り。予報では今日は一日雨である。GWも最終日。することもないので、家にこもってあれこれ。旅帰りで洗濯しないと着る物がないので、やむなく洗濯してエアコンで除湿しながら部屋干し中である。明日から日常回帰。ちょっとリハビリしないといけない。

そう言えば、某帝国の皇帝陛下が、またアホなことを言い出したらしい。この前行ってきたサンフランシスコのアルカトラズ刑務所を復活させて凶悪犯を収容するとか。何を考えているのか、本当に時代錯誤も甚だしい。そんなことになれば、サンフランシスコの観光もダメージを受けるだろう。思いつきで世界をかきまわすのも、ほどほどにしないと、そのうちお尻に火が付くと思うのだが・・・。まったく困った物である。

帰国の途に・・ (追記あり)

| コメント(0)

LA行きの便は20分ほど遅延。それ以外は大きな問題も無く、午後10時半頃にLAXに到着。LAは低い雲に覆われている。これは着陸前の市街夜景。

空港から少し離れたホテルまで、Uberを使ったらチップ込みで100ドルほど。SFOからサンフランのダウンタウンまでより高いとは・・・。空港割増、夜間割増、大型車(小型車が予約できなかった)などの条件が重なったと思われるが、もう少し早い時間だと無料のシャトルが使えたので、なんとなく損した気分である。ともあれ、とりあえず無事にホテルに到着。SFでは、怪しい安ホテルだったので、普通のホテルは新鮮(苦笑)。一泊素泊まりなのが残念である。

とりあえず、寝て、起きて・・・朝7時過ぎにチェックアウトし、空港に向かう。

空港行きはホテルの無料シャトル。もうひとつホテルをまわって、30分ほどでLAX到着。ビジネスクラス(Delta One)専用ラウンジ直通の入り口から専用のセキュリティチェックを抜けてラウンジに直行する。ここのX線検査機はPCとかを出さなくていいので楽ちん。昨年はじめて使ったDelta One専用ラウンジは、フルサービスでなかなかの高級感。とりあえず、空港が見える屋外席で朝飯。

これを食べたあたりで雨が降り出してきたので、屋内に移動してこれを書いている。あと20分ほどで搭乗時刻。そろそろゲートに移動しつつワインでも調達しようか。


【追記】

搭乗予定時刻にゲートへ移動。免税店でワインでも・・・と思っていたのだが、ターミナル2には免税店無し。以前はターミナル3出発で、免税店があったのだが、もともと国内線中心のターミナル2にはないようだ。ターミナル3まで行って帰ってくると20分ほどかかりそうなので、ワインは諦める。搭乗は約10分遅れ。とりあえず、席について、ウエルカムドリンクのスパークリングワインをちびちびやりながら、出発を待つ。

出発はほぼ定刻。雲の上に出るが、カリフォルニアは北の方まで雲に覆われていて地上は見えず。とりあえず、窓は閉めて食事が出てくるのを待つ。ちょっと手違いで、和食ではなく、洋食の魚料理になってしまったのだが、たまにはこういうのも悪くない。

ちなみに、この機材(A350-900)の機内WiFiは、太平洋の西半分からアフリカにかけての範囲が圏外なので、米国沿岸を離れると繋がらなくなってしまう。現在鋭意エリア拡大中とのこと。繋がっている限りは、ただで使えるからいいのだが、早く太平洋路線全体をカバーできるようにしてほしいものだ。今回のルートはかなり北寄りでアラスカの直下くらいまで、沿岸を飛んだので、そこまでは繋がっていたのだが、一眠りして起きたらもう繋がらなくなってしまった。こうなると、あらかじめダウンロードしてあるビデオも認証が取れないので見られなくなってしまう。映画も特に観たいタイトルがなかったので、仕方なく、音楽を聴きながら少し書き物したりして過ごすことに。そんなことをしている間に、到着まで2時間を切り、朝食が(というよりは時間的にはランチなのだが)出てくる。こっちは和食で、豚の角煮など。

このあたりから少し気流が悪くなり、しばらく派手に揺れる。高度は12000メーター越えなのだが、雲の少し上くらい。高度を下げて行く間、少し揺れが続いたが、やがて落ち着いた。

羽田の天気がちょっと心配だったが、少し雲はあるものの晴天。23アプローチで、こんな景色を見ながら着陸である。

到着ゲートは例によって一番端も端。そこからL字になったコンコースの反対側の端にあるイミグレに向かうのはなかなかいい運動(苦笑)になる。とりあえず、入国は顔パス(笑)で通過し、税関申告はあらかじめ入力して取得していたQRコードをスキャンして通過・・・のはずだったのだが、なぜか出口でゲートが開かない。どうやら、最近、システムが変わって、QRコードをスキャンした際に指定された出口(4ヶ所のうち一ヶ所)から出ないとダメになったようで、そんなことは知らない私はその表示を見落としていたらしい。まぁ、係員にパスポートを見せて通して貰えたので大きな問題は無し。システムが変わったのならもっと大きな掲示をだしておいてほしいものだ。どうも日本のデジタル施策は使う側のことをあまり考えていない気がする。

さて、文句はさておき、羽田に置いてあった車にのって自宅へ向かう。駐車場代は結構高かったが、まぁ、大荷物を持って電車に乗らなくていいし、タクシー往復よりは若干安いので、よしとする。しかし、こちらの気温は向こうに比べてかなり高い。先週からカリフォルニアは低温傾向だったので、その差が余計に大きい。家の温度計では、殆ど真夏日である。

そんな感じで今回の旅は終了。まだ連休が少し残っているので、ちょっとゆっくりしよう。

RSA3日目の昨日は朝から連続5コマのトラックセッション。West keynteはクロージングまでないので、ある意味、一番充実している一日のはずだったのだが、朝飯を確保するために早起きしたら、容赦なく眠気が襲ってくる事態に・・・。なかなか厳しい一日になってしまった。印象に残っていたのは、脆弱性の修正情報をLLMで集めるという話。オープンソースのコンポーネントの中には、脆弱性の修正が他の更新にまざって行われてしまうものも少なくないという話で、その更新が脆弱性の更新を含んでいると判断しにくい場合があるという。そうしたものをすべて把握してタイムリーにパッチを当てることが難しい場合が少なくないので、開発元のサイトやGitHubをAIに監視させて、脆弱性の対応が含まれていそうなものをAIに判断させて情報収集させようという話である。そのためのLLMモデルを開発して公開しているらしい。パッチ管理にAIを使うというのはアリだと思うのだが、どうせなら、自組織のもろもろの事情を考慮の上、優先順位付けとか作業スケジュールを作ってくれるところまで行けば、かなり役に立つと思うのだが・・・。

午後3時過ぎから盛大なクロージングがあって、今年のRSAは無事に終了。その夜はまた寿司を食いに行く。前日の肉が結構重かったので、ラーメンか寿司か悩んだ末に寿司にした。

で、今日は一日フリー。夜の便でLAに移動し、明日の午前の羽田行きに乗る予定なので、昼間はすることがない。まぁ、天気もいいのでホテルを11時前にチェックアウトして、また海沿いに出てみることにする。

ケーブルカーが結構混んでいたので、また、路面電車にすることにして、待ち時間に電停4つくらい分を歩く。お天気は快晴。ピア27の客船ターミナルには、また別の豪華客船が停泊中。

で、またピア39あたりをぶらぶら歩いて時間つぶし。

こいつらは相変わらず臭い。今日は風が強いので遠くまで臭いが飛ばされてくる。

強い北風のせいで日陰に入ると結構寒い。RSAのウインドブレーカーを捨てずに持ってくればよかったと後悔する。

時間が余りまくっているので、久しぶりにベイクルーズの船に乗ってみることにした。

初日にアルカトラズへ行ったのだが、その時の船は単に往復だったし、天気もあまり良くなかった。で、今日は天気がいいので期待したのだが・・・。

天気はいいのだが、冷たい北風のせいで、外の席は凍えそうである。向かい風になる行きはとくに最悪で、身体が冷え切ってしまった。

ゴールデンゲートブリッジをくぐって折り返して戻ってくるのだが、帰りは追い風なので多少はマシ。でも、行きで身体が冷え切ってしまっているので、やはり寒い。

海側から見たピア27の客船など。

雲か霧かよくわからないが、ゴールデンゲートブリッジのタワーの先端にかぶっている。この景色は初めて見る。

帰りはアルカトラズをぐるっと回って港に戻る。

船を下りてまた少し歩いていたら小腹が空いたので、またピア39のBubba Gumpに行ってクラムチャウダーとサラダ(+コロナ1本)を注文する。今日は手が回っていないのか、注文を取りに来るのが遅くて、ちょっとイライラ。でもまぁ、時間は余っているので問題はなし。腹も膨れたので、またぼちぼちフィッシャーマンズワーフを歩いてケーブルカー乗り場まで。

ケーブルカーも結構混雑していて30分以上待つことになったが、これも問題なし。

ホテルに戻って預けてあったスーツケースを回収し、Uberで空港に向かう。結局空港に着いたのは午後5時過ぎで、いい時間になってしまった。それでも、LA行きの便は8時台なので、まだラウンジでゆっくりできる。

そんなわけで、現在ラウンジでこれを書いている。あと15分ほどで搭乗。そろそろゲートに向かうとしよう。

RSA2025: Day2

| コメント(0)

RSAコンファレンス2日目。二度寝には気をつけようと思っていたのだが、二度寝どころか、今朝は起きることすら出来ず、結局、また朝食と朝一のセッションを逃してしまう。

今日の最初のセッションは、CISOになった人が、最初の3ヶ月をどう過ごすべきかというセッション。日本ではちょっと聴けないセッションなので聴いてみた。

要約すれば、最初の3ヶ月の間に、CISOとしての自分の足場を確実なものにしろという話。まずは、自分が新米CISOである前提で、スタッフや経営陣とのコミュニケーションを深めつつ、自社の現状を整理して課題を把握しろという話である。何かを変えるのはそれからでも遅くないし、焦って成果を出そうとすると失敗するぞ、という話である。やはり、CISOという仕事に気負ってしまう人が多いのだろうが、まずはしっかりと地に足を付けて・・・という基本的な話である。

それから午前中のキーノートを聴く。メインの登壇者はこの人。

元NBAのスーパースターで、現在は実業家の"マジック"ジョンソン氏である。ちょっとしたサプライズで会場は大盛り上がり。ビジネスの世界に入ってからの話はなかなか興味深いものだった。

昼休みにまた少し展示会場を歩く。これは会場の片隅にあるSOC。

午後はAIの話とレッドチームの話など。AIの話はどちらかと言えば基本的なもの。AIのデメリットや課題、メリットなどを整理したもので、具体的な話はあまりない。・・・というか具体的な話が出そうなセッションは、既に満席になっていて、空席待ちの長蛇の列が出来ている状況なので、いたしかたない。

レッドチーミングの話は、いかに対策が手薄な所を狙うかという例として、社員の自宅住所をLinkedInなどで調べ、会社の人事部門などを装って、特別表彰的なメッセージとAmazonのギフトカード贈呈のQRコードを手紙で送りつけるという話である。当然QRコードに含まれたURLはフィッシングサイトである。自宅でのアクセスは私物のスマホなどで行うので防御が手薄になる。とりあえず、会社のID,パスワードとワンタイムパスワードを入力させ、リアルタイムで認証を横取りしたあとで、本物のAmazonギフトカードのサイトに飛ばす。実際、50ドルの本物のギフトカードを入手できるので、疑われる可能性は低い。50ドルは攻撃者の負担だが、会社のアカウントを盗めるので、安いものである。しかし、この種の攻撃は、フィッシングだという種明かしの後でも、ひっかかる社員が後を絶たないというから根が深い。

最後のキーノートが終わったのが4時過ぎ。それから一旦宿に戻って一休みし、それから夜の会食に出かける。相手は仕事先の人たち。ちょっと早く着いたので、周辺を少し歩いて時間つぶし。

お店は、サンフランシスコに来ると一度は行く肉屋さんである。

ちょっと値が張るのだが、うまい肉が食えるので、お気に入りなのである。お腹いっぱい、ほろ酔いになって、いい感じで今日を締めくくる。

8時前でもまだ明るい夏時間のサンフランシスコ。少し冷えてきた風がかえって心地よい。ぶらぶらと歩いて、コンビニに寄り、買い物をしてから宿に戻る。

そんな感じで2日目も終了。明日は最終日。寝坊しないように今夜は早めに寝よう。

RSA2025:状況開始

| コメント(0)

昨日から一連のRSAイベント開始。最初はプレイベントのCSA Summitから。

クラウドセキュリティのイベントなのだが、いきなりこれ。

実際、講演の半分がAI関連。まぁ、AI基盤の多くがクラウドであることを考えれば、かすっていなくはないのだが、IoTやゼロトラストあたりから、こういう新しいネタを好んで取り込んでいるCSAである。ちなみに、RSAの本番でもAI関連のキーノートやらトラックセッションが幅をきかせている。一昨年辺りからこうした傾向が顕著になっているのだが、今年は実用レベルの話がほとんど。セキュリティの世界でもAIをどう使ってくかというのが大きな課題になりつつある。こうした新しい技術は、多くの場合、「脅威」サイドが先行する。「防御」側は必死でそれについていかなくてはいけないので、そうしたことがコンファレンスにも反映される。初期のクラウド同様、「使うか使わないか」の議論から「どう使うか」という議論への移行は待ったなしなのである。CSAの創設者である Jim Reavisいわく、この状況はクラウドと同じで、CSAとして積極的に取り組んでいくべき分野なのだとか。まぁ、分からないでもない。CSAに片棒を担いでいる身として、興味はあるのだが、まずはどう使うかをあれこれ考えて見たいところだ。

昨日の夕方には展示会場もオープンして、Welcome Receptionが開かれる。とりあえず、軽く食い物を腹に入れつつビール片手にすこし会場をまわってみる。こちらも、AIが大はやり。猫も杓子も・・・という感じである。とりあえず、晩飯代を浮かして宿に帰る。今朝はうっかり二度寝してしまい、会場の朝食と最初のセッションを逃す。今日からRSAの本番なのだが、まだ時差ぼけが改善せず、次第に英語が頭をすり抜けはじめ、気がつくと意識が飛んでいる・・という状況がしばしば。困ったものである。とりあえず、なんとか一日を終えて、夕方宿に帰り、それから晩飯を食いに、またケーブルカーで海沿いまで。

明日の夜は会食でステーキハウスに行く予定なので、今日はシーフード系で軽くすませることにした。で、いつものBubba Gumpである。

晩飯を食い終わって、そろそろ午後7時半くらい。でも、まだ外は十分に明るい。

ほろ酔い加減で風に当たりながら、ケーブルカー乗り場へと歩く。

ケーブルカー乗り場は空いていたが、ケーブルカーがなかなか発車せず、30分以上待たされてしまった。

で、宿に帰ってこれを書いている。そう言えば、今日の講演で、インシデント対応にAIを使うという話があった。侵害を受けた際、攻撃者の動きをAIで予測して手を打つことで、仕事への影響を最小限にしながら対応ができるというのだが、コンセプトはわかるものの、はたしてそううまく行くのかちょっと疑問が湧く。結局、モグラ叩きになって、ネットワークを一度停めた方が早い・・・なんてことになれば本末転倒である。少なくとも人がAIのアドバイスを受けながら動くのでは、対応が遅れてしまいそうだから、少なくとも対処も含めた自動化が必要だろう。たとえば、SIEMとXDRの両方をAIに任せて対応させるような形だが、そんなソリューションがあったとして正しく機能するかどうかをどのように検証したらいいのだろうか。机上演習的なシナリオをいくつか用意して、シミュレーションをするという形しかなさそうだが、実際のインシデント対応では、その組織のビジネスや業務の重要度、優先度などの要素も加味しなくてはいけない。AIがそこまで見てくれることが理想だが、そのためにはそうした情報をAIに学習させる必要がある。つまり、ユーザごとにカスタマイズが必須になるだろうから、これまた簡単な話ではなさそうだ。ただ、攻めてくる側がAIを使った自動化を進めてくるのであれば、受ける側も同じ事を考えざるを得ない。近い将来、インシデント対応(の少なくとも技術的な部分)はAIに委ねなければいけなくなるのかもしれない。

さて、明日は2日目。寝坊しないようにしなくては・・・・

今日も暇つぶし

| コメント(0)

もう何十回も来ているサンフランシスコで何も予定がないと、だいたい時間を持てあます。飛行機代を安く上げるために早めに来たのだが、例によって何もする事が無い。これまでは、時間つぶしにぶらぶら歩きまわる事が多かったのだが、最近膝やら腰やらあちこち痛くて、あまり長時間歩き回るのが辛い。かといって、宿でゴロゴロしていると、それはそれで身体に悪い。仕方が無いので、今日もまた海辺に行って時間つぶしである。

日曜日でケーブルカー乗り場が激混みだったので、今日も路面電車にしたのだが、本数が少ないので、電停3つ分を歩きながら待つ。とりあえず、今日もピア39辺りへ行って、こんな景色を見ながら、ぼーっとする。

臭いのを我慢しつつ、のったくっているこいつらを観察。

何かのイベントだろうか。湾内で船が放水している。

天気はイマイチだが、幸い雨は降ってないので、こんな景色を見ながら時間を潰す。

少し歩いて、ベンチで少し休んでを繰り返していたら小腹が空いたので、またBubba Gumpに行く。例によって誘惑に負け、昼からコロナを・・・。

少し離れたピア27の客船ターミナルに大型客船が入っていたので、ちょっと見に行く。

いつも見るたびに、一度乗ってみたいと思うのだが、さて、いつになることやら・・・。今日辺りから、そろそろRSAコンファレンスの参加者が街に増えてくる。(私もそうなのだが・・・)RSAのバックパックを背負っているのですぐわかる。そんなことをしているうちに、日本からの知り合いたちが、続々到着。チャットで連絡が入り、晩飯を一緒に食うことになった。一旦、宿に帰ってちょっと昼寝をして、夕方にユニオンスクエアの角で待ち合わせをする。

仕事先の同僚2人。近くのレストランで食事しながら、あれこれお話しする。二人とも、今日着いたばかりなので眠そうな雰囲気。今日のところは、あまり遅くならない時間で切り上げて、ホテルに戻る。

さて、明日からはイベントが始まる。明日はプレイベントのCSA Summitに参加する予定。会場で朝飯を食おうとすると早起きしないといけないので、今夜は早めに寝るとしよう。

サンフランシスコ散策

| コメント(0)

今朝はちょっと寝坊。時差ぼけで体内時計が狂っているので、いくらでも寝られそうな感じだが、頑張って一旦8時頃に起床。朝飯を食って、特にすることもなく、またゴロゴロして昼頃まで。これはいかんと外に出て、とりあえずバッジをもらいに、RSAコンファレンスの会場(モスコーンコンベンションセンター)へ向かう。

そう言えば、昨日から頻繁に見かけるこれ。

見ると、運転手がいない・・・。某中華系検索系グループ企業の自動運転タクシーである。どこへ行っても数分に一台はみかけるから、いったい何台走っているのだろう。実証実験中のようだが、特に問題なく走っているようだ。この車は米国系だが、この分野では某東方大陸系国家も幅をきかせている。体制の良し悪しはさておき、こうした技術を国を挙げて開発している某国。巨大IT企業が資金力にものを言わせて失敗を恐れず開発を進める米国。規制しても、関税をかけても、結局は自国で競争できる技術を持たなければ勝てないということなのだろう。開発のスピードも含め、我が国や業界は根本的に考え方を改める必要がありそうだ。

会場の入り口には金属探知機とX線検査機があって、ものものしい感じになっている。とりあえず、バッジとバッグを受け取って、それからまた、ぶらぶらとマーケットストリート方面へ歩く。

ここで、路面電車に乗って、また海沿いへ向かう。

昨日も来たピア39。今日は日差しがあって、昨日ほど寒くない。土曜日なので、なかなかの人出になっている。

昨日はアルカトラズを歩き回って腹が減ったので、ここで昼飯を喰ったのだが、今日はそれほど腹も減っていなかったので、とりあえず歩いて回る。見ると、ここにもRSACの看板。この街で開催される最大級のイベントの一つなので、あちこちに歓迎の看板やら、スポンサーの広告が見られる。

しかし人が多い。昨日の3倍、いや4倍ほど人がいて、ちょっと疲れる。とりあえず、海沿いでこんな景色などを見ながら一休み。

アザラシやトドの大群もいつもどおり。

ピア39からフィッシャーマンズワーフに向けて歩くが、やはり人が多い。

そこからさらにハイドストリートのケーブルカー乗り場を目指す。ケーブルカー乗り場の脇にある「アルゴノート」ホテル。「冒険者」という名前が港のホテルらしい。

ケーブルカーは思ったほど混んではいなかったものの、それでも2台待ち。とりあえず、ユニオンスクエアまで乗って、また少し散策する。

いいかげん歩き疲れて宿に戻り、昼寝する。それから、コンファレンスの参加セッション選びなど。やはり、セキュリティの世界でもAIの応用が進みつつあるのだが、めぼしいセッションは既に多くが満席。完全に出遅れた感じで、関心の高さがうかがえる。

6時過ぎに晩飯へ。外に出たら小雨になっている。まぁ、傘を差すほどの雨でもないので、濡れて歩く。今日は、少し歩いたところにある日本食のお店へ。定番のビール、枝豆、寿司+刺身を注文。

初めての店で、なかなかチャレンジングな選択なのだが、食べた感じ、特に違和感はなかった。麦酒大瓶2本でいい気分になる。

そんな感じのサンフラン2日目。明日、もう一日フリーなのだが、どうするかは天気を見て決めよう。

今日は午前中から海沿いへ。2年ぶりのケーブルカー。今回、モバイル muni passというスマホチケットで市内のバス、電車、ケーブルカー全部に乗れるやつを買った。いつの間にか、自分がシニア割引の対象になっていることに、ちょっと愕然としつつも、有り難く使わせてもらう。コンファレンスが始まると日中は会場缶詰なので、実は3日分でよかったのだが、10ドルプラスで7日分が買えるので、とりあえず買っておいた。夜とか出かけることもあるかもしれないので。

お目当てはこれ。今まで何十回とサンフランシスコに足を運びながら、まだこれは行っていなかった「監獄島」アルカトラズツアーである。事前予約必須の人気ツアーなので、一度行こうと思いながらも行けずにいた。今回、日程に余裕があるので、初めて行くことにしたのである。ピア33の乗り場から、この船で渡る。

およそ30分間隔で出ている船だが、こんな船もある。これは、一つ前の時間の船。

実際に乗ったのはひとつ上の平船。見るからに揺れそうだが、実際に結構揺れた。

この島、元々は要塞島で、その後監獄になったのだが、一時期、アメリカ先住民に占拠されたこともあるらしい。先住民がインディアンと呼ばれていた頃の話である。あちこちに、占領を宣言する落書きが残っている。

今はカモメが占拠中のようで、フンの臭いが漂っている。

で、小一時間、のんびりと歩いて見て回ることに。

島のあちこちに花が咲いていて、「監獄島」の殺伐とした雰囲気を和らげている。

牢屋はこんな感じ。多国語対応の解説用レシーバーを受け取って説明を聞きながら回れる。

人が多いのと、急坂を歩いたのでちょっと疲れて、一時間ほどで撤収。帰りの船はどれに乗ってもいいのだが、乗り場は長蛇の列。こりゃ、一回待ちかと思ったが、どうにか乗れた。ゴールデンゲートブリッジやサンフランシスコ湾の景色を見ながら帰る。

結構歩いて小腹が減ったので、よく行くPier39のBubbaGumpへ。いや、我慢しようと思ったのだけど、近くの客がうまそうに飲んでいたので・・・。

ちょっと酔っ払って重い身体を引きずりながら、帰途に就く。

買い物もしたかったので、ケーブルカーを終点まで乗って、コンビニを捜してしばらく歩く。

しかし、以前あったコンビニが軒並み閉まっている。話には聞いていたのだが、治安の悪化で泥棒が増え、閉店するコンビニが後を絶たなかったとか・・・。宿の近くに一軒あるのだけれど、品揃えがイマイチだったので探してみるも、結局空振りに終わる。

仕方が無いので、近くのコンビニで水を調達し、流石に疲れたので宿に帰って昼寝する。この時点で歩数は1万3千歩を超えている。流石にちょっと歩きすぎ。で、結局夕方まで寝て、それから晩飯へ。

前回も行ったレストランに行き、久しぶりに肉を食う。ちょっと食い過ぎたが、たまには肉を食わないと元気がでないので・・・。食いながら、重要なことを思い出す。熱海開催の某シンポジウムの最終回申し込みが30分後に迫っている。あわてて宿に戻って参戦。無事チケットゲットできた。いやはや、最近この種のシンポジウムの人気がすごくて、チケット争奪戦は苛烈なのである。

そんな感じのサンフランシスコ初日。明日もフリーなのだが、どうしようかな。